ゴミ野郎が心を読めてかぐや様に告白されるのは間違っている2 作:ブラックマッハ
俺が私服になって、近道の大通りに出るとワンサカワンサカ俺の方に人が近づいているのを避けながら前に進む。
本当に罰ゲームの恋愛なんて無くなってしまえばいいのにそう思いながら一歩ずつ踏み込む。
「ねぇねぇ久しぶり。覚えている黒政君」
俺に話しかけて来たのは黒髪の少女で早坂には負けるが美人だった。
「誰だっけ。覚えていない」
俺の名前が向こうは知っている。なんか怖く感じてしまう。それに対して向こうは俺の事を覚えていると言った。つまりどこかで知り合った人だと言う事は分かる。
でもこんなフレンドリーの知り合いはいないはずだ。俺は、友達がいないのだから。
「ごめんね、これから」
「言わないで。そこから先は」
「へ」
俺は何も言わずに彼女から去る。去った後に続々と俺の知り合い詐欺にかかり、抜け出すのに一苦労してようやく公園にたどり着いた。
罰ゲームで告白して来た彼女は俺ではなくイケメン探しに夢中であった。
そして俺の方を向くと突撃して来た。イケメンでも近くにいるのかな。妹に見せたら喜んでくれるかなと思う。
「あのすいません。私と付き合ってくれませんか?」
あれ俺だったの。ごめん。
「悪い、俺は好きな人がいるんだ。だから付き合えない。ってかそもそも散々俺の事をバカにしておいて付き合うだなんて思っているの?俺をゴミって言う奴と付き合うバカじゃないんだよ」
「もしかしてゴミなの?」
「ハァ俺はコミだ。覚えろよ。散々バカにして俺の事を知らずに告白したものだ。まぁいい俺は所詮ゴミ的な存在なんだから。悪い、ただの八つ当たりして」
「へぇ、ゴミって私服は似合うんだ」
「だからゴミって言うな」
「名字なんて言うんだっけ?」
「黒政だ」
ふふ、彼女がそう微笑みながら言う。
「ゴミって呼んでいてごめんなさい。これからは黒政って言うね。だから私の彼氏になって」
「ダメです」
何と俺の目の前に現れたのは息を切らしてかぐや様がいた。えなんでここにいるの?どこから情報が入った。俺場所まで教えていないのだけど。
俺は後ろを振り返ると変装した早坂がいた。成程つけられていたのか。
「コミくんは生徒会で忙しいんです。行きますよコミくん」
「ああうん、じゃあね上沼さん」
そう言って俺達は公園から脱出した。
「かぐや様ありがとうね来てくれて」
本当にタイミング良くかぐや様が来てくれて嬉しかった。もう一度俺は断りたくなかったのだ。
「コミくんは恋愛に興味はあるんですか?」
「あるよ。だけど上沼さんじゃないから良かった」