嘗て至高だった父へ【OVERLOAD】   作:エーブリス

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ハーメルン側で原作登録されてる作品の二次なんて割と久しぶりに書く+今まで扱った事のない作品を書くもんだから、自己満足なのに緊張感があるというかなんというか。


後なんかこう、ナザリックパートで「主人公の影響力強過ぎね?」ってなってるかもしれないけど、あれだから。主人公の話題が出て来たシーンを抽出してるって感じの書き方してるだけだから。

なんて…態々言う必要もないか。


 追記:アンケート追加したよ!


第4話

その頃拠点では、デルモんが実験的にスキルを用いて【深海魚人(インスマス)】を複数召喚していた。

…全員、女型なのは恐らく偶々である。

 

およぉ~♥えらい別嬪さんや。

何や、インスマス面言うやつか、ええですねぇ」

 

「インスマス面も何も、インスマスそのものなんだけどねーー」

 

「…ねえ、そもそもインスマスって町の名前だった気がするのだけれど」

 

「原作のクトゥルフも百年以上前の作品でしょ?意味合いも当然変わると言うか…。

そもそもユグドラシルは全体的にはクトゥルフモチーフじゃ無いし、そんなもんじゃない?

ゲームの命名センスなんてガバってナンボよ」

 

「北欧神話ベースのゲームに、クトゥルフ神話の要素が入ってる時点で議論も何もないよね~」

「!?、な、何…出会って即言うやつかコレ…え、ちょ、お前ッ…ヤンチャすぎるやろ!」

 

3人はインスマスという言葉についての議論を多少重ねた。

けれども最早気にしてもどうにもならない事柄である為、この話題はさっさと流す事にした。

 

ついでにおっぱじめた山田もスルーする様だ。

状況的には所謂“逆レ”だが。

 

 

ともあれ、終わりの見えない話を流した所で、別段やる事など見つからない。

 

「――――やっぱりさ、ちょっとだけ探索しようよ~~。

家の周りだけでいいから~~!!」

 

「そう言ってズルズルと遠くまで行くのがアンタじゃない」

 

し~な~い~か~ら~!!

 

デルモんは腕をパタパタと、魚の胸鰭のように動かしながら抗議した。

だが前科が有り余るだけに説得力が無い。

 

血に塗れたナイフを持った者が、刺殺体を前に「私はやっていない」と嘯く。

それを誰が信じるのだろうか?

今の彼女は、それに等しい。

 

「そう言ってデルモん、最後のダンジョンアタックで奥深くまで行っちゃったじゃないの」

 

「うぐッ。

あれは~そのぉ~…えへへ?」

 

「えへへ、じゃないわよ。

あの時パパすっごく焦ってたんだからね!?」

 

「謝ったじゃん!直ぐに!」

 

「えぇ、大泣きしながらね…」「言~わ~な~い~で~よ~~!!、お姉ちゃん~~!!」

 

こうして繰り広げられているのは、何気ない年ごろの姉妹達のやり取り。

…もし彼女らが、この世界ではほんの上澄み中の上澄みの一部だと説明されれば、一体誰が信じるだろうか?

 

そしてそれは、彼女達自身もまだ知らない。

 

 

「え、エグ…え、あ、アッ…アッ…エグッ。

えぇぐいてぇーッッッ!キンチョーの夏、日本の夏

 

そしてこのオチ担当もまさか上澄みの一人だとは誰も思うまい。

 

「ちゃんと掃除しといてよね山田」「ア、ウス…」

 

 

まあそれは兎も角として、自分たちの能力測定以外にも試すべき事はある。

 

「…そう言えば、地下室どうする?

確かクラフト施設が主だったし、そこら辺のスキル微妙な私らが弄るの…ちょっと不安だけど」

 

「そうよねぇ…。

カーキィの言う通り、お父さんもリリュも居ないのに下手に障るのは危ない気がするわ。

――――爆発なんてしたら、取返しも付かないし」

 

「あ、それだったわワイ一応そこらの作業台の仕様は把握してまっせ」

 

「それじゃダメね…保留」「え、俺そんなに信用ないん?」

 

せっかく出た案が引っ込みかけたその時、デルモんが「あっ」と、ある事を思い出した。

 

「そう言えばさー、パワードスーツが2つくらいあったよね~~。

アレ引っ張り出して、触ってみるー?」

 

「それ良いわね。もしかすると物凄い強くなってるかもしれないわ」

 

「まあ、いいんじゃない?

と言うかアレ、私装着できんの…今」「それも確かめよ~!!」

 

装着したところでそんなに意味は無いだろう。

ともかく3人と1体は、地下室へと向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ~いつかの記憶~

 

ランドナ

「本っ当にご迷惑をお掛けします。

まさか個人的な友人の手伝いなんかしてくれるとは…」

 

ペロロンチーノ

「いやいや、俺達の仲じゃないですか…困ったときはお互い様ですよ。

それに――――ご友人の弓ビルドとか見てみたいですし」

 

ランドナの友人(数十㎞先)

「…」

 

ランドナ

「あぁ、アイツはチーさんの爆撃弓と違って、クロスボウによる超長距離の精密射撃が主です。

僕も人のこと言えませんけど、かなりキワッキワなビルドだから参考にしない方がよろしいかと」

 

ペロロンチーノ

「超長距離精密射撃ビルド!?…最難関ビルドの一つじゃないですか。

ランドナさんの周り、テクニシャンばっかじゃん」

 

ランドナ

「テクニシャン?

まあ…アイツは商売女もガチイキさせる程の――――うわっアブな!?

FF無いからってバイタルギリギリを狙うんじゃないよアイツ」

 

ペロロンチーノ

「…負けた。

射手として…男として…」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(…弱くないか?)ッ!」

 

「がッ!?

――――カハッ」

 

スティレットの刺突を躱し、後頭部のすぐ後ろを素通りさせ、伸びきったその腕と胸倉を掴みそして足を引っかけ、女を眼前の樹木目掛けて投げ飛ばしながら――――ふと、ランドナは考えたのだった。

 

 

確かにこの目のやりどころに困る様な服装の女は、プロの動きをする。

殺し慣れた、冷酷で残虐な、殺人者として花丸百点満点の戦士だ。

 

しかし、その…彼女にとってはとても残念なお知らせだが、レベル的に圧倒的に開きがあるのだ。

 

 

嘗てのユグドラシルではレベルの差は重大であった。

10レベル以上の差ではまともな勝負にならない程だった。

 

その法則が、どうもこの世界にも息づいている。

 

「(推定でも50か…いやそこまで行ってないかな、40程度か?)お前、強い…のか…?」

 

「ッ!!!

こ、このッ……!」

 

ランドナの発言が逆鱗に触れ、破れかぶれになったようだ。

 

しかし攻撃自体は精密且つ戦術的だ。

ランドナを人として見た場合急所に当たる部分への攻撃を繰り返す。

しかしそらはフェイント…本命は喰らったら体制が崩れるような場所である様だ。

 

その箇所を、それも両の手を使い二か所も攻めて来た。

即死を狙わず、無力化の段階を挟んでいる。

 

下手に避けようものなら、返って次の一手で確実に弱点を晒すだろう。

 

 

…よく組み立てられた攻撃だ。

おまけに攻撃自体も速く複雑で、パリィ等も中々難しい。

 

対して彼は、右から来たスティレットの刃を右腕で、左から来たものは左手の甲で受け流し、がら空きになった胴体に3割程の力を込めた膝蹴りをぶちかます。

 

 

パリィ等は難しい…というが不可能ではない。

残念ながら戦士としても、ランドナが一枚上手であるようだった。

 

「うぐぅあッ…がふっ!?」

 

その嗚咽には、肺から一気に抜けた空気も含まれていた。

 

女はノックバックで、先ほど衝突した大木へと再び…今度は背中から突っ込み、反動でまた前に出てしまう。

その瞬間をランドナは姿勢を極限まで低くして放った高速のスライディングで迎え撃った。

 

 

この薄着女の一撃から始まったPvP、始まって数分経つが先ほどからずっとこの調子なのだ。

 

故に、本来ならば気を抜かず投げて墜ちぬ内に拳銃やら弓やらでバイタルを撃ち抜く。

だが、この世界で力がどれ程通用するかの力量測定の為、それと情報収集の為にも敢えて致命傷を避けた攻撃を行っているのだ。

 

どう見ても、何処かの骨が砕けそうな勢いだが…手加減しているのである。

 

 

スライディングを喰らった女は、ぐるりと空中を一回転し、そのまま地面に顔から突っ込んだ。

 

偶々地面がぬかるんだ場所に激突したため、ある程度ダメージは緩和されたとは思う。

だがプライドには、致命的なダメージが入った。

 

「ッ!!

ゆる、さねぇ…許さねぇぞクッソ野郎!」

 

垂れ流れた鼻血の混じった、顔面中の泥を拭った薄着女は、凝りもせずランドナへと斬りかかる。

 

いい加減学んでるだろうに…と、彼は内心で独り言ちた。

直後――――やや予想外の光景を目にしたのだった。

 

 

確かに彼女は、一度はランドナへと再突撃した――――だがそれはブラフ!

そう見せかける様に直前で折り返す。

 

…逆方向に立ち尽くしていたリリュームへと飛び掛かったのだ。

 

「お前からぁあッ!」

 

疾風が如き走破が、運動力に劣る魔法職に対応できるはずもないだろう。

順当に、このまま刺し殺せる。

 

そう考えていた薄着女…もといクレマンティーヌは、直前で考えを改めた。

自分を散々コケにしてくれた男のツレなのだ。

 

妻だか娘だか知らないが、散々に痛めつけてやらなければ気が済まない。

咄嗟にスティレットからモーニングスターへと持ち替え、振りかぶろうとした。

 

 

――――その時だった。

 

「ッ!?(足が…え?)」

 

何かが足首に絡まり、あと一歩が踏み出せない。

よって振り下ろされたモーニングスターは空を切る。

 

棘鉄球はリリュームすれすれ、眼前を虚しく通り過ぎた。

彼女はソレに…瞬き一つしない。

 

 

 

振り返ってみると、そこには悍ましい光景があった。

 

…蕩けた腐肉のような物体が、クレマンティーヌの足をがっちりと固定していた。

言うまでも無く、リリュームの身体の一部である。

 

 

…スッ、と。

彼女の喉元に、リリュームが持つポールメイスの先端が付きつけられた。

 

「…本当に心外です、それと不愉快。

私もお父様の娘、近接だってそこそこに行えるんです」

 

「リ…あ、いや、ナタ…ーシャ。

もう放していいぞ」

 

ランドナの一言の後、彼女の足が自由になった。

…かと思えば、今度は何か太いものに首を絞めつけられる。

 

 

それが彼の脚だと理解する頃には、クレマンティーヌは宙を舞う。

やがて地面に叩き付けられ、今度は寝技をかけられていた。

 

本日だけでも数度、地面とディープキスをしていたが…今回のは間違いなく死に至るだろう。

そよ風が、そう告げている。

 

 

いずれ窒息するほど強く首を絞めつけられながら、彼女は自分の頭上に鏃が向けられている事に感づく。

 

 

「買い被りだったようだな…レベルが足りない以前の問題だ。

そのアイスピックや肉叩きで反撃しようと思うな、俺はお前を一瞬で殺せる」

 

彼の言う通り、まごう事のない八方塞がりだった。

下手に反撃すれば即座に彼女の脳天を矢が貫き、このまま待機しても酸欠で死に至る。

 

何ならそのアイスピック(スティレット)肉叩き(モーニングスター)もリリュームによって抜き取られていた。

 

…しかし彼女とて戦士、既に活路は見出している。

 

 

 

――――だからこそクレマンティーヌは、そのまま絞め落とされた。

 

「…?

速いな、随分(これが死体変異動体(ネクロミュータント)の力か?)」

 

「情報も聞き出す前に墜ちましたね…。

意識があるなら、このまま“洋梨”を前後から思いっきり突っ込んであげようかと」

 

「やめなさいナターシャ。

コイツが変なマゾだったら、何も効果ないよそう言う下半身で思いついた拷問

 

「…あったんですか?そんな事」

「無かったら言わないよ、こんな事」

 

一体何の話だか…ちょっと闇が深そうなので、あまり詮索はしないでおく。

 

 

現在ランドナは、投げや掴みといった攻撃にボーナスの乗る指輪【獅子闘士の滾瞳(サマードラゴンズ・スピリット)】は外している。

だが、やはりレベルの開きはあまりにも絶望的だったらしい。

 

彼は足を解き、ゆっくりと立ち上がる。

…その間もずっと弓矢を引き絞り、照準をクレマンティーヌの脳天から外さない。

 

 

リリュームもまたいつ何時でも、どんなに最低でもポールメイスによる打突程度は出せるだけの構えは取っている。

 

 

…正直、もう死んでいるんじゃないかとは思い始めている。

しかし猛獣に少しでも息の根があるのならば気を抜くべきではない。

 

追い詰められれば、鼠さえ脅威だ。

だが必要以上に時間も欠けられない。

 

「(仕方がない、一度カマかけるか)…もういいだろう」

 

十分に距離を離した所で、あるハンドサインを行いながら武装解除を促す一言を投げかけた。

 

 

――――ぶわりと、風向きが翻るような気配がした。

クレマンティーヌは絞殺などされていなかった、締め落とされたのも全て演技である。

 

「《流水加速》《能力向 ――――ッ!?」

 

それは、彼にとっての“案の定”だった。

すかさず番えた矢を、彼女目掛けて放つ。

 

 

眼前まで迫っていたソレを躱しきるだけの余裕を、クレマンティーヌは持ち合わせていない。

 

曇ったルビーのような瞳に、鏃が吸い込まれていく…!

 

「”””――――ッ!?

■”■”■”――――ッ!?」

 

彼女の右目から鮮血と、その他様々な液体が飛び散った。

あまりの激痛に、どの文字を当てはめて良いのか分からぬ悲鳴を挙げ、必死に潰れた右目を抑えている。

 

脳まで達しなかった為に即死こそしなかったが、返ってそれが生き地獄を味わう原因となったようだ。

 

「ッ、外した」

 

「珍しいですね…」

 

「鈍ったようだ。

引退考えたのも正解だったか…」

 

本来ならば脳天を狙うハズだった。

 

しかし、長い事弓を使わなかったブランクと、加えてブラフで一度鏃を下げた事。

この二つ命中率の低下につながったらしい。

 

 

しかし結果としては、攻撃の意思を失うほどの苦痛を与えられた。

人の身体であれば想像するだけでも該当箇所がくすぐったくなる。

 

身の毛もよだつような光景だ。

しかし異形種となった今では大して動揺もない。

 

精神系の状態異常無効が効いてる様だ…邪神共に、削れるSAN値など無い。

ただ冷静に、目の前で悶えるクレマンティーヌと、彼女に殺されたであろう死体を見比べていた。

 

 

あの死体は目を潰されている、それ以外にも全身に殺害に不必要なほどの打撲痕が見られた。

…その下手人たる者が、今度は自分の目を持っていかれた。

 

「似合ってるじゃないか。

…お互い、因果な生き方してるもんだな」

 

因果応報。運命は、全て自分に返って来る、

そのような古い言い伝えを、想わず信じてしまった。

 

何はともあれ、あの鏃は三点の“かえし”が付いている。

引き抜くなら目玉ごと行かなけらばならない。

 

さぞ痛かろう…だが同情はしなかった。

 

 

あの破綻者が、自ら抱え込んだ因果の果てである。

 

 

――――ガサッガサッガサッ。そんな巨獣でも近づくような気配が近づく。

 

「ちッ、クソが…ッ!」

 

クレマンティーヌは踵を返し、これ以上の敵とかち合う前に内にこの場を去った。

そして大きな気配は今も近づいている。

 

「…お次は何だ?というヤツですね」

 

「今度こそマズイのが来るかもしれない」

 

二の矢を弓へと番えた時、ズッシリ重い気配はもうすぐそこまで迫っていた…!

そして木陰より飛び出して来たのは、猛獣――――では無く、猛獣の様な巨格を持つ男。

 

 

…いや、女戦士だった。

 

「どうしたぁ、何があったァ!?」

 

下手な男よりも覇気が籠ったハスキーボイスが、森林の空気を震わせる。

その紅鎧の首元には、先のクレマンティーヌの鎧に複数縫い付けられていたプレートがあった。

 

恐らく何かの所属を表すモノなのだろう。

 

嘗てフリーランスのエンジニアではあったが、職務の円滑化の為にエンジニア用のサポート機関に会員登録していたランドナは、少し懐かしさを感じた。

 

「ッ!

お前ら無事か!?」

 

「え、えぇ…」

 

大岩のような女戦士は、構えていた戦槌を下げ、ランドナとリリュームの二人を…そして次に、足元の死体を見た。

 

 

「…さっき逃げてた奴か。

冒険者殺し、話程度には聞いちゃたが…」

 

「あの…私達を疑わないんですか?」

 

「まぁな、第一得物が違うしよ。

打撲痕は兎も角として、致命傷の刺し傷があんまりにも綺麗過ぎる…。

…お嬢ちゃんの長メイスや、あんさんのナイフや矢じゃあ、こうはならんだろう」

 

外見に寄らず、非常に観察力に富んだ様子を見せた彼女に、ランドナは安堵した。

――――漸く話の通じそうな相手に出会えたと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ~いつかの記憶~

 

ウルベルト

「っしゃ!ど真ん中!」

 

ランドナ

「うっわwwwwまたwww」

 

ベルリバー

「マジかよwww」

 

モモンガ

「いやいやウルベルトさん投げナイフ上手すぎでしょうwww魔法職なのにwww」

 

ウルベルト

「ワールド・ディザスターですからっ(ドヤ顔)。

さ、ランドナさん次どうぞ」

 

ランドナ

「えぇもう無理だよ…これ以上下がったら当てられないってw」

 

ぶくぶく茶釜

「とか言ってさっきのダンジョンボスに課金爆弾ホールインワンさせたの誰よ…w」

 

ランドナ

「形が違うっすよ、形が~」

 

ウルベルト

「前回チャンピオンなんだからいいでしょ別に~」

 

ランドナ

「前回たっちさん居なかったじゃないですかぁ!

まあ今回も居ないけど」

 

ウルベルト

「あ、今たっちさんの話題出したから2m追加で」

 

ランドナ

「もーーやだーーやーーーだーーーー!

当たんないよーーーー!えいっ」

 

やまいこ

「とか言ってちゃっかり下がるの律儀w」

 

モモンガ

「その上さくっとど真ん中当てるのは嫌味の領域ですよ」

 

ランドナ

「まあ…ミスターワイルドですから?アインズウールゴウンの(どやどや~)」

 

ウルベルト

「よーし、見ていろよ我が刃の軌跡を。

そこのミスターその他役を王座から蹴り落とさん!」

 

ランドナ

「――――あ、ちょっと待ってください。

僕はウルさんの我が儘飲みましたよ?」

 

ウルベルト

「え?え、ええ?」

 

ランドナ

「いやだから…追加2m分、もちろんウルさんもやってくれますよね?」

 

ペロロンチーノ

「この前回チャンピオンせっこwww」

 

ウルベルト

「――――いいだろう!10m、いいや20m分だ!

但し!これで俺がど真ん中当てたら無条件で俺の勝ち!いいですねドナさん!」

 

ランドナ

「どな~wwww(鳴き声)(裏声)(煽り)」

 

その場の一同

「「「「「「「wwwwwwwwwww」」」」」」」

 

ウルベルト

「クッソ…ww。こんなので…www。

まあいい!――――宿敵の名は、ランドナ。そいつのナイフは、クール」

 

モモンガ

なんか始まったw

 

ランドナ

それ名前がツールだから成立してた言葉遊びなのにw

 

ウルベルト

(ガン)の腕もクール。

だが…………(ここ)の出来はちょこっとフールだ。何故かって?」

 

ランドナ

「ほうそりゃ何故?」

 

ウルベルト

「それは――――この俺の、真の…力を、出させっちまったから、だッ!」

 

 

 

「おいマジかよ」


 

 

 

 

 

 

「――――よっしゃ!俺の勝ちだ!」

 

「おぉ、珍しくルクルットの1着であるか」

 

 

 

「ッ…!」

 

「どうかなさいましたか?

モモンさ――――ん」

 

「いや、何でもない…」

 

「まさかモモンさんがお疲れの所をあのクソ虫共のバカ騒ぎで――――」「よせナーベ。本当に止せ」

 

過ぎ去ったあの頃の日々と、今まさに過ぎ去っていくこの瞬間が奇跡的にかみ合った時、アインズ――――いや、今はモモンとして活動している男は、思い出の世界から引き戻された。

 

 

何故か第八位階魔法まで発動しようとする従者ナーベを止めながら、眼前の“漆黒の剣”メンバー達による大富豪大会を見る彼は…嘗てのギルメン達と行ったどんちゃん騒ぎを思い出した。

 

「…(懐かしいな…投げナイフ大会。確か酒の入った人が4人以上いる時は大体やってたっけ?)」

 

あれは本当に楽しかった…と、大会のハイライトやベストバウトを一つ一つ思い出していく。

 

 

…きっかけは、珍しい事に酒に酔って気が大きくなったベルリバーの提案だった。

慎重でバランスの良い彼が、普段からは想像も出来ない程無茶苦茶なダンジョンアタックをした挙句、ナザリックに帰るや否や「投げナイフで的当て大会をしよう」等と言い出したのだ。

 

正直あの時は彼のリアルを案じたし、何ならそのダンジョンアタックが何故ナザリック攻略以来の大成功で終わったのか…モモンは今も納得がいっていない。

 

結局その場にいた何人かで投げナイフ大会を行ったが、当時優勝したのは普段からナイフ投げを行っていたランドナだった。

ちなみにモモンはペロロンチーノとウルベルトと共に初戦敗退。無課金三銃士がピンポイントで負けた事で、当初ナイフ投げと課金の関連性を議論したのはバカらしくて、今となっても懐かしい。

 

そしてウルベルトはナイフ投げの猛練習を始めた…そして第二回大会でチャンピオンを僅差で下し、見事優勝となった。

 

「8切りである」

 

「のわー!?本当何なんだよ8切りってぇ!」

 

 

「やはりあのジャノメチョウ、潰しておくべきか…」

 

「(第2回はランドナさんまで酔っぱらって、余計白熱したっけなぁ)…懐かしいな、何もかも」

 

「はッ…まさかそのナイフであのキイロチビコクヌストモドキ共を――――」

 

「ちがうぞー。

ナーベちがうぞー、ってか虫の名前長ッ!

 

今でもあの時の様に投げれるだろうか…という思いで取り出したナイフが、ナーベにあらぬ誤解を与えてしまった為、直ぐインベントリへとしまった。

 

 

そして思い出は思い出すとキリがない。

続く3回戦ではとうとうたっち・みーが参戦…何ならアインズウールゴウンの投げナイフが出来るプレイヤー全員が参加したが、その悉くが――――それこそ歴代チャンプだったランドナにウルベルトも、たっち・みーに惨敗したのだった。

 

ウルベルトは泣いた。

そして敵討ちをランドナに願い、そして彼もまた負けて顔がぐにゃぁ~ってなった…何か賭けていたようだが、その詳細がハッキリしないまま現在を迎えてしまった。

 

 

…さて、ナザリック投げナイフ大会において忘れてはならないの存在がある。

マスコットキャラクター「ドナさん」である。

 

これは第二回大会でウルベルトが「ドナさん」と呼んだ事に起因する(諸説アリ)。

対して当時泥酔していた?ランドナが「どな~」という鳴き声を返したのがきっかけだった。

 

この間の抜けた鳴き声が、ギルメン達の不意を突き大爆笑を勝ち取った。

 

翌日には、その“ドナさん”は半分AoG公式(?)のマスコットとなる。

そのまた翌日に何者かの手によって「ドナさん人形」まで作られ、大会が行われるたびに態々酒を入れて来た(らしい)ランドナが腹話術擬きで声を当てる事になったのだ。

 

『ぼきゅの趣味は鼻の穴で合成クッキーを噛み潰す事だドナ、よろしくドナ~』

 

「ッ!(だ、ダメだ…あの声を思い出すだけで笑いがッ…)。

…フッ、ふはッ、ふは、は――――」

 

思い出し笑いで吹き出しそうになるモモンであったが、寸での所で精神安定が発動し、彼は「…クソ」と何処か惜しげに呟いた。

…そしてまた笑いが再発しそうになり、今度は声に出る間も無かった…最早毒づく事でさえ億劫だった。

 

こんな事なら「完全なる狂騒」でもいっその事使えば良いのだろうか…過去の「動乱」を忘れ、その様な事を考えていたモモンだった。

 

 

 

「モモンさーん!

やっぱり一緒に大富豪やりましょうよー!」

 

「…やっぱ、やるか。

――――私で良ければ」

 

この後、モモンは大体真ん中ぐらいの順位であがった。

 

 

 

 

 

 

 




クレマンティーヌのファンには申し訳ないが、流石に100レベプレイヤー相手では致し方無しと温かい目で許して下さいまし。
何なら再登場する時に眼帯属性引っ提げて来るんで許してチョッパーマン。




んで話は変わるけどさ、ジョンウィック2に一瞬出て来たバイオリンに拳銃仕込んでた女ヒットマンカッコよくね?割とさっくり処理されたけど。



 【オリジナル設定解説】
 ・獅子闘士の滾瞳(サマードラゴンズ・スピリット)
投げ技や掴み技、寝技と言った行動にダメージボーナスが乗る様になる指輪。ついでに素手の攻撃にも無属性と火属性のダメージボーナスが付く。まあランドナにとっては隠し効果の【HP25%以下の時、HP以外の全ステータス大幅上昇及びに近接武器ダメージにボーナス】の方がメインだったりする。
ルビと当て字が矛盾してる?まあ、その…「怜雄!怜雄!怜雄!怜雄!怜雄! 燃えよ怜雄!燃え~ろよ~」…って事で。
いや…レオはそんな目立った投げ技は無いけど。

 ・ドナさん
主人公のノリでやった勢いが命なタイプの一発ギャグから生まれたマスコットキャラクター。
実は設定を纏めた暑さ2センチほどのムック本もあるが、コレの存在を知っている(覚えている)のは現在パンドラズアクターのみ。
因みにドナさん人形を作ったのは…いいや、まだ不明って事にしとく。

 ・ランドナの友人
前回ナム戦ゲームの回想で出て来たスナイパーと同じ人。
仏頂面のくせに、ドの付く性剛。
ちな他にもユグドラシルプレイヤーの友人は居るがそれぞれ「オール運任せビルド」「自爆魔法特化ビルド」「荒ぶるハヴォック神アタックビルド」と碌なのが居ない。

 ・ナザリック投げナイフ大会
第8回まで行われた大会。
たっち・みーは参戦した3回全て優勝し、お陰で聞き手じゃない方で後ろ向きで投げる事を義務付けられた。ウルベルトとランドナは後に実況解説へと移行。
実はルールブックまで作成されており、こちらはアインズも覚えている。

 


【サクッとオリキャラ紹介:リリューム】
・プレイヤーネームは本名由来
・文学系少女
・外見も内面もドロドロしたオバロ名物のヤバい女枠

【クソアンケート】クレマンの眼帯選手権 〜どうせ再登場するならどんな眼帯〜

  • 王道を征く…【黒眼帯】ですかね
  • 【白い包帯(血オプション付き)】だろJK
  • 適当に【バンダナ】でも巻いとけ
  • 隠す必要ナシ!【グロ全開】で!
  •  【 お 花 】 (DOD並感想)
  • 思い切って【メカ】にしよーぜ!
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