ドラゴンクエストⅪ 闇の帝王の君臨   作:紫玉ねぎ

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外海~白の入り江

俺は船の上にいた。どうやら水門開けてもらうことは成功したようで、狭い水道を通り外海に出ている最中だ。 

 

そしてベロニカは杖を与えて、3日掛かったが杖から小さな火の玉を出して見せた。俺は次の指示として杖を自在に操って見せろと指示した。 そのことに項垂れていたが、奇跡や偶然で火の玉を出しただけでは実践では役にたたない。 そのことを理解しているのか、渋々部屋に戻っていった。その背に呟いた。

 

トム「杖に魔力を加えるのだ。自分の一部として扱え。杖魔法はこれが肝心だ。今のお前ならば一日でこなせるであろう。」

 

ベロニカ「わかったわ!」

 

俺のアドバイスにベロニカは去っていく。

 

所で俺が船のどこにいるか? 答えは船尾だ。 船を追って来る魔物を死の呪文で消していく。稀に前から魔物が乗り込んでくるが、その魔物はイレブン達が倒す。 しかし圧倒的に後ろから来る方が多い。 イレブン達が使い終わった虹色の枝を返してもらい、不死鳥の羽と共に加工したのだ。 オリバンダーの作った杖程ではないがあの世界の杖に近い性能が出来た。 

 

シルビア「あら?晴れ晴れとした顔をしているわね。いつもの陰気くさい顔じゃなくて安心、安心。」

 

トム「お前か。なんのようだ?」

 

シルビア「やぁ~ね。シルビアって呼んでよ!」

 

トム「...シルビア。なんのようだ?」

 

シルビア「もう!その嫌そうな顔をしないでよ! 様子を見にきただけよん。」

 

シルビアの話を左から右に流しながら、近づいてくるマーマンの群れに死の呪文の雨を降らせる。

 

トム「気にする必要はない。俺様は元気そのものだ。」

 

シルビア「ベロニカちゃんのこと?」

 

トム「気まぐれか、俺様には奴に魔法を教えた方が良いと、思ってな。奴はダイヤの原石だ。そのままでも、奴は自分で磨いていくが、完璧ではない。 俺様が手伝った方が早いと判断したまでさ。」

 

シルビア「そうね~。 魔物倒してくれてありがとね。」

 

シルビアは片手を振りながら、去っていく。

 

 

 

 

 

 

 

外海にでる直前。霧が出てきて5m先も見えにくくなってきた。 

 

シルビア「んんっもう!、なんなのよこの霧!なんにも見えないじゃない。」

 

カミュ「シルビア。どうした?」

 

シルビア「わからないわ。急に霧が出てきたの。気味が悪いわ、全速力で突っ切るわよ」

 

シルビアはそう言うと右に舵をきった。

 

 

ロウ「光じゃ、霧が晴れるぞ!」

 

セーニャ「ここはいったい?」

 

霧が晴れ、小さな環礁が見える。

 

トム「シルビア!舵を切れ!左だ!」

 

シルビア「りょーかい!」

 

しかし、シルビアの切った舵は間に合わず入り江に乗り上げる。 ズガガガガ!という大きな音とともに船は大きく揺れ止まる。

 

トム「無事か?」

 

シルビア「えぇ、なんとか。アリスちゃん!被害確認するわよ!」

 

シルビアはそういうと船を降り座礁した部分を見に行った。 イレブン達も船を飛び降り入り江に降り立つ。

 

俺は浮遊呪文で浮き、入り江に着地する。

 

シルビア「駄目ね、舵が壊れちゃってる。回避が遅すぎちゃったかしら?」

 

アリス「シルビアさん!船首に亀裂が入ってやす。直すとなると、3日くらいかかりやす。」

 

トム「俺様に任せろ。」

 

シルビア「え!なんとかしてくれるの?頼りになるわねぇ~」

 

シルビアは体をクネクネしながら破損場所に案内してくれる。 イレブン一行は入り江の調査をしている。

 

シルビア「ここね。船の方向転換する場所。あたしのミスで壊しちゃったけど。」

 

トム「任せろ。レパロ(直れ)

 

破損した舵を魔法で直し、次の場所に向かう。

 

アリス「ここでがすよ。」

 

トム「レパロ(直れ)

 

シルビア「次はこっちよん。」

 

トム「レパロ(直れ)

 

約10分間。壊れた箇所を直していき船は見事新品同然となる。

 

シルビア「あら!いいじゃない。見事ねぇ~。ありがとう。」

 

トム「当然さ。」

 

アリス「シルビアさん!周辺の小島を調査、終わったでがすよ。」

 

シルビア「ありがとう。アリスちゃん!」

 

シルビアは海図を見て、名無しの環礁を書き加える。

 

シルビア「これでよし、イレブン達を呼びにいくわ!」

 

トム「そうか。俺様は魔物を消しておく。」

 

シルビアは走っていき、俺は有言実行。船に寄って来る、魔物に死の呪文を浴びせる。クラーゴンの群れに死の呪文を掛け最後の一匹に掛け終えたところで、イレブン達が戻ってきた。

 

トム「アバダ・ケダブラ(息絶えよ)アバダ・ケダブラ(息絶えよ)。ん?戻ったか。」

 

シルビア「貴方も終わったようね。 こっちも、連れてきたけど。向かう場所ができたわよ。」

 

イレブン「うん。人魚のロミアが待っている人を探しに行くんだ。」

 

トム「??どういうことだ...あぁ、そういうことか。」

 

イレブンの端的な説明を理解できず、開心術でイレブン達を読み、理解する。 どうやら、人魚のロミアは昔に助けた人間を待っているようだ。 人間をずっと待っているから探してきてと言っている。

 

トム「それでは、その村に行ってみるか。」

 

イレブン「うん、僕もそう思うよ。ロミアをほっとけないしね。」

 

シルビアは上手く環礁を抜け、目的地のナギムナー村に向かうのであった。

4/4 24時まで。ロミアに嘘をつく? 

  • 嘘をつく
  • 真実を言う
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