隣のガンダムさん   作:雪月 風花

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【閃光のハサウェイ】

はい、皆さんこんにちは!
雪月風花です。

今回はえっと……クスィーガンダムvsペーネロペーの辺りなのかな。
それではどうぞ!


第5話 隣のガウマンさん

 ガウマン・ノビルは、反地球連邦組織マフティーの中にあって、ベテランの部類に入る優秀なパイロットである。

 

 しかも、地球連邦軍に捕らえられ人質として利用された時など、ハサウェイ・ノアに『裏切ったのか?』と問われるも、『こんな新型やっちまってください!』なーんて人質としての自分ごとの撃破を進言出来ちゃう程、忠誠心が厚いイケボのナイスガイだ。

 

 これはまさに、その時の話だ。

 

 レーン・エイム中尉はコックピットの中でガウマンにタブレットを突きつけた。

 目を白黒させるガウマンにレーンは言い放った。

 

「これはペーネロペーの極秘装備、サンライズ限定カラオケだ。サンライズ作品のOP・ED曲が全て網羅されている優れ物だ。貴様はこれからマフティーのガンダムのコックピットに飛び込むわけだが、その前に劇中歌を選ばせてやろう。お前が生きられるかは選曲次第だ。例えば……」

 

『オーラロードが、開かれた♪(聖戦士ダンバイン)』

 

 ガウマンの脳裏に、ライダースジャケット姿の青年が奈落に落ちていく幻影が浮かぶ。

 

「駄目だ! そのままあの世まで落ちて行きそうな気がする! これじゃない!」

「そうか。ならこれなんかどうだ?」

 

『夢を求めて、くじけた時は♪(魔神英雄伝ワタル)』

 

 ガウマンの脳裏に、今度はトラクタービームを浴びた少年が青色の壁に吸い込まれる幻影が浮かぶ。

 

「違う! 無事コックピットに入れそうな気もするが、これはフワっと上向きに吸い込まれるイメージだ。今回はこれだと失敗する!」

「そろそろ時間だ、さぁ選べ!」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

 ガウマンは目を血走らせながら、猛烈な勢いでカラオケリストを繰った。そして、一つの曲を選んで決定ボタンを押した。

 

「そしてオレのターン! オレが選ぶのはこれだ! この曲にライフを全て賭ける!」

「さぁ皆さん、ご一緒に!」

 

 レーンの声を背中に受けながら、ガウマンは夜空に飛び出した。

 

 

 落下するガウマンの耳横を、曲の前奏と風とが、激しく通り過ぎて行く。

 遥か視線の先に光の点が見える。

 あそこが目指す場所、クスィーガンダムのコックピットだ。

 

 前奏が終わる。

 歌が聞こえてくる。

 

『大事なことなんて自分で見つけるよ。教室の窓から見てる青空の下♪(絶対無敵ライジンオー)』

 

 ――恐れるな! 広い空だと思うから怖いんだ! クスィーのコックピットまで伸びる一直線の通路と思え!

 

『やりたいことばかりたくさんありすぎて、机の前になんてじっとしていられない♪』

 

 ――今だ!

 

 大の字になって全身に風を受けつつ大空を落下していたガウマンは、地面に足を向け、急降下に入った。

 落下速度が一気に上がる。

 

『非常ドアを開けるたびに、胸がなぜかドキドキする♪』

 

 脳裏に浮かぶ、白い戦闘服を着た少年たちの幻影と共にクスィーの通路を高速で滑り降りたガウマンは、コックピットで待ち構えていたハサウェイと、ガッチリ握手を交わした。

 

「やってみせろよ、マフティー!!」

「なんとでもなるはずだ!」

 

 この後、絶対無敵な劇中歌をバックに戦った、ハサウェイ駆るクスィーガンダムは、見事、ペーネロペーを撃破してみせたのであった。




はい、ということで第五話でした。

閃光のハサウェイはTVエディションを見ただけなので、
知識に欠けが多かったんですけど、まぁ何とかなったかなと。

尚、今回は
『ダンバインとぶ』
『STEP』
『ドリーム・シフト』
の三曲を使用しました。

各OPの映像・歌詞を見ながら読むと、ガウマンはこの幻影を見たのね、
と納得して頂けるかと。
面倒くさくて申し訳ありません。

ではまた次回、お会いしましょう!

( ฅ•ω•)ฅ ニャー!

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