隣のガンダムさん   作:雪月 風花

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【水星の魔女】

はい、皆さんこんにちは!
雪月風花です。

今回はえっと……第7話の「シャル・ウィ・ガンダム?」の辺りなのかな。
それではどうぞ!


第4話 隣のボブさん

「うわっ、まーたトマト料理かよ! あーし、もう飽きたよぉ! ニカ()ぇ、何とかしてぇぇぇぇ!」

 

 株式会社ガンダムの本社と化したアスティカシア高等専門学園地球寮の一角で、一年のチュアチュリー・パンランチはウンザリといった大声を上げた。

 二年のニカ・ナナウラが苦笑を浮かべながら、抱きついてきたチュチュの頭をヨシヨシと撫でる。

 

 それもそのはず。

 

 チキンのトマト煮、トマトクリームパスタ、トマトオムレツ、トマトハンバーグ、トマトカレー……。

 付け合わせもトマトのオーブン焼き、トマトポタージュ、トマトのマリネと、地球寮がミオリネ・レンブランに接収されてからずっと、トマト料理が続いている。

 チュチュでなくても、皆うんざりしている。

 

「わ、わたし全然飽きません! 美味しい……ですよ? チュチュ先輩」

「それは認めるけど、社食始まって一週間、三食オールトマト料理だぞ? 連続して食べるにも限度があるだろうが!」

「ひぃ!」

 

 調理担当のスレッタ・マーキュリーがおどおどと反論を試みるも、チュチュの怒りの叫びにかき消される。

 そうなのだ。

 この状況には原因が二つある。

 

 一つは苦学生ばかりの地球寮の面々の為に、株式会社ガンダムで社食と称して無料で料理を提供するようになったこと。これは確かにありがたかった。

 そしてもう一つは、料理担当を申し出たスレッタが、ミオリネのトマトをえらく気に入ったこと、である。

 

 ちなみにお嬢様のミオリネは、こんなところで貧乏くさい食事などしないから、地球寮の社食のメニューなんてまるで知らない。

 

 ――わたしのトマトを社食用に使いたいって? 腐るほど採れるし、好きにすれば?

 てなものだ。

 

「別に、食いたくないなら無理に食わなくていいんだぞ! チュアチュリー・パンランチ!!」

 

 室内に大声が響き渡る。

 部屋中の視線が声の主に集中する。

 

「大盛りで頼む」

「あ、ありがとう……ございます」

 

 赤髪の少年が鼻息荒く、大鍋を前に配膳をしているスレッタにお盆を差し出す。

 スレッタがおずおずと、鶏胸肉のチリトマト煮込みをお盆に乗せる。

 

「その分オレが食べるから心配するな、水星女。ふんっ」

 

 室内に簡易的に置かれた会議用長机にお盆を置くと、少年はパイプイスにドスンと腰を落とし、一心不乱に食べ始めた。

 

 めぇぇぇぇぇぇ。

 

 近寄ってきたヤギが、少年のズボンの端をむしゃむしゃ食べる。

 一瞬の静寂の後。

 

「グエル・ジェターク!! あんた何勝手に社食食ってんだ!」

「あまりにも自然にお盆を差し出すから、一瞬違和感を感じなかったわ!」

「心配するな。食ったらとっととテントに戻る。あ、おかわりはするぞ」

「食う気、満々じゃねーか!!」

 

 アスティカシア高等専門学園地球寮の食堂に、株式会社ガンダムの面々のツッコミが一斉にこだました。




はい、ということで第四話でした。

水星の魔女は、今ちょうどやってるのでタイミング的にはいいですかね。
全シリーズをまんべんなく、とは思っているのですが、
しばらく水星の魔女をメインでやった方がいいのでしょうか。
ん~、悩む悩む。

とりあえずこれは全話見ているので、楽しく書けました。
知らないシリーズは、PCで調べながら書いてますもん。

ではまた次回、お会いしましょう!

( ฅ•ω•)ฅ ニャー!
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