シンデレラは遅れてやってくる 作:白雪(pixivでもやってる)
シャルルマーニュ(牡馬)(2018~)(栗毛)
父ドゥラメンテ
母サンドリヨン
父ドゥラメンテは社団の結晶のような超良血馬。
現役時代はクラシック二冠にとどまった未完の大器。
父父は大種牡馬キングカメハメハ。
父母はエリザベス女王杯連覇の女帝の愛娘アドマイヤグルーヴ。
母は善戦ウーマンだったが六歳秋に覚醒し日本ところか世界の現役最強馬まで登り詰めた悲劇のシンデレラ、サンドリヨン。
全兄(当馬にとってのおじにあたる)には三冠馬オルフェーヴル、二歳G1勝ちのグランプリ連覇ドリームジャーニー。
日本競馬の歴史が詰まった、競馬ファンなら興奮間違い無しの血統である。
ただ、サンドリヨンは超晩成型でドゥラメンテは初年度だったので産駒傾向も未知数。
サンデーサイレンスの3×3というのは当時かなりのチャレンジであった。
馬主はサタデーレーシング。
厩舎はおじ、母が所属していた池上厩舎。
■超良血、爆誕
体調不良でデビューが遅れ、10月にデビュー。
鞍上は池副謙一を迎える。
新馬戦を快勝し、エリカ賞へ進みここも勝利。
二歳シーズン二戦は無敗で終える。
■二頭の大帝
クラシックへ出走するための賞金を積むため、きさらぎ賞へ出走。
三馬身突き放して完勝する。
皐月賞は回避し、日本ダービーへ出走。
無敗の皐月賞馬エフフォーリアに次いで二番人気に支持される。
レースは中団に位置し、エフフォーリアが抜けた瞬間外から差しきろうとする。
同時に内からシャフリヤールが並びかけ、三頭がもつれあう接戦となった。
結果はまさかのシャフリヤールと同着。ハナ差でエフフォーリアが三着。
2010年のオークス以来11年ぶりのG1での同着となった。
その後クイーンエリザベス2世ステークスの前哨戦として小倉記念を叩きに使った。
ここは危なげなく勝利。
イギリスのクイーンエリザベス2世ステークスに出走。
出遅れ、最終直線で追い込むもバーイードに僅かに届かずクビ差で二着。
初の敗北となった。
帰国し、有馬記念に出走するもイギリス帰りの不調が響いたか三着に。
■その名は世界に響いていた
四歳初戦は大阪杯。
内からレイパパレとポタジェ、外からアリーヴォが来るなか、わずかな進路をこじ開け間から抜群の末脚で抜け出してG12勝目をとった。
またもやイギリス遠征し、プリンスオブウェールズステークスに出走。
シャフリヤールとはダービー以来の対戦となった。
だが最後方から豪快にまくり、五馬身の圧勝で海外G1も制覇。
一時帰国し、秋のレースに向けて放牧することになった。
秋はまた遠征し、バーイードへのリベンジを果たすべく英チャンピオンステークスに出走。
ゴール直前でベイブリッジを差しきり勝利。
バーイードにとってはこれが初黒星にして引退レースとなる。
そのまま香港カップへ出走し、ロマンチックウォリアーに次ぐ二番人気に支持される。
池副騎手が怪我したため、鞍上はレーン騎手が務めることになる。
直線でロマンチックウォリアーと激しい叩き合いになりゴール。
長い審議を経てハナ差で勝負を制した。
これによりG15勝となった。
最優秀四歳以上牡馬、年度代表馬に輝いた。
レーティングは132を貰い、日本歴代三位となった。(一位は母サンドリヨン、二位はエルコンドルパサー)
■無念の引退
ドゥラメンテが亡くなったが、五歳シーズンも続けることを発表。
ドバイターフではダービー馬ドウデュースの新旧ダービー馬対決が期待されたが、直前でドウデュースが回避した。
三連覇を狙うロードノースの追撃を軽くいなし勝利。
G16勝目をあげた。
帰国し、その後は宝塚記念に挑む予定であった。
……本来なら。
重度の屈腱炎を右前脚に発症。
完治に9ヶ月ほどかかることから、引退を発表。
同期で同じ時期に引退したエフフォーリアと同じ社団スタリオンで種牡馬として過ごすこととなる。
とはいっても、まず脚の治療からなので種付けは来年からだ。
■特徴
ストライド走法で走る馬で、小回り……中山競馬場が苦手である。
かなりの大きなストライドで走る馬で脚質は差しまたは追い込み。
非常に勝負根性に優れており、競り合いに強い。
ずる賢くもあるらしく池副騎手は「振り落とすか落ちないかのギリギリを見極めて馬体を揺らしてる」と新馬戦後コメントしている。
シャフリヤールの香港名は大帝です。
カッコいい。
シャルルマーニュの名前の由来の人物の別名はカール大帝。