這いよれ! ニャル子さん 無限螺旋の並行世界に来りて 作:黑米田んぼ
他の作品でやりたかった事の一つがこれだったため本当はもう少し後でやりたかったのですが結局我慢できませんでした。
ちょっとニャル子にあるまじきシリアスとギャグの詰まった私の3流妄想小説をお楽しみください。
20世紀 宇宙、それはまだ人間が自らの力で踏み入れる事のない神秘の世界。
そして、地球をバックに二つの流星が、何度も、何全回も、交差していた。
一つは、黒かった、漆黒の領域なまで黒く、黒鉄のその装甲は、まるで闇を宝石に、結晶にでもしたような姿だった、背中には飛行ユニット「シャンタク」がありそれはまるでコウモリの翼のようだった。それは、最高位の魔道書「ネクロノミコン」の原本「アル・アジフ」の最強の鬼機神(デウス・マキナ)神の模造品、名を「アイオーン」。
もう一つは青と黒の色をした鬼機神、アイオーンより一回り大きく背中に大きな甲羅、腕にはドラゴンのような折りたたみ式の鉤爪、ドラゴンのような翼と尻尾、顔は怪物のようだった。
名をガルグイユ、とある魔道書にて召喚された鬼機神だ。
数回の交差をするとアイオーンは一息入れるように一度止まり一気にガルグイユに攻撃を仕掛ける、アイオーンの大きな手には、バルザイの偃月刀と呼ばれる剣を持っており、同じくその周りに浮かんでいるのも同じくしかし炎を宿す、大量バルザイの偃月刀だった。
アイオーンは持っていた方ではない手で浮かんでいたバルザイの偃月刀を掴み関節部コクピットあたりを目掛け飛ばしていった、しかしガルグイユは防御壁を貼ってそれを防ぐしかしぶつけ続けているうちに防御壁は破っていった。
しかし残っていた刀はガルグイユの鉤爪で叩き落とし致命的な一撃は、無かった。
飛んでゆく2つの鬼機神。
『流石にやるな此処まで俺を追い詰めるとはな』
ガルグイユから声が聞こえる。まだ若い20代の男のような声だ。
「無駄口を叩くとはな、いよいよお前も僕に殺される気にでもなったか大魔導師」
アイオーンからも挑発するような口調で、しかし高い声少年のように聞こえる。
『大魔導師などと昔の呼び名を呼ぶな、俺のことは世界帝王と呼べ』
『ぶか、ロリコン帝王』
『死にたようだが、一つだけ聞いて置きたい事がある、貴様、俺に服従する気はないか?』
『に?』
『貴様は仲間を集い、この俺と戦いそして此処まで追い詰めた、此処まで追い詰めれば、流石に認めなければならない、だからこそお前は俺の家臣になるには十分なほど腕を上げている、認めよう、だから問おう、これまでの俺への狼藉を免除し、俺に忠誠を誓い家臣になる気はないか?』
(まるで魔王の「世界の半分をお前にやろう、だから私の部下になれ!」発言だな)
『どうだ、悪くはないぞ俺の家臣はな』
『・・そんなのとっくに決まっている、だが断るだ!人の日常全部台無しにしたやつの忠誠なんか従うか』
『そうか、ならば死ね、死霊秘法の主(マスター・オブ・ネクロノミコン)!』
再び二つの鬼機神が動く。
「クトゥグア!、イタクァ!」
彼が2つの名を呼ぶとアイオーンの手に二つの銃が現れる。
一つは赤い自動式拳銃、もう一方は冷気を固めたような回転式拳銃だった。
この二つは二柱の旧支配者クトゥグア、イタクァの力を宿す拳銃だった。
ドン、ドン
イタクァが放つ弾丸が鉤爪を避けガルグイユに致命的な所を撃つ。
これにはたまらず逃げるガルグイユ。
それを目掛けクトゥグアを撃つ。灼熱の弾丸がガルグイユを焦がす。
「貴様」
「どうだ少しは頭が冷えて、死が見えてきたか」
「ほざけぇ、小僧」
魔力を飛ばしアイオーンに近づけて鉤爪を振る。
それをバルザイの偃月刀で向かい打つ。
一つ目、左手の鉤爪がアイオーンの顔に迫る。
二つ目、右手の鉤爪がシャンタクごと横腹を引き裂こうと迫る。
アイオーンはバルザイの偃月刀を左手の方に引っ掛け、横腹に蹴りを入れる。
そして思いっきり離脱してバルザイの偃月刀を投げる。
「フン、これくらい問題あるか」
ガルグイユの左手で弾くが。
「ロイガー、ツァール」
ロイガーとツァールを召喚し、2つの短剣をブーメラン状に組み合わせ投げ、不意打ちを食らわす。
ガルグイユは左肩を大きく損傷した。
「そこだ!」
戻ってきたバルザイの偃月刀で止めをさそうとするが。
「調子に乗るな小僧!」
ガルグイユを動かし尻尾でアイオーンを攻撃した。
「がはっ」
吹き飛ばされるが何とか踏みとどまる。
あれこれ一時間以上は戦っているのでは無いのかと思ってしまうほどの疲労感が彼にはあった。
突然アイオーンの動きが止まる。
アイオーンは鬼機神のなかで最高のスペックを持つが同時にとんでもない弱点がある。
それは術者に魔力を依存し、足りないようであれば容赦なく魔術エンジン「アルハザードのランプ」が魂を燃やし二重の意味で術者の命を削ってくる。
それはまさしく、背中に火を担いで走るそのものだ。
だからこのままでは魂が燃えついて死ぬか干からびてやせ細った遺体になってしまう
「策を考える隙も休憩もせんぞ、このままくたばれェェェェ」
「うっ」
「くらえ!そして落ちろォォォォ」
ガルグイユのクローが迫る。
「かかった!」
しかし、そこにアイオーンはいなかった。
「っ、しまった」
(それはニトクリスの鏡だよおバカさん)
近づき至近距離でクトゥグア、イタクァをお見舞いしてやる。
ぐらつくガルグイユ。
「終わりだ!」
ガルグイユの中心部にバルザイの偃月刀が突き刺さると思った。
そう思ったその時だった。
「くっ」
「んな!」
「これは次元の穴か!なぜ!」
突然巨大な大きな穴が現れた、双方の魔道書からはまずありえなくよほどのことでない限りありえない。
「何なんだと一時は思ったが、だが見ろ奴はノロマだからな引きずり込まれているぞ」
見ると必死に逃げようとしているガルグイユの姿があった。
「これで奴も一貫の終わりだな、ざまぁないな」
そう思い、アイオーンの魔道書アル・アジフは笑う。このまま戦いが終わると思ったが。
「ん、ちょっと待てなんだこれは?」
「どうした・・・っ、うわぁぁぁ」
引き込む力が強くなって行く、これには引きずられているアイオーン。
「アル・アジフ!何とか出来ないのか?」
魔術師は言う。
「無理だ!シャンタクのフルパワーで逃げる方法ならあるがその時はお前が死ぬぞ!無茶しすぎた反動が今!来てしまったのだ」
そう!実際の戦いは20分も経っていない、しかしアイオーンは多くの魔力を使う上多くの魔術を使いすぎてシャンタクの出すGに耐えられないほど衰弱していた。
「・・・そうか」
「・・・おい、なんだその覚悟した顔は・・・まさかお前」
「そのとうりだ、僕がアイオーンから出るから出た直ぐに奴を銃撃して全力で逃げてくれ」
「おい、お前」
「君一人ならまだ新しい相棒を作れば良い、それに万が一のためのこれがあるだろう?」
その手にはアズベスク模様の本を見せた。
「それを使うのか!?」
「こんな写本でもお前に近い物だ、下手な魔術師の一人や2人どうにかなるものだ」
そう言い彼はアイオーンから出て行った。
「っく、この大うつけ者がぁぁぁ」
そうしてまた一人邪神の手の中で踊る物が一人この世界から消えた。
「やれやれ、全くなんなのかなこれは?」
闇の中一人の女が見ていた。
「このままじゃあ次を九郎君に回せなかったから手を出したけど何なのかなあれ・・・まぁいいや、時間がある時に調べてみるか」
「さてそろそろ次の幕を上げようじゃないか」
と思ったが流石に何も言わない無いのはGKとしてはダメではないのかと思ってもう一言言うと思った。
「まぁ何だね、せめて僕なりの声援を彼に送ろうじゃないか、何だかんだで君も気に入っていたしね」
「ああ、哀れな、哀れな少年魔道士忌むべき復讐相手と共に次元の穴落とされてしまって可哀想に可哀想に、君は何処へ行かれるのか、どんな哀れな結末待っているのだろうか?君の残りの事を僕は見ることが出来得るか分からないのが悲しいよ」
誰も聞けない闇の中で女は姿を変え姿を消した。
ほかの話もあるため余りにもゆっくり書くつもりです。
でも次の話は少し早く書きたい。