姫騎士学闘アヴェマリウス   作:トシアキウス

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 芽亜の訪れた朝の食堂はいつもより活気があるように思われた。

 八剣霧子対真理谷夕子の筆頭決定戦が急遽行なわれることとなり、この日の授業は中止になった。観戦には学年全員強制参加とはいえ、実質的には授業も試験もなんにもない休日が降って湧いたようなものである。真面目な生徒は勝敗や展開予測といった決闘内容そのものを話題にしているが、すっかり休日気分となって今日は何をして遊ぶか相談している生徒もいる。張り詰めているのは前座試合の志願者と、それぞれのお姉様に入れ込んで派閥争いの真似事をしているグループくらいであった。いずれにしても、芽亜から見ればお気楽なものである。

 芽亜は夕子に決闘なんてして欲しくなかった。夕子の筆頭就任に伴う己のスクールカースト昇格に興味はなくはないものの、常識的な感性がそれを打ち消した。なんせ真剣での斬り合いである。勝敗にかかわらず、いずれかは必ず死ぬか大怪我する、血生臭い儀式である。常識的に考えて頭のおかしい催しに、親しい人物が参加する。家族が大病を患うのに似た心持ちに芽亜は憔悴していた。緊張と心配でお代わりも一回しかできなかった。

 嶺鈴のときはこうも気にならなかった。芽亜自身が人質に使われて身の危険から逃れようと夢中であったのと、夕子が嶺鈴程度に負けるはずがないという信頼があり、事実その通りになった。しかし今度の相手は霧子である。身体能力は夕子が勝るとはいえ、能力と戦績を踏まえれば良くて互角といった塩梅で、生徒らの会話でも霧子が有利という意見が大半であった。そして芽亜にとっては何より、妹である嶺鈴をためらいなく処刑したあの精神性が恐ろしかった。決闘で不殺を貫くほどに心優しく、芽亜を甘やかしてくれる夕子とは正反対に、八剣霧子の本性は残忍で狡猾に違いない。

 宙に浮かべた剣と垂らした袖を血に染めて「キーリキリキリキリ! 我が地位を脅かす白子女はァ、ぐっちゃんぐっちゃんにぶった切ってやるキリよ!」と邪悪に高笑いする姿が容易に想像できた。金髪ツインテールは暴力ヒロインという類型が現実に存在すると、こうも笑えない事態となる。

 

 芽亜は一人で黙々と朝食を摂った。いつもと違い夕子はいない。話しかけてくる者もいなかった。中学生活の一時期のように無視されているのではなく、この善良な少女たちは芽亜の心情を慮ってくれているのである。とはいえその気遣いは世間知らずの姫騎士らしく垢抜けず、横切る際などあからさまにひそひそ声になられるのはいじめられているみたいで辟易した。

 手を合わせて「ごちそうさま」と小さく言う。もし自分が夕子の立場ならこれが最後の食事になったかもしれない。なんとも切ない気持ちがした。それに併せて反射的に、己はああいう立場には決してなるまいという保身の思考も湧いてしまった。

 

 

 芽亜が部屋に戻ると夕子は剣の整備をしていた。ゴミ箱をちらりと見れば血の滲んだ包帯とともにゼリー飲料のアルミパウチが捨ててある。市販のものではない。決闘はスポーツと違って殺し合いである以上、切腹のように臓物がこぼれ出ることがあり、作法の上でも内容物を清潔にしておかねばならない。このゼリー飲料はそういった対策をされたレーションの一種である。

 芽亜が何と声をかけたらいいかためらっているうちに、夕子は剣の整備を終えると、鞘に納めながら軽い調子で口にした。

「お化粧、手伝ってくれる?」

 芽亜は頷いた。

 いわゆる勝負メイクであった。姫騎士は身なりが整うほどに、化粧のノリのように神気のなじみが良くなるといわれている。美貌による自己肯定感が力になる。実用一点張りの軍服や無骨なボディアーマーより、勝負下着、勝負服、勝負化粧で身を飾った方が総合的には強くなる。ゆえに姫騎士学園の制服はデザイン重視であり、その改造も推奨されているのである。

 お手伝いといってもやれることはあまりない。肌の色が違いすぎるから芽亜とは化粧の仕方も違う。並べられた高級そうなコスメを、言われた通り順々に手渡しするくらいである。

 顔の化粧が終わる。元が化粧いらずなので劇的な変化はない。いつも通りため息の出るような美貌といえた。リップを変えたのか唇の桜色がいつもよりやや濃いめに見えた。ただ、肌の白さから死化粧を連想してしまった。

 髪も整える。

「お姉様、リボンは私に結ばせて」

「なら、お願いしようかしら」

 白い髪に黒いリボンを結びつける。激しい動きでも解けぬよう、それでいて型崩れせぬよう結びの固さを加減しなければならない。二度失敗してやり直した。生地が防刃の特殊素材らしく、弾性が独特なのである。髪の方はいつまでも触っていたくなるような手触りがした。

 ニーソックスを履き、剣帯をつければ完成である。剣帯からは弾薬盒などのオプションは全て外されていた。鎧通しと呼ばれる短剣を始め、棒手裏剣やガーターナイフといった暗器類は化粧品とともにテーブルに置かれたままである。夕子の装備は文字通り剣一つであった。鞘を見れば小柄もない。どうせなら芽亜の小柄をお守りに持って行ってもらいたかったが、これでは断念せざるを得ない。

 芽亜にできたのは結局、髪にリボンを結んだことと、夕べ寝る前に浮遊剣対策と称してガン○ムのビデオを見せたくらいである。

 

 カーテンが揺れる。朝日に照らされた白髪が淡く輝く。少し眩しげに目を細めながらも、自然な微笑が浮かんでいた。その姿は芽亜自身の無力感を反映してか、ひどく儚げで、消え入りそうに見えてしまった。

 芽亜は思わず、

「死なないで」

 と、口にしてしまった。負けないでとは言えなかった。負けてもいいからとにかく生きて戻って欲しい。発奮させるべき場面で命を惜しませるようなことを言う。姫騎士としては落第である。

 夕子はきょとんと、芽亜の言葉に珍しい表情を見せると、少し間を置いて、

「妹の頼みは、聞かないといけないわね」

 噛み締めるようにそう言った。

 

 

 コロシアムは姫騎士学園に数ある闘場の中で最もシンプルな闘場である。アリーナの床は砂面で障害物は一切無い。面積は広く摂られているものの、熟練した姫騎士の基準では白兵戦の範疇に入る距離であり、重火器を持ち出したとしてもその射程はほとんど活かせない。よって正面戦闘における強さ比べの場といえる。外観は古代ローマ風ではあるが、戦闘で陥没するおそれがあるため本物のそれと違って地下施設はない。一応格式を重視しているため観客用のスクリーンなどの設備や、売店やら食堂やらといった施設はない。ただしお手洗い(女子用のみ)と投票券の自動発払機は必須なので設置してある。

 

 クラス内での前評判と違ってオッズは夕子が優勢であった。とりあえず夕子の投票券と、ついでに前座試合の卍姫のそれを千円分ずつ購入して客席へ出ると、そこは思った以上に賑やかであった。

「スーパード○ァァイいかがですのー」

「焼きそばー、お肉たっぷり特製焼きそばー」

「たこ焼き六個二百えーん。十三個で四百えーん、一個お得、一個お得ですわよー」

「闘場名物ウィンナー盛りはメガ盛りも可ですわー」

 などと、野球場のように売り子がいる。いずれもお小遣い稼ぎの同級生である。聞けば購買の黒衣店員さんに雇われたという。需要はあるのかという疑念は客席を見渡せば氷解した。

 円形闘技場なので客席はアリーナのぐるりにあり、一年生用に指定されたエリアはその四分の一に過ぎない。ならば他のエリアはというと、一年生以外の観客がいた。右手側には芽亜も見知った教師陣が黒衣の補助教員とともに座り、左手側には制服にカピロテを被った怪しげな生徒たちがまばらにいて、それから正面の反対側には仮面に白マントというこれまた怪しい仮装集団が陣取っている。

「二人のバトルを見るためだけに、勢揃いってわけっすよ」

 皮肉を言うつもりで、悔しさの滲み出た声音であった。嶺鈴である。ジャージ姿であった。彼女は芽亜の隣にどっかと腰を下ろすと、きまり悪げに顔を向けないまま言った。

「昨日はごめん。メアっち」

 芽亜は二度見した。

「一つ、貸しってことにしてくれっす」

 素直に謝られたことよりも、串刺しにされて生きていたことや無事に動き回っていることのほうに仰天して、

「あっ、うん」

 と反応のままに頷いてしまう。

「えっと、怪我は大丈夫なの?」

「急所は外してあったんだ」

 いやそれはおかしいよ、あれはどうみたって致命傷だよという言葉は口に出さない。姫騎士学園で過ごす上で、この手のことは深く考えてはいけないのである。

「茶番だったんすよ。姉さんの振る舞いはさ。あたしのやらかしを有耶無耶にする。そのために姉さんは悪役ぶった」

 たしかに、純粋なサディズムの発露とみるには白々しさがあった。

「まあ真理谷夕子がしつこく戦いを拒んだから筆頭の座を、姉さんは一旦返上する羽目になったが……あの女め」

 あれだけ実力差を思い知らされておきながら、敵意は捨てていない。嶺鈴らしい諦めの悪さといえた。

「本当なら筆頭からガチの決闘をしかけることはできない。弱い者いじめになるからな。姉さんの方から手袋を投げるってのはそういうことっす。返上された筆頭の座を賭けて対等の立場での決闘、だから筆頭決定戦って、こんな大がかりなことになってしまった。ゴネ得ってやつっすよ、真理谷夕子の。っと、妹のメアっちにあの女の陰口言うのは駄目っすね。本音で喋って悪かった」

 お姉様を愚弄しないでよこの負け犬、と言い返すことはできない。この場に芽亜を庇護してくれる夕子がいないので、戦闘力で勝る相手の図々しい物言いには苦笑いを返すしかなかった。

「リンさんメアさん、お二方も何か召し上がってはいかが? このアルバイト歩合制ですの」

 と、ワゴンを押すクラスメイトに声をかけられる。夕子は空きっ腹で死闘に臨もうというのに、ソースの良い香りに誘われた程度で闘場グルメを楽しむなど不謹慎である。

「メアは焼きそば、あ、あとたこ焼き下さい。飲み物は何があるの?」

 夕子はソースが好きである。お祭り屋台の食べ物への憧れを、芽亜に語ったこともある。妹の自分が代わりに楽しんでおくのは、姉孝行といえるだろう。

「おビールは生ですがソフトドリンクは缶ジュースそのままですわ。お選びになって」

「なら、このタブクリアを」

 ちなみに姫騎士学園は治外法権なので飲酒喫煙に年齢制限はないが、姫騎士の脳にアルコールやニコチンを作用させるには特殊な神気制御が必要であり、それができない大半の一年生にとってはお酒や煙草は苦いだけ、臭いだけのものとなる。

「リンさんは?」

「今はちょっと、保険の先生に言われて食事制限がな……」

 ジャージをぺろりと脇までめくり、包帯の巻かれたお腹を見せる。芽亜には怪我の具合より、露わになった身体の線が気になった。身長が同じくらいなのでどうしても比較してしまう。

 微かに肋骨が透けているが起伏と肉付きはちゃんとある。体付きはそれなりでも、羞恥心の欠如は女性らしいとはいえなかった。包帯で覆ったせいでもあろうが下着もつけていない。見たところ大きさなら自分が上かなと芽亜はひそかに勝ち誇った。無論下着の効果であり、芽亜の愛用しているものは大きく見せるそれである。この小さな勝利の含み笑いを卍姫が見たら「いくら寄せて上げようと一寸法師の背比べですの」と切り捨てるかもしれないが、彼女は現在、闘場を駆け回り、木剣で舞奈花と打ち合っている。

「おかゆとかないんすか」

「中華粥なら」

「じゃあそれをもらうっす」

「あるんだ……」

 怪我人向けの需要らしい。

 

 たこ焼きをふうふうと少し冷ましてからぱくりと食べる。芽亜の横では嶺鈴が匙をせっかちに口に運ぶと、嚥下のたびに小さく悶えている。保温がしっかりしていたのか見るからに熱々の中華粥である。その熱が弱った内臓に染み入るのであろう。平静を装ってはいるものの、獣耳のひくつきの激しさから丸わかりであった。

「そんな急いで食べなくても」

「別に早食いじゃない。いつものペースっす」

「いや熱いよね」

「熱くないすよ。余裕っす」

 男子のような強がりを見せられる。

「別に熱くないけど、痛い」

 余計に駄目である。思春期のどうでも良い格好つけにしては度が過ぎている。

「でもこの痛みはさ、姉さんがあたしにくれたものなんだ」

 ジャージと包帯越しに、霧子に剣で刺された傷をそっとなぞる。

「姉さんが自ら汚名を被ったのはあたしのせいで、あたしのためだ。だからこれは戒めっす。姉さんの手を煩わせたこの痛みをあたしはさ、噛み締めなくちゃあ駄目なんだ。あの女とのこの決闘だって、姉さんとってはあくまで成り行き、あたしを助けるついでなんすよ」

 自戒するというのなら夕子に土下座するなり足を舐めるなりすればいいのに、お粥の熱さに悶えるくらいで済ますらしい。それに嶺鈴はついでなどと言っているが、あのときの霧子は無関係な芽亜たちを人質にしてまで夕子と戦いたがっていた。がっついていたといってもいい。別れ際の様子でも、頭は夕子のことで一杯で、嶺鈴のことなんてもはや眼中にないように思われた。

 無論そんな本音は表に出さない。今の嶺鈴が霧子の話をするときの口振りに、どこか危ういものを感じたのである。いうなれば以前はからりとしていた尊崇に、じっとりとしたものが混じり始めている。危うきに近寄らず、芽亜は話を逸らすことにした。

 

 食事に集中するふり、というよりも実際に集中して間を置いて、缶ジュースをんぐんぐと半分くらい飲み干すと、切り出した。

「客席の人たちみんな、芽亜たちと同じ姫騎士なんだよね。こんなにいっぱいいるなんて」

 闘技場自体が広いのでまばらに見えるが、数を数えれば二千人くらいいるかもしれない。

「筆頭決定戦の責任者は学長っすから、教員連中だけじゃない、二年三年、上級生連中も出張って来られたんすよ。酒の肴に」

 お酒の味がわからない一年生や、生徒の手前優雅にティーカップを――ブランデーの有無はともかくとして――傾けざるをえない教師陣と違い、上級生の客席では生ビールの売れ行きが好調なようである。

「メア、初めて見た」

 カピロテや仮面マスクといった怪しげな格好の人々がごく自然に飲食を楽しんでいる異様な光景もそうであるが、姫騎士学園でこんなにも沢山の人間を一度に目にするのは初めてのことである。

「あたしもだ。あたしら一年と上級生は原則、対面式が終わるまで接触禁止っすから」

 対面式と聞いて憂鬱になる。現在は一年生の一年生による一年生のためのクラス運営ができているが、対面式が終われば部活動とともに上級生との接触が解禁される。そうなればクラスに先輩方の影響力が、すなわち年功序列などの外的要素が入り込む。姫騎士学園はお嬢様学校などと嘯いているものの、その実体は体育会系の軍隊もどきである。一年奴隷、二年平民、三年貴族などという不条理がまかり通っても不思議ではない。

 この理屈でいうところの神様にあたるザマ先は「対面式がたーのしみザマスねー」と弾んだ声で言った後、打って変わって神妙な調子で「そうそう、これはほんとの親切ザマスが、あなた方一年生は接触禁止の今のうち、戦力強化に勤しんでおきなさい。この学園の封建制は、弱肉強食の結果ザマスから」と告げていた。ならば対面式なんて、ろくでもない行事に違いない。

「対面式の前に上級生を直に見る貴重な機会っす。売り子全員には情報収集を頼んでおいた。本腰を入れると気取られるから、あくまでバイトのついでっすが」

 昨日の決闘で大怪我をしたというのに、スパイ行為の指揮を取っているらしい。夕子に対してはともかく、クラス全体の利益追求には真摯であった。

 嶺鈴が双眼鏡を取り出した。

「メアっちも使うっすか?」

 芽亜が頷くと、

「――千疋狼」

 燐光が人型を形作ったと思えばもう一人の嶺鈴になっている。能力で生まれた分身は「ほいメアっち」と芽亜に双眼鏡を手渡すと、「終わったらあたしごと消してくれ」と本体に言ってスマホで電子書籍を読み始めた。

 

 双眼鏡を調べてみる。重さも手触りもその機能も本物と変わりない。分身能力の副産物である物品複製は、漫画などの物語で分身が全裸にならないための演出上の都合というふうに見過ごすには、便利過ぎた。ザマ先が千疋狼を屈指の当たり能力と評したのも納得である。日常生活では単純なマンパワーのみならず、例えば難易度の高いプラモなんかを複製してもらえば、練習用の複数買いがいらなくなる。我の強いクラスメイトたちが嶺鈴の命令を素直に聞くのは、彼女の人柄以上に、能力で対価を出せるからかもしれない。分身に宿題を手伝ってもらったりとっておきのお菓子を複製してもらったりする。金銭を介さずともわかりやすいギブアンドテイクが成り立つのである。幸いにもついさっき嶺鈴に貸しができた。分身の使い道に思いを巡らせば、芽亜の中の嶺鈴への敵意は消え失せ、むしろ彼女のことがどんどん好きになって行く。こんなに便利な女はいない。ぜひとも仲良くしたかった。

「リンさんリンさん。分身の持続時間はどれくらい? お札は番号もあって駄目だけど、自販機で五百円玉なら通用するかな? 試したことある?」

 嶺鈴は冷ややかな一瞥とともにため息をついた。

「だから隠してたってのに。しかも初っ端偽金とか、メアっちはさ……まあ、わかりやすいだけマシっすか」

 しまった。がっつきすぎた。千疋狼の能力を秘匿していたのも、手札を隠して戦うためというより、日常で今のように媚びられるのを避けたかったからかもしれない。

「言っておくがあたしの能力はクラスの統制は別として、利用したいなら貸し借りの一線はきっちり引いてあるっすよ。メアっちの場合はなんでも言うこと一日きく券一枚分ってところっす。こんなふうにはっきり言うのは気まずいが、あたしは奴隷になりなくない。メアっちとは今まで通り、ダチでいたいっすから」

 見透かされてきつい言い方をされたが、芽亜は嬉しかった。時折喋るだけの左程親しくない間柄から、はっきりと友人に昇格していたのである。お友達なら能力の恩恵を受ける機会も増えよう。芽亜を決闘に巻き込んでくれたユウお姉様様々といえる。

「うん。メアたち、お友達だもんね」

「こいつ……まあいいか。気を取り直して先輩観測っす。メアっちも何か気が付いたら言ってくれ」

 二人揃って双眼鏡を覗き込んだ。

 

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