はい、皆さんこんにちは!
雪月風花です。
今回はえっと……第7話の「シャル・ウィ・ガンダム?」の直後なのかな。
それではどうぞ!
デリング・レンブランはとっても偉い。
なにせベネリットグループの総帥だ。
彼の双肩にグループの社員及びその家族、ウン十万人の生活が掛かっているからか、常にしかめ面をしている。
だが反面、難しい年頃の娘を抱えているので、つい娘と衝突しては亡くなった奥さんの写真立てに弱音を吐いたりする、意外とクヨクヨしいのパパさんでもある。
さて。
愛娘ミオリネ・レンブランが株式会社ガンダムの設立を宣言した、インキュベーションパーティが開催された日の夜のことだ。
ピンポーン。
「開いている。入れ」
「お待たせしました、デリング総裁」
入ってきたのは、シン・セー開発公社のCEO、レディ・プロスペラだった。
「今日は大活躍でしたわね、お嬢さまは」
「身内だからといって特別扱いはせん。それより、早くブツを渡して貰おうか」
「そんなに焦らずともよろしいのに」
「くっ! いいから早く出してくれ、我が娘ミオリネの写真を!」
「ではお約束通り、五でお譲りしましょう。毎度ありがとうございます」
プロスペラはニコっと笑うと、メモリスティックをデリングの机に置いた。
デリングはスティックを引っ掴むと、急いでデスク上のPCにセットした。
部屋の壁にミオリネの写真が投影される。
教室で授業を受けている写真。食堂で食事を摂っている写真。誰かと話している写真……。
デリングは、スライドショーになっている娘の写真を食い入るように眺めた。
「おぅふ、うちの子可愛い……」
「あらあら、とんだ親バカですこと。あっ……」
写真に夢中になっているデリングを置いて部屋を出ようとしたプロスペラは、うっかり持っていた別のメモリスティックを落としてしまった。
プロスペラは慌てて拾ったのだが、デリングにスティックに書かれたタイトルを見られてしまった。
そこには『ミオリネ・マル秘写真』と書いてあった。
デリングの目の色が変わる。
【ここからしばらくJOJO風でお楽しみください】
「……今のはなんだ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……。
「あら、何かございまして?」
「しらばっくれるんじゃあない! 何だと聞いている!」
「さぁて、何のことだ? さっぱり分からないな……」
急ぎ部屋から出ようとするプロスペラを部屋から出すまいと、デリングがドアの前に立ちはだかる。
プロスペラがJOJO立ちをしてニヤっと笑う。
「
「いいや、買うね! 言い値で買うね!!」
「では二十で。毎度ありー!」
【JOJO風、ここまで】
「これは! ミオたんの寝姿か! はわわわわ。我が娘ながらなんと愛らしい……」
プロスペラは娘の盗撮写真に夢中になっているデリングを残し、そっと部屋を出た。
ところが。
「あ、今日はありがとうございました。スレッタのお母さん。えっと、父に何か御用だったんですか?」
プロスペラはデリングの部屋を出た途端、ミオリネと出くわしてしまった。
「えぇまぁ。でも用事はもう終わりましたの。総裁は中にいらっしゃるわよ?」
「そうですか。では失礼します」
ミオリネがデリングの部屋に入って三十秒後。
「このダブスタクソ親父がぁぁ!!」
外に聞こえるほど大きく、ミオリネの怒声が響き渡ったのであった。
はい、ということで第七話でした。
水星の魔女はもう少しで第二部が始まるということで、
ボブに続いてねじ込んでみました。
ほら、旬のガンダムの方が皆さんも分かりやすいでしょ?
ではまた次回、お会いしましょう!
( ฅ•ω•)ฅ ニャー!