Rimworld 四天王の軌跡   作:壺大好き大佐

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2話目その1

「ご飯出来たー?」

 

「コーゼズ!戻って来なさいって!」

 

次の日の朝を迎え、四天王の面々が依頼の準備に掛かる。といっても、シャワーを浴びたり朝食の用意等、至って普通の日常サイクルの一部を行なっている程度であった

 

「ちゃんと拭いて着替えないと、いつものやつ減らしちゃうからね」

 

「むー!ユミねーちゃんのケチ!レストラン!NAOKI!」

 

「ほーら、足元水滴溜まってるじゃない。風邪引かれちゃ面倒なんだから…」

 

湯上がり後禄に拭き終えず、裸のままダイニングに飛び込んだコーゼズに、ユミは調理の手を止めず注意する。その後一緒にシャワーを浴びていたパンジーに抱きかかえられ、洗面所に連れ戻された

 

「朝から元気だな」

 

「おはようございます!」

 

「おはよう。いつもながら良い匂いだ、腹が減るなぁ」

 

木の実や果物を詰め込んだ籠を担ぎながら、モリアネンが部屋へ入って来る。誰よりも早く起きた彼女は、周囲の警戒を兼ねて食料になりうる物を採って帰ってきたのだ

 

「いつもありがとうございます!」

 

「私に出来るのはこれ位だからな」

 

「あっ!モリねーちゃんおはよー!」

 

「おはよ。シャワー空いたわよ」

 

「おはよう。後で入るとしよう」

 

着替え終わったコーゼズとパンジーが合流し、調理した料理を配膳する頃に、朝の挨拶と共にサラも入室する。全ての料理が並んだ所で皆が席に着き、食事を始めた

 

目の前の料理を食べ尽くす勢いで掻っ込むモリアネン、小動物の様に頬張るコーゼズ、茹で卵や肉団子を1つずつ呑み込むパンジー、上品にスープを啜るサラと、各々の様々な食べ方が見て取れるが、皆美味しそうに食べていた。それが嬉しかったのか、ユミの食べる手も嬉々と進んでいた

 

全員食べ終わり、モリアネンはシャワーを浴びに、ユミとコーゼズが片付け、パンジーが渋々皿洗いをこなす。そこへ、プラスチック製のケースを手にサラが戻って来た

 

「皆さん、小型通信機の調整が終わりましたので、渡しておきますね」

 

スパイスティーの容器を仕舞い込んでいたユミの元へ、ケースから小さな機器を取り出したサラが近寄り、彼女に手渡す。受け取った物をよく見ると、髪留めに近い形のクリップと一体化しており、耳に挟むようになっていた

 

テーブルの布巾掛けと皿洗いが終わったコーゼズとパンジーも通信機を受け取り、感度調整を行う。身を清めてきたモリアネンも後から参加し、順次装着を完了する

 

「うむ、付け心地も悪くない。流石の出来栄えだ!」

 

皆が外へ向かう中、機械音痴な為サラと2人で何とか調整を終わらせたモリアネンが誉める。素っ気なく流そうとするサラの頭に手を置き、優しく撫でる

 

「また無理をしたんじゃないか?その身体になっても、相変わらずだな。大丈夫、お前はお前だ」

 

行こうか、と部屋を出るモリアネンの背中を見つめるサラの目は、どこか戸惑いと寂しさを感じさせる雰囲気であった

 

 

 

 

 

 

 

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