私が次に目を覚ますと知らない知らない天井が広がっていた。
一度気を失ったおかげか前ほど慌てることはなく、
落ち着くことができた。
一旦立ち上がろうとしたがそれはできなかった。
なんというか手足に力が入らないのだ。手足が動かないならば声をと思ったが声も上手く発することができなかった。
もしかして、事故のせいで全身が動かなくなったのではと考えていると
「ガシャ」と扉の空く音がして、話し声が聴こえているきた。
話し声はこちらにだんだん近づいてきて、私の目の前で止まった。
その後、「今、お世話しますね」という掛け声と共に、
そして、私の視界に緑色の髪をした少女が映り込んできた。
そして、少女に持ち上げられて、お世話された。
少女は私の世話をした後、部屋の掃除をし始めた。
私はとりあえず、状況整理のため、少女を観察していることにした。
私は観察していると私の記憶にない景色であることが理解できた。
そして、何故このような場所にいるのが疑問に思っていると
少女が鏡にかけていた布を取り払ったとき、衝撃を受けた。
なんと私の身体が赤ん坊に変化していたのである。
衝撃を受けている私の中でとある仮説が生まれてきた。
「もしかして、転生したんじゃないか」
頭の中で事故にあって赤ん坊になっているという説に当てはまるのは
その説だけだった。
「あの事故で私は重症を負っていた。救急車が間に合わずに死んだ。
そして、転生したということか」
その事実は少しショックなことだった。それは前世で私が死んだことを意味するからだ。
だが、こうして記憶があるのだから私は生きているということでもう一度人生を歩もうと思った。
「そうと決まれば赤ん坊の頃は言葉を覚えるべき」
と考え、言葉を覚えることにした。ついでに
「転生ものあるあるの魔力を子供のうちから鍛えよう」
と思い、特訓に励むことにした。
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3ヶ月後
あれから3ヶ月たったが私は衝撃の事実に気づいた。
ふと、思ったのだ。
「異世界であるはずなのに何故か言葉がわかる」
「異世界特有のスキルがあり、転生特典で通訳のようなスキルが備わっているのかもしれない」
「もし、そうなら、将来通訳のチートスキルを使って文官になれる」
私はその事実の確認のため。
「異世界物なら定番のステータスはあるよな」と思いつき、
ものは試しということで
頭の中でステータスと唱えた。
すると、予想通りステータスが浮かんできた。
しかし、そのステータスのスキル欄を確認すると
スキル:無
と表記されていた。
私は転生チートは無いということがわかり残念な気持ちになった。