海賊になって冒険を!!   作:夏の屋台

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意外に長くなってしまった。


与えられる者、与えられぬ者

「それではスキルの授与を開始する」

「スキルは神によって与えられる我々人類に与えられる祝福だ。

 どんなスキルを獲得してもそれを貶さないように」

 優しそうな神官長の宣誓によって、スキル授与式は開催された。

「ココナッツ村のカレイド

 スキル:植物成長促進」

「カルタ村のセイバー

 スキル:剣の天才」

 ……………………

 ………….|

 各領から来た新成人が

 列をつくり、私たちは順調にスキルを授与されている。

 私の列の位置はギリギリで来たため最後尾である。

 列が真ん中に移り、黒髪の少年が呼ばれたあたりでそれは起きた。

「アルフレッド・リフテン

 スキル:無し」

 周りに衝撃が走り列が乱れ

「祝福なしってことは…………」

「神に見放されたってこと…………」

 そんな声がではじめた。

 私はよくわからないが何かまずいことであると感じ、

 列の前の少年にどういうことなのか聞いてみると

「スキル無しは神からの寵愛であるスキルを受け取れないから

 神から見放された人物であるとされるんだよ」

「なるほど、ありがとう」

 説明を受けてもう一度前を向くと

 アルフレッド少年は膝を折り曲げて頭を地にふせながら

「どうして、どうして僕なんだよ」と泣き喚いている

 先ほどまで上機嫌で声を高らかにスキルを読み上げていた神官長はゴミを見るような目でアルフレッド少年を見た後、付き人の死んだ目をした神父を呼びだし、「祝福無しだ。摘み出せ」と指示を出した。

 神父は「了解しました」と短く返事をして

 アルフレッド少年を引きずって外に連れ出して行った。

 神官長は元の穏やかな顔に戻し、

「申し訳ありませんでした。ちょっとしたトラブルがありましたな」

「なに、貴方方が心配する必要はありません。皆さんは神に愛されているのだから」

 神官長はそう言って式を再開した。

 式は順調に進んでいき私こ名前が呼ばれ

「ディーネ・ロック

 スキル:海流操作」

 私はスキル聞きスキル無しでないことにに安心しつつ残念に思った

 なぜなら領は山間部に属しており、使い道がないからである。

 私はそのまま列を離れ、椅子に座りにいった。

 その後、

 列は順調に進んでいき最後尾のアーサーのところで

 再び、衝撃が起きた。

「ロック村のアーサー

 スキル:勇者」

「え、マジで」

 アーサーのそんな一声ののち

「マジかよ」「勇者誕生じゃん」

 教会は熱狂に包まれた。

「素晴らしい。貴方こそ神に愛された祝福の神子です」

「ひいては国に連絡し、教育を…………」

「いえ、まずはこちらに……」

「え、いきなり」

 神官長はアーサーを連れていった。

 神官長の不在で式は混乱したが

 神官長の要請で帰ってきた神父によって式は無事再開し、

 終わった。

 式が終わり教会を出ると

「おい、今まで偉そうにしやがって」

「お前はもう終わりだ」

「実家から勘当されて、よくて孤児院、悪くて奴隷だ」

「鼻の先で使われていた俺たち従子が騎士になって

 お前は奴隷だ」

「とんだ笑い話だな」

「ふふ、せいぜい奴隷として頑張ってくれ」

「「「俺たちは戦士系のスキルで将来安泰だけどな」」」

 広場では先ほどのアルフレッド少年が同年代の3人の少年に囲まれ.

 罵詈雑言を浴びながら、暴力を喰らっていた」

 私はあっけにとられしばらく見つめていると

 少年たちはこちらを向いて

「「「なんか、言いたいことあるなら言えよ」」」と

 言ってきた。

 アルフレッド少年の目が「助けてくれ」と語りかけてきたが

 私は女でスキルは海流操作と陸地では意味をなさないものである。

 私は「すいません。何もありません」という言葉を残して

 急いでその場を後にした。

「アルフレッド少年に。幸多い人生をあらんことを」

 私は彼が気の毒だったので祈っておいた。

 

 




アルフレッド君に幸あれさ
愉悦
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