隣のガンダムさん   作:雪月 風花

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【機動戦士ガンダム】

はい、皆さんこんにちは!
雪月風花です。

今回はえっと……何話だろ。とりあえずリュウさんが生きてるどっかです。
第10話の「ガルマ散る」の前ではある、ということで。
それではどうぞ!


第2話 隣のリュウさん

 その日、ブライト・ノア中尉は、親友でもあるリュウ・ホセイ曹長の部屋に来ていた。

 ムスっとした顔をしてその場に立つブライトを前に、備え付けのイスに座っていたリュウはため息を一つつくと、机の一番大きな引き出しを開け、中から封筒を取り出した。 

 封は綴じたままだ。開けた形跡は無い。

 

 やっぱり、という表情でブライトの頬が引きつる。

 ブライトは無言でテーブルに立ててあった文具入れに手を伸ばすと、そこに刺さっていたハサミを取り、リュウの前に置いた。

 アゴをクイっと動かす。

 開けろと言いたいのだ。 

 

 リュウは顔をしかめつつ封筒にハサミを入れ、中の用紙を取り出した。

 嫌そうな顔で流し読みして、すぐ用紙を封筒に戻す。

 

「……で? D以上は幾つあった」

「……Eが四つ、Fが二つ」

「要精密検査? あぁもぅ! だから言ったじゃないか、太り過ぎだって!」

「そんなこと言われたって、食事制限なんてオレには無理だよ、ブライト。食うことだけがオレの生き甲斐なんだから」

 

 すがりつくリュウをブライトは冷たく払いのけた。

 

「せめてさ、受け取ったならその場で確認ぐらいはしろよ。その封筒渡したの二か月前だぞ? 『再検査のスケジュールがまだ組まれてませんけどどうなってますか?』って連絡が来て初めて状況を知ったよ、こっちは。ついさっきだよ! オレには管理義務があるんだ。分かってくれよ!」

「怒るなよ、ブライト。血糖値が上がるぜ?」

「茶化すな!」

 

 ブライトの頭から湯気が出ている。

 場を和ませようとして失敗したリュウが頭を掻く。

 

 ブライトは、肺の中の空気を全て吐き出したと思うぐらい深いため息をつくと、後ろ手に持っていた青い大きな封筒をリュウに差し出した。

 リュウがキョトンとした顔をする。

 

 受け取ったリュウは、封筒の表紙を確認した。

 そこには『特定保健指導のお知らせ』とデカデカと書いてある。

 

「ぐはっ! メタボ指導が来やがった!」

「いちいち笑いを取ろうとするな!」

 

 吐血したようなオーバーリアクションを取るリュウに、ブライトの無情なツッコミが入る。

 

「笑い事じゃないんだぞ、全く。……早速スケジューリングするぞ、リュウ。いつなら都合がいい?」

「え? おい、再検と特定保健指導だろ? コアファイター飛ばしたって、半日掛かりになっちまうよ。その間にジオンが攻めて来たらどうする。オレは行かないよ?」

「リュウ! これは義務だ! 軍務だ! 予約取るから大人しく病院に行ってこい!」

「そんなぁ……」

 

 こうしてリュウは、ガルマの部隊が着々と迫る中、嫌々ながらも半日、ホワイトベースを留守にすることになったのであった。




はい、ということで第二話でした。

まさに、こんなのあったら、の世界で書いてみました。
「そんなのあるか!」と言わず、ニヤニヤして頂けたらと。
ではまた次回、お会いしましょう!

( ฅ•ω•)ฅ ニャー!
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