はい、皆さんこんにちは!
雪月風花です。
今回はえっと……第37話の『ネェル・アーガマ』以降のどこかになるかと。
それではどうぞ!
リィナ・アーシタ。
ZZガンダムを駆るニュータイプ、ジュドー・アーシタの妹である彼女は、可愛く、それでいて知的な、いわゆる優等生タイプの、ガンダムの世界ではまさに『妹オブ妹』と呼ぶにふさわしい妹であった。
だが、主人公に近しい位置にいる者の宿命とも言うべきか、リィナもやはり劇中、過酷な運命を背負ってしまう。
でもやはりそういう星の下に生れた者の宿命として、ギリギリの線でやっぱり助かってしまったりもする、
ということで、なんやかんやあった挙句、リィナが辿り着いた場所は……。
「わたしがあなたの教育係を任されたからには、レディの何たるかを徹底的に叩き込む、そう言ったわよね?」
「はい……」
新しい教官は厳しい人だと聞いている。
しかも、リィナにとっては尊敬する、直系の大先輩でもある。
逆らうことなど考えられない。
そんな大先輩の
とてもじゃないが、反抗など出来るものではない。
その音に
「……あなた、トト家の坊やのところで教育を受けたんですって?」
「はい……」
「そのグレミー・トトも……
「はい……」
「でもあの坊やの家、トト家は宇宙世紀に冠たる
「め、名家四天王……」
その口調は、聞いていた以上に
そんな彼女からこれから受けるであろう特訓を思い、リィナの顔が青ざめる。
グレミーのところで受けたレディ教育はとても厳しいものだった。
あの時より更に厳しい教育が待っているというのか。
「じゃ、言ったとおり食べなさい。優雅に。華麗に。笑顔で」
リィナの目の前に皿が置かれる。
その上に山と積まれた緑色の物体を見たリィナの顔が、恐怖に歪む。
「で、出来やせん、セイラパイセン! ピーマンだけは勘弁してつかぁさい!!」
「いいえ、食べるの! レディに食わず嫌いは許されないわ! この後、トマトにニンジン、ほうれん草も待っているのだから、ちゃっちゃか食べなさい! そら!!」
ホワイトベースでブイブイ言わせていた『金髪さん』ことセイラ・マスは、薄っすら綺麗な焼き色が付いた緑色のピーマンをフォークに突き刺すと、イヤイヤするリィナの口に無理矢理ねじ込んだ。
「いいから食べなさい! 優雅に! 華麗に! 笑顔で!!」
「許してつかぁさい、セイラパイセン! 死んだオヤジの
泣き叫ぶリィナの視界に、
「いい? リィナ。わたしがあなたの教育係となったからには、あなたを立派なレディに育て上げます! ミネバ・ザビと言ったかしら、あの小娘。あんなザビ家の小娘などより、よほど立派なレディになれることをお約束するわ。ジオニズムの提唱者たる父、ジオン・ズム・ダイクンの名に賭けて、この! アルテイシア・ソム・ダイクンが!! ……ね?」
「ひぃぃぃぃぃぃぃ……」
涙と鼻水で顔をグシャグシャにしていたリィナ・アーシタは、セイラによって口いっぱいにピーマンを詰め込まれながら、ゆっくりと意識を失った。
はい、ということで第17話でした。
頂いた感想で『リィナ・アーシタの話を見たい』と振られたので、
何かあるかな~とwikiを見ながら考えたところ、こんなお話を
思い付いちゃいました。
ちょっと、リィナには酷な結末になっちゃいましたね。
でも、広島弁のリィナは、なかなか面白い話になったんじゃないかと
思っています。
いかがでしたでしょうか。
ではまた次回、お会いしましょう!
( ฅ•ω•)ฅ ニャー!