Bad Apple   作:Marshal. K

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House Keeping

 Mar. 7th, 1943, Kiara's Dinner, Meatpacking District, NYC

 

「お、いたいた」

 

 ウェスト・ビレッジのアパートメントから少し歩いたところにある、食肉工場地区(ミートパッキング・ディストリクト)安食堂(ダイナー)。私はよくここに朝ご飯を食べにくる。今日もいつも通りライ麦パンのサンドイッチ――オニオン抜き――をパクついていると、そのことを良く知る友人がふらっと店に現れた。

 

「おはよう、ぐら」

「おはよう、アメ」

 

 相変わらずダウンタウンのダイナーにはあまりにも似つかわしくない、濃い青のラシャ地に黒いベルベットの襟がついたチェスターフィールド・コートに身を包んだサメの獣人がうる・ぐらは、カウンターの向こうの店主に「いつもの」と言ってから、私が食事をしている一番奥のボックス席にするっと入り込んできた。

 

「珍しいじゃない、ここに食べに来るの」

「まあ、たまにはね。それにクロニーが呼んでるってのを、伝えに来なきゃいけなかったし」

 

 例のヒルデブランド税理士の一件以来、クロニーからは何一つ音沙汰がなかった。

 あれから数日ほどで、ニュー・ジャージーの海岸でヒルデブランドが見つかった、という新聞記事を読んだくらいだ。モンマス郡保安官の発表によれば、トミーガンの弾倉丸々一つ分の弾丸が撃ち込まれていたらしい。文字通りハチの巣というやつだ。ぐらによれば、クロニーからベールズへの牽制らしいけれど、それ以降の動きは何も聞いていない。

 そんなわけで私はこの二か月間、去年までのような平和な――あくまで私立探偵としては平和な――日々を過ごせていたんだけど。

 

「新しい依頼?」

「たぶん」

 

 ウェイトレスがぐらのお皿を持ってきた。目玉焼きとトースト二枚、焼きトマト、エスプレッソ。そしてぐらがいつも頼む、黒いサラミ・ソーセージみたいなもの。

 

「どういう依頼か聞いてる?」

「いや、全然」

 

 ぐらが目玉焼きにナイフを入れると、とろとろの黄身が流れだした。それにソーセージを擦り付けて口に運ぶ。

 

「ねえ、前から訊こうと思ってたんだけど、その黒いサラミみたいなのって、何なの?」

「これ? ブラッド・ソーセージ」

 

 口の中の物を呑み込んでから、ぐらは続けた。

 

「書いて字の如く、血を詰めたソーセージ。ミートパッキング・ディストリクトだからこそ食べられる逸品だよ」

「ああ、そう......」

 

 まるで食欲が湧かない紹介をされてげんなりする私を尻目に、ぐらはお皿の上の物をもりもり口に運び続ける。

 

「そう急ぎでもないみたいだったけど、アタシの勤務の都合があるから、これから一緒にクロノ・タワーまで行かないかと思ってさ」

「一緒に呼ばれてるの?」

「そう」

 

 口の中の物をエスプレッソで嚥み下すと、ぐらは皿の上に残った卵をトーストの一枚でふき取りはじめた。もう一枚は、すでにぐらのお腹の中だ。

 

「一緒に行動させてくれるとは限らないけど、とりあえず依頼の説明くらいは一緒にしてくれるみたい」

「一緒に行動までさせてもらえれば、一番心強いんだけどなあ」

 

 本心だった。グレーな綱渡りの仕事なら、いままで散々やってきたと自信を持って言えるけれど、一線の向こう側――今やこちら側――の仕事については、私はまだまだ素人なのだ。悪徳警官が親友で、しかも一緒に動いてくれるとなったらどれだけ心強いか。

 

「アメなら大丈夫。一人でもやれるって」

 

 トーストの最後の欠片を口に放り込みながら、ぐらは言った。それは教え諭すような言い方ではなく、励ますような言い方でもない、当たり前の事実を指摘するような言い方だった。

 

「そう......そうね」

「そうだよ、アメならできるって!」

 

 突然、明るく突き抜けるような第三者の声が割り込んできて、私はびくっと顔を上げ、ぐらはぎくりと身を引いて、背後に立つ彼女に目を向けた。

 

「キアラ、いきなり後ろから声かけないでよ!」

「ごめん、ごめんって」

 

 明るく笑うこの女性、小鳥遊キアラは、このダイナーの店主だ。この地区の工場で働く、地味に舌の肥えた精肉労働者たちを相手に、故国オーストリアの自慢の味――ぐらが食べてるブラッド・ソーセージもその内の一つだ――と典型的アメリカン・ダイナー・メニューの双方を提供している。ちなみに店主おすすめの品はルイジアナ州仕込みのフライド・チキンだ。

 そのお味はというと、朝の店内が出勤前の日勤精肉労働者たちと、退勤中の夜勤精肉労働者たちで九割方埋まってしまうほどの物だ。つまり、超イケる。

 

「話は全然聞いてなかったけど、アメなら大丈夫! 」

 

 バシバシと結構な勢いで背中を叩かれて、オレンジ・ジュースを飲んでいる途中だった私はむせ返った。

 

「ぶふっ! げほっ、ごほっ」

「おっと、ごめんごめん」

「全く、キッチン離れていいの?」

 

 ハンカチーフを取り出して顔に付いたジュースを拭っている間に、ぐらが呆れたような声でキアラにそう訊いた。

 

「いいの! 仕込みは終わってるし、今は注文が一段落着いたところだから。それで? 二人はこれからデートなの?」

「まあ、そのようなもん」

 

 ぐらは曖昧にそう言うと、10セント玉(ダイム)をテーブルに置いて立ちあがった。

 

「車取ってくるから、アメはここで待ってて。キアラ、いくら?」

「ぐらは......いつものプレートとエスプレッソ一杯で33セントだよ」

 

 チーンとレジが鳴って、ぐらは店から出て行った。

 

「それで? そっちはカリとはどうなの?」

「私? んふふ、明日の夜に映画を見に行く予定なの」

「なら、明後日の朝食は他のところで摂った方がよさそうね」

「なんで!?」

「あなたにノロケ話を散々聞かされる未来が、それはもう鮮明に見えるからよ!」

「なんでよー......」

 

 半ベソのキアラを適当にあしらっている間に、店の前の路肩に大きな青いクライスラーが停まるのが見えた。ぐらのダイムの隣にもう一枚追加して、まだ涙声――とてもわざとらしい――のキアラにお暇を告げる。

 

「私ももう出るから。20セントよね?」

「そうだよー、ぐすん」

 

 席を立ってレジカウンターまで歩き、ポケットから20セント分の小銭を出して、カウンターの向こうに回ったキアラに渡した。

 

「ごちそうさま。また来るわ」

「ありがとうございましたー! デート、楽しんできてね」

「あなたもね」

 

 肩越しにキアラにそう返すと、私はドアを潜って三月のニューヨークに踏み出した。

 風はまだ依然として寒いけれど、二月までの凶悪な寒さはだいぶ鳴りを潜めて、早ければあと一週間ほどで来るだろう暖かい春を予感させる。

 早朝には薄く積もっていたはずの雪はすっかり溶けて舗道を濡らすか、あるいは歩道と建物のへりや路肩に吹き寄せられて、汚い黒っぽいかたまりになってへばりついていた。これも段々春らしくなってきた兆候だ。

 四歩歩いて、私は再びまだ冬のニューヨークに短い別れを告げると、暖かい41年式クライスラー・ニューヨーカーの中へと滑り込んだ。

 

 

 

 7:55 AM, Krono Tower, Financial District, NYC

 

「少々まずいことになってね」

 

 クロノ・タワー70階の社長執務室。大手建設会社バンクロニーの社長にして、この街最大のマフィアを率いるボスの一人、オーロ・クロニーが巨大な楢材(オーク)のデスクの向こうから、客用椅子に座った私にそう言った。言葉そのものとは裏腹に、表情にも声音にもまずいことが起きているような気配は一切ない。

 

「ミスター・ヒルデブランドを覚えているかな、アメリア?」

「忘れられるもんですか」

 

 この泥沼に足を突っ込むことになった原因の税理士だ。彼自身には落ち度も恨みもないけれど、忘れるのは難しい。

 

「彼は仕事の関係で我が社の帳簿を持っていたわけだが、どうやらコピーを取っていたようでね。知り合いの悪徳弁護士に預け、自分が死んだらそれをハコス・ベールズの許に送るよう指示していたそうだ」

「それを何で知ってるの?」

「件の弁護士が、ベーのところよりも先に私のところに来たからね」

 

 なるほど。"悪徳"弁護士の肩書に相応しいハゲタカムーブだ。

 

「彼は帳簿のコピーを買い取ってほしいそうだ。分割払いで」

「末永く搾り取ってやるぞ、ってわけか」

 

 ぐらが呆れたようにそう言うと、クロニーは一つ頷いて続けた。

 

「頭金は払ってやった。大した額ではないし、時間も稼げる。ただし、延々払い続ける気も毛頭ない。そこでアメリア、あなたにはこの......"抵当品"の回収を依頼したい」

「その弁護士というのは、どこの誰なの?」

「ヘンリー・ゴールドバーグ。事務所はここから遠くない、シンガー・タワーの18階だ」

「ゴールドバーグかあ」

 

 ぐらが厭そうな声を上げた。

 

「極悪人を、極悪人と知りつつ弁護するタイプのヤツだね。無罪評決だけじゃなくて、保釈、執行猶予、差し止め命令、仮釈放、その他諸々を勝ち取るためならどんな手でも取る。もちろん、金を払える極悪人に限るけど」

「その厭そうな声は何なの? 同族嫌悪?」

「単純に客層が被るんだよ」

 

 真鍮の灰皿に葉巻の灰を擦り付けながら、ぐらは続けた。

 

「アタシを買収した方が話は早いし安いんだけど、悪人共は悪徳警官より悪徳弁護士の方が頼れるって思うらしい」

「安い女は信用できないと」

「その言い方には悪意を感じるね、アメ」

 

 二人でじゃれ合っていると――じゃれ合っているのよ? これ――クロニーが控えめな咳払いをして、私たちの注意を自分に戻した。

 

「ゴールドバーグが"抵当品"をどこに持っているのかはわからない。ただ一つ言えるのは、どこかに隠しているにしても、誰かに預けているということは無さそうだ」

「それはなぜ?」

 

 私の質問には、クロニーよりも先にぐらが答えた。

 

「悪人は、自分がやることを他人もやると思うからだよ」

「なるほどね」

 

 ゴールドバーグは、ヒルデブランドが死んだのをいいことに預かっていた帳簿を、言伝を無視して脅迫の材料に使っている。それと同じように自分が預けた誰かさんが、それを横取りしてしまうのを警戒してるってわけか。

 

「頼んだよ、アメリア。帳簿については回収したものを全て、私のところに持って来てくれ。処分は自分でする。彼がコピーを取っている可能性もあるから、それも残らず回収してくれるとありがたいな」

「やってみるわ」

「期待しているよ」

 

 オーロ・クロニーの口から発せられたと考えれば、かなり重い言葉だ。彼女の期待を裏切った者の末路については、私はもう知っているから。

 密かに生唾を呑み込みながら、私はクロニーに頷き返した。

 

 

 

 10:47 PM, Singer Building, Financial District, NYC

 

 依頼を受けた後の私は、ゆったりした日曜日を過ごした。特に買い物する予定もなく五番街の百貨店をうろついて回り、目についたカフェでサラダ・ランチを食べ、夜には映画を観に行った。

 つい先日、アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ六部門賞を総なめにした"ミニヴァー夫人"が、再びかかっていた。

 初めて観た時と同じく、キャロルが死んでケイが憔悴するシーンでは涙ぐんでしまったけれど、フィナーレのミサのシーンで少し醒めてしまった。あれでは神父さんのお説教というより、上院で演説する大統領といった風情だ。もう少し厳粛な雰囲気で締めてくれた方が、後に続く"進め、キリストの(つわもの)たち"と合わさって、ヴィンの覚悟が際立ったものになっただろうに、と思うのは素人考えだろうか。

 

 そんなこんなで映画館を出た私は、再びフィナンシャル・ディストリクトに戻ると、リバティー・ストリートを挟んでシンガー・ビルディングの向かいにあるカフェに入った。窓際の席で、美味しい代わりに一杯15セントもする紅茶を飲みながら、大して興味もないライフ誌を読むふりをしつつ、シンガー・ビルのドアマンの様子を窺っていたんだ。

 このビルは、夜9時以降は正面玄関が閉鎖される。出入りに使えるのはリバティー・ストリート・エントランス――いま私が見張っているエントランス――と、その少し西にあるアネックス・エントランスだ。前者は一晩中ドアマンが張り付いていて、後者は施錠されているうえに、入ってすぐに守衛室の窓口がある。他にも一階のテナント・スペースの入り口もあるけれど、表通りに面したこれらの入り口でごそごそピッキングするのは気が進まない。

 そんなわけで、私はよく使われる攻略法を採用することにした。

 

「すみません、お会計を」

「30セントになります」

 

 テーブルにダイムを置き、レジで30セント――一杯おかわりしちゃった――を手早く支払ってカフェを出ると、リバティー・ストリートを足早に渡ってエントランスに向かう。遠目に見たところまだ17歳にもなってなさそうなドアマン君は、小用を足すためにたったいま建物の中に入ったところだ。

 コートの下から陶製のバター・ナイフを取り出し、観音開きのドアの間に差し込んでラッチを探る。ノブを回してばね錠のラッチを見つけると、それをこじって静かにドアを開けた。道行く人に怪しまれないように素早く内側に入ってドアを閉め、音をさせないように回転ドアを通り、ロビーに入ってすぐのところにあるコンシェルジュ・デスクの中に身を隠した。ドアマン君がいるであろうトイレは私の進路上にあるから、鉢合わせするのは避けたかったんだ。

 思った通り、二十秒ほどで足早にブーツを踏み鳴らす音がした。回転ドアが回り、外のドアを開けて誰かが出て行く。少し間を置いてからそっと首を突き出すと、ドアのガラス窓越しに制服の後姿が見えた。

 

「よしよし」

 

 デスクの陰から出て、玄関広間(ホワイエ)の方へ足を向けた。

 コンシェルジュ・デスクの向かいには三基の自動運転エレベーターがあるけれど、これは18階までは行ってくれない上に、稼働させたら間違いなくドアマン君の注意を惹く。他のエレベーターはリフトマンが運転する古いタイプ――古いビルなんだから仕方ない――だから、やはり使うわけにはいかない。残業してるらしく明かりが点いているオフィスはちらほらあるけれど、深夜に昇っていく人間は怪しすぎる。

 だから18階までは徒歩だ。

 

「まあ、ゆっくり行きましょう」

 

 大理石と銅で飾られた、壮麗なホワイエの大階段を前に、私は自分に言い聞かせるようにそう呟いた。

 

 

 

 

 

「18階、やっと着いた......」

 

 薄暗い保安灯に照らされた"18"の数字を見て、私はそう呟いた。ゆっくりペースで登ってきたものの、ここまで階段で来るのは結構きつかった。

 階段室のドアを細めに開けて、18階の様子を窺う。廊下も階段室と同じように、薄暗い灯りに照らされているだけで人の気配はまるで無い。

 全部で16室の貸しオフィスがある18階だけれど、その半分はゴールドマン法律事務所が借り切っていた。法律事務所も他のテナントも今日は休業日で、休日出勤の人間もいないようだ。

 

「羨ましいわね。私も休日出勤とは無縁の仕事をしてみたいな......」

 

 私立探偵には、休日なんて存在しないようなものだ。

 

 暗い廊下をぐるっと回って、階段室と反対側にあるエレベーター・ホールに向かった。四基のエレベーターと向かい合うように三つのドアが並んでいて、左から順に1801、1802、1803と書かれている。1801事務室には"ゴールドマン法律事務所"の金文字も一緒に貼られていた。ここが玄関ってわけらしい。

 ドアはピンタンブラーの本締(デッドボルト)錠で施錠されていたけれど、袖口の下から取り出したレーク・ピックとレンチでくすぐってあげると簡単に回った。仮締(ラッチ)錠は再びバター・ナイフでこじ開け、次の瞬間には、私は1801事務室の中に侵入を果たしていた。

 ドアのガラス窓とオフィスの窓から射し込む微かな明かりで、オフィスの様子は概ねわかった。ここと隣二部屋は続きの大部屋になっているらしい。

 

「大きな事務所ね。よっぽど儲けてないと、これだけの事務員とか法律助手(パラリーガル)とかを抱えてられないでしょう......このデスクは受付かな?」

 

 目の前にはドアの方を向いたデスクが一つあり、構内通話機(インターコム)が置かれているところからして、受付嬢のデスクのようだ。

 部屋の右側には1802事務室に続くドアが、左側には1816事務室と1815事務室に続くドアがあり、1815のドアには小さな紙切れが貼り付けてあった。近付いて読んでみる。

 

「"秘書"......とすると、弁護士先生の執務室はこの奥の可能性が高いわね」

 

 ドアのデッドボルトを護るピンタンブラー錠は、事務所の入り口ドアのそれと大差ないものだった。簡単にこじ開けて、1801よりも狭い1815事務室に侵入する。

 部屋の中は綺麗に整頓されていた。二つあるデスクはどちらも片付いていて、タイプライターにもしっかりカバーがかけてある。インターコムがあり、ボタン電話機があり、口述録音機(ディクタフォン)もあった。

 

「典型的な秘書さんのデスクね。で、こっちは......」

 

 部屋の反対側に、隣の1814事務室に続くドアがあった。"1814"の数字の他に、"ヘンリー・ゴールドバーグ 法務博士(J.D.)"という金文字も貼られている。ビンゴだ。

 薄暗い中で目を凝らしてみると、このドアの錠は付け替えられているのがわかった。デッドボルト錠もラッチ錠も、新しい型の錠前に変更されている。レーク・ピック程度では言うことを聞いてくれないだろう。

 

「ふーん、見られたくないものがあるわけね、ゴールドバーグ先生」

 

 私はドアの前に屈みこむと、コートの内ポケットからロック・ピックのセットを取り出して、道具の吟味を始めた。

 

 

 

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