Rimworld 四天王の軌跡   作:壺大好き大佐

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2話目その2

『お早う諸君、よく休めたかね?』

 

建物へと到着した一行は、ドローンのプロジェクターから空中に投影された映像に目を向けていた。そこには、昨日ユミがやり取りしていた男、ゴードンが映し出されていた

 

「いっぱい寝たよ!」

 

『はっはっは、元気でよろしい』

 

「もう……」

 

年相応の無邪気な返答をするコーゼズに呆れるユミとは対照に、ゴードンはおおらかな態度で接する。その後退屈しのぎにうろつき始めるコーゼズを、パンジーが抱きかかえて大人しくさせたのを見計らって、言葉を切り出す

 

『改めて、予定通りテストを行う。詳細はサーニャが説明する。倉庫横の試験場に集まってくれたまえ』

 

そう言ってゴードンが指を鳴らし、少し遅れて地鳴りが聞こえてくる。見れば、木造倉庫の横手に有る人工芝生で整地された区画が徐々に開き、地面の下から鉄製のステージが迫り上がる

 

「四天王の皆さん、お早う御座います。本テストの指揮を執るサーニャと申します」

 

突如、背後から声を掛けられすかさず振り向くと、ゴードンの女秘書、サーニャが此方へお辞儀をしていた。頭を上げ皆の前に出ると、ツアーガイドの様な振る舞いでステージに案内する

 

「今回は、あなた方の基本的な戦闘技能を計測し、それを元に限界性能を予測、その後模擬戦を行い、収集したデータと照合します。…彼は本プロジェクトの担当主任、ケンイチ・ムラタ氏です」

 

ステージの土台横に有るコンソールを一心不乱に操作し続ける白衣姿の男は、紹介されたにも関わらず、何一つ変わらず作業に没頭していた。代わりに、横付けされたデスクの上に点在する小物達が、爪の様な四つ脚を展開し目に見立てたセンサーを点滅させながら、踊るように自身を左右に揺らしてアピールする

 

「「可愛いー!」」

 

それを見たコーゼズとパンジーが声を上げ、デスクへ駆け寄りそれらを手に取る。流石に鷲掴みされるのは想定外だったのか、コーゼズに捕まったモノは脚をジタバタさせていた。パンジーの方は傷付けないよう、端を摘んで角度を変えながら眺める。ふと視線を感じたパンジーがそちらに目をやると、作業していたケンイチが横目で2人を見ていた事に気付く

 

「あ…ごめんなさいね」

 

「いえ……」

 

騒いでしまった事を謝罪するパンジーに素っ気なく返したケンイチは、再びコンソールへと視線を戻す。その後ユミとサラとで、コーゼズの腕とパンジーの首根っこを掴んでサーニャの所へ戻り、説明を再開してもらった

 

「…では、最初のテストを開始します。指定したテスター以外は、ステージの外へ移動して下さい」

 

ユミを残して皆がステージから降り、ケンイチがコンソールの操作を終わらせる。すると、ステージを取り囲むように十字形のドローンが出現し、ドーム状にスクリーンを形成してゆく。それと同時に、ユミの足元から様々な機器が配置されたテーブルが迫り上がり、指示通り準備を始める

 

 

 

 

 

 

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