嘗て至高だった父へ【OVERLOAD】   作:エーブリス

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私アニメ勢なので「アルベドのあのゾルディオスオービット浮いた杖何なんだよ」とか思ってます。原作勢の方どうかわたしを絞首台送りにするのは1万年ほど待って下さいお願いします。

そしてアニメ1期の記憶がバリクソ曖昧です…お陰で今回のナザリックシーンとか苦労したのなんの。


あとレジストの当て字も覚えてねぇっす。





追記:デミウルゴスのセリフとかその他諸々修正しました。見返すって大事だね


第5話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ~いつかの記憶~

 

ランドナ

「だぁ~くっそぉ、まさかあの場面で被弾するなんて」

 

たっち・みー

「いやぁ珍しいですね、ランドナさんがPvPで一撃貰うなんて」

 

ランドナ

「ちょっとリアルで仕事ん時にここら辺ガッ!ってやっちゃいましてね。

ダイブしてても響くなぁ…そろそろ高い仕事は一旦止めた方がいいか…」

 

モモンガ

「インフラ修理の為に、長い事現場に居たって話でしたよね。

お疲れ様ですランドナさん」

 

ペロロンチーノ

「…あれ?というかその箇所、丁度さっきの戦いで喰らってた所じゃ?」

 

ランドナ

「そう!そうなの、そうなんですよ。

なーんでこう、ピンポイントでやってくるかなぁ、あのモンハン野郎」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナザリック至高の41人…その幻の42人目。

実際は単なる移籍を、41人の誰かが大げさに幻だとか何だとかと箔を付けたせいで存在の特別感が無駄に増してはしまったが…少なくとも守護者(NPC)達にとっては誇張でも何でもなかった。

 

 

嘗てより常に特殊役…或いは探索役や別働遊撃隊としてギルドに貢献して、何かを頼めば百点満点中120点の結果を出し、そしてナザリックを去った後も陰からアインズ・ウール・ゴウンを支えた素晴らしきプレイヤー。

…これがNPC達から見たランドナだった。

 

まあ他のプレイヤーに負けず劣らずの担ぎ上げられっぷりである。

 

 

――――で、今、守護者達の間で彼がどのように話題になっていたかと言うと。

 

「仕事でここら辺ガッと……。

かの至高の41人のうち、幻の42と呼ばれるランドナ様が、珍しく被弾して帰って来た時の言葉でありんす」

 

「至高の御方がそもそも攻撃を貰う事が珍しいとは思うんだけど…仕事?」

 

「ぶくぶく茶釜様の事もありんすから、きっとわらわ達の与り知らぬ所での貢献の事でありんしょう」

 

「成程、ツマリ…ランドナ様ハ、ソノ時ニ深手ヲ負ッタ、ト」

 

話を聞き、納得した様子のコキュートスが冷気を噴き出しながら頷く。

それに対してアウラは「でもさ…」と、新たに生まれた疑問を口にした。

 

「そんな怪我を負う仕事って、何をやっていたんだろう?ぶくぶく茶釜様のは怪我とは無縁だろうし…」

 

「言われてみれば、でありんす。

一体どのような事を――――」

 

ここでシャルティアとアウラ、そしてコキュートスの脳裏には…ランドナのもう一つの異名が過った。

 

 

――――【超必殺仕事人】。

彼の敵どころか味方すら驚かせる奇襲・急襲とは、躊躇い無く、しかし殺気など無く、そして勢いよく…バイタルを引き裂きに行く、生々しさと超過(オーバー)キル感、そしてその際の手際の鮮やかさのである。

それを古い古い天誅系時代劇を捩り、付けられた異名。命名はるし★ふぁーである。

 

直接その姿を見た守護者は恐らく居ないしこの場の3人もそうだが、聞いた話からどのような物かは想像が出来る。

彼らが想像した、ランドナのリアルでの仕事…それは――――――――!

 

「「「暗殺者(アサシン)」」」

 

…まあ、確かにそうなるだろう。

しかし実際はエンジニアである、殺意も鮮やかな手際も、全て別のゲームで身に付けた技術の応用である。

 

 

そんな事実など知らず、守護者達の議論はとんでもない方向に加速していく。

 

「ソウカ…ランドナ様ノ離脱ハ、ナザリックニ仇成ス者共ヲ…闇夜ニ紛レ、駆逐スル為…」

 

「でもあれは自分の娘達の面倒を見る為だと言っていたでありんす!」

 

というシャルティアの発言の後、部屋の扉がギィと僅かな軋みを響かせて開いた。

 

 

成程。

話は聞かせて貰ったよ」

 

まるで「そんな事もあろうかと」的な雰囲気を醸し出してやって来たデミウルゴスが、眼鏡をクイッとしながら話に参加して来た。

 

「デミウルゴス!?

いつの間に」

 

「今丁度だよ。

――――ランドナ様が暗殺者としての顔を持つ。確かに説得力のある話だね…」

 

「何カ知ッテイルノカ?デミウルゴス」

 

コキュートスの問いに「はい」と答えた彼は、得意の深読みを大炸裂させた。

 

 

「嘗て、この耳に挟んだ話によれば…ランドナ様はベトナムなる国で兵士として戦争に赴いていたとか。そこで多大な武勲を挙げたとも聞くね。その国は小国でありながら、幾多の強国による侵略を退けたとも」

 

「兵士だった者が暗殺者に…。

あり得そうな話ではありんすね」

 

これは先の“別のゲーム”での話だ。

ユグドラシルを始めてからは頻度が落ちたものの、ランドナ――――もとい、町田怜雄は元もベトナム戦争を題材としたダイブシューティングゲームのプレイヤーであったというのが、実のところだ。

 

しかしこれも、守護者達が知り得るものではない。

 

「それで…娘さんの事は?」

 

「恐らくは自ら後進を育てていたのだろう。

4人居たのは、より優秀な者を選別するためだと考えられるね」

 

これも単なる家族サービスの一環だ。

労働環境と訳アリな家族関係からややギクシャク気味だった家族の仲を取り持つ為に「ユグドラシルを(異形種アバターで)やりたい」という娘達の要望に応えたのだ。

 

案の定、んなもん守護者達が知る訳ねーだろ案件である。しってたらこわい

 

 

兎にも角にも、デミウルゴスの推測に関心したその他守護者達は「おぉ…!」と感嘆の声を上げた。

 

「今、アノオ方ノ御姿ガ、オ見エニナラヌノモ…」

 

「きっと…この世界のどこかで、今も我々の知らぬところでナザリックに貢献しているのだろう。

――――とは言え、これは至高の御方の足元にも及ばぬ私が、状況証拠を只繋げただけの推測。もしかすると…更に大きな事を成そうとしているのかもしれないね…」

 

「あの御方は結果で示すタイプでありんす。

何であれ、満足のいく結果が出るまで早々には帰って来ないでありんしょう」

 

シャルティアは得意げに前髪を払い、デミウルゴスは眼鏡をクイッと動かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も言うが、町田怜雄(ランドナ)はエンジニアである。

こっそり聞き耳を立てて聞いていたアインズは、そう〆る感じでツッコんだ。

 

「…(ランドナさん、これの事知ったらどんな顔するんだろうか)」

 

苦笑いするしかない。

だって、汚れ仕事だけは事実なんだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ~いつかの記憶~

 

ランドナ

「しっかし今回の依頼主、クッソイラつきましたよ。

僕の名前を聞くや否や『その仕事でその名前とは、何かの冗談か』って…必要以上に笑いやがったんですよ!?よくあれで企業の重鎮務まるなぁ…あー、傷に響くぅ」

 

ウルベルト

「まあ企業の上の奴らなんて大概そんなもんですよ」

 

モモンガ

「所で名前ってのは…」

 

ランドナ

「あ、本名っす」

モモンガ

「ですよね」

 

るし★ふぁー

「ふーん。

…所で、何て名前なんです?」

タブラ・スマラグディナ

「え、ちょ…」

 

 

ランドナ

「…アイザック・クラーク(圭)」

 

その場の全員

「「「「「「wwwwwwwwww」」」」」」

ウルベルト

「出たwwwエンジニアマスクwwww」

るし★ふぁー

「そりゃもう冗談キツイわwwww」

モモンガ

「いや、ホントwww

…でも笑っていいのかコレ…www」

 

タブラ・スマラグディナ

「wwww――――あ、所でモモンガさん、やっぱり明日のデッドスペースD初日プレイやりませんか?

マルチプレイの人数的にもう一人分空きがあるんですよ」

 

モモンガ

「いやぁ、あのゲーム僕にはハードル高いかなぁ」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――城塞都市エ・ランテル。

リ・エスティーゼという王国の領土ではあるが、他の2国の領地とも面した領地であるため通行料が多く、貿易都市としての側面を持つ。

 

ランドナとリリューム…いや、今はジョナサン・ウイングとその娘ナターシャと言うべきか。

二人はその街中を、案内をしてくれている“冒険者”なる女戦士と共に歩いていた。

 

 

冒険者とは、文字通り未知の土地への探索へと赴く者達――――ではなく、この国…というかこの世界では傭兵としての側面が強い。主にモンスター退治を請け負う点は古い狩猟ゲーム――或いはミュータントの魔法剣士達――を彷彿とさせ、そのランクはブロンズからアダマンタイトまでの計8段階が存在する。

 

目の前に居る筋骨隆々の女性ガガーランは、何と全体の一握りしかいない最高位であるアダマンタイト級冒険者であるようだ。

確かに首元のプレートはアダマンタイト製である。

 

彼女はリ・エスティーゼ王都を拠点としている冒険者チームの一員だそうだが、現在は仕事でエ・ランテルに立ち寄っているらしい。

 

「いやぁ助かりました、ガガーランさん。

まさか通行料どころか当分の宿代まで都合してくれるなんて」

 

「なぁに気にする事じゃねぇ。

それによ…報酬代わりとは言え、こんな代物渡してくれたとあっちゃあ“蒼の薔薇”の名が泣くってもんよ」

 

と言って彼女は、街に入る前ジョナサンより手渡された“ある物”を眺めた。

冒険者が組織の一員である手前、無償の仕事は一切禁止されているとの事で渡したものだった…最もガガーラン本人は「適当言って何とかするさ」と別に受けとらないつもりだったが。

 

 

ソレは縦約6㎝、横幅が約2㎝程の小さな装飾品であるが、ガガーラン曰く“けっこうな貴重鉱石”の数々で飾られており、その価値は今所持金を全額失っても、これを直ぐ売りに行く事で十分以上のおつりがくるレベルであるとの事だ。

 

…二人からすれば、ガチャで手に入れたのは良いが能力が微妙過ぎて使い所に困るマジックアイテムでしかなく、見た目が少し気に行ったので願掛け程度に持ち合わせていた物品であった。因みに効果は「6人でのパーティ編成かつ人間種・亜人種・異形種が同比率である時、ポーションによる回復量が1.005倍になる」というモノ…どう使えと、本当にどう使えと言う気だクソ運営。

 

よくこんな微妙な効果を思いついたものである、激務に狂ったプログラマーが勢いで作ったのか?最早知る術は何処にもないが…きっと禄でもない。

 

 

にしても…。

そう言ったガガーランは、ジョナサンの弓を眺める。

 

「変わった弓だな…どうなってんだこりゃ」

 

「あぁ。

これは…地元の天才が作った弓でして、どうやら滑車の働きで引き絞った状態を維持しやすくしてくれるそうです」

 

「そりゃすげえな…狙撃手が喉から手が出る程欲しがりそうだ」

 

「えぇ…実際、競技用として作ったそうで。

しかし部品がどうにも多くてね、一度でも夜の相手を怠ると直ぐストライキを起こすので…困った子です」

 

この説明はかなり盛った…本当は想像以上にメンテナンスフリーである。

 

「そりゃ大変だな。

俺はソイツよりも手のかからない女だと思うが」

 

「ははは…寧ろ私達が手がかかってしまっていますね」

 

正直、今のセリフは受け取り方に関して少し悩んだ。

 

 

ともあれ、ジョナサンはこれと先の薄着女(クレマンティーヌ)との戦い、そしてガガーランから聞いたこの地域の話で確信した…自分たちは、この世界では強過ぎる。

 

態々目立って形態する装備のグレードを落とし、只人に扮し、そして侮辱レベルでの手加減までしたのは正解だったようだ…下手すると、小指一つ動かすだけで情勢を目まぐるしく変えるような存在になりかねなかった。

 

…そんな物、ジョナサンもナターシャも望んではいない。

 

 

「いやぁ、いくら高い地位をお持ちとは言え、恩人を貶めるような事は出来ませんから。

それに仕事は報酬があってこそ良いものとなるものでしょ?」

 

「おー、分かってるじゃねーか。

――――おっと、もう到着か。ここがエ・ランテルでは一番手ごろな宿だ。報酬的にはもう少しいい宿を紹介したかったんだが」

 

「いえいえ、無駄遣いは出来ませんから。

本当に何から何まで、ありがとうございましたガガーランさん。ほらナターシャ。お前も」

 

ジョナサンは頭を下げると共に、ナターシャの頭も下げさせた。

 

「なあに冒険者として当然の事をしたまでだ。

それじゃ…達者でな」

 

ガガーランはピッと二本指を振るうと、そのままエ・ランテルの人混みの中へと消えていった…まああの巨格なので、暫く目立ったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ~いつかの記憶~

 

モモンガ

「大体こんなもんですね…お陰で必要分集まりました」

 

ランドナ

「いやいや、こちらこそ。

もうギルドを抜けた身なのに、毎度毎度傭兵として雇ってもらって…」

 

モモンガ

「構いませんよ。

ギルドは辞めてもユグドラシルは続けているんですから」

 

ランドナ

「面目ない。

…所で、この前るし★ふぁーさんが引退したとか…」

 

モモンガ

「はい…突然の事だったので、驚きました」

 

ランドナ

「…そっか。

ちょっと楽しみだったんだけどなぁ、あの人の奇行」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはエ・ランテルの共同墓地…その一角に隠された秘密の地下室。

邪悪な魔法詠唱者が集まる秘密結社【ズーラーノーン】の一員たるカジット・デイル・バダンテールの隠れ家たるそこに、右目を失ったクレマンティーヌが駆けこんできた。

 

彼女もまたズーラーノーンの構成員である。

 

「クソ、クソックソッ、クソがッ!!!

ありえねーだろ!あんな人間居ていいワケねーだろーがッ!!」

 

隠れ家のあちこちに当たり散らす彼女に、カジットは眉を顰めた。

 

「随分と荒れているな。

とは言え貴様を追い詰めるような人間か…消しておくべきか」

 

「フー、フー。

…カジッちゃん、なんかいい手あったりする?アイツぜってー殺したくってさぁ?あ、このアイパッチ貰うねぇー」

 

そう言ってクレマンティーヌは、ゾンビからはぎ取った黒い眼帯を右目があった場所にかけた。

ソレは元々見た目は良かった顔立ちのアクセントとなり、“そう言った”雰囲気が一層増したが…恐らくそれで鼻の下を伸ばすような人物はこの場にはいない。

 

「フン、くれてやる。

…それと貴様の右目を奪った者を始末する手段、こちらに一つ良い手がある」

 

「ッ!

…へぇ、随分協力的じゃーんカジッちゃん」

 

「額冠の仮を何時までものさばらせるわけにもいかんのでな。

それに…これは貴様ほどの者でこそ使いこなせるというもの――――クレマンティーヌ、更に力が欲しいか?」

 

 

クレマンティーヌとカジット…二人の表情に、暗い笑みが浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ~ありもしない記憶~

笑ってはいけないナザリック編

 

アストロノーツ山田

「…」

 

アインズ

「ッ…お前は(アレはランドナさんちのアストロノーツ山田…アストロノーツ山田……マズイ、もう名前で吹く!)」

 

アストロノーツ山田

「しょうもない同調チャットに夢中になる旦那はん」

…それな

 

 

 

アインズ

「え?……………………ッ(マズイ、すっっっごいジワジワ効いてきた)」


 

 

 

 

 

 

 

 




現在の眼帯選手権1位は【黒い眼帯】の為、本日はそれに沿った展開となりましたが、まだまだ選手権は続きますのでその結果の変動によってはクレマンティーヌの外見も変わります。


 【オリジナル設定解説】
・エンジニアマスク
今回の小ネタにも出て来たデッドスペースのアレ…にかなり似せた頭防具。
実は神話級アイテム。

・ベトナム戦争系のシューティング
米国側は勝ったらミッ○ーマウスマーチの合唱をするのが定例

・見た目はいいクソアイテム
自分で考えた効果ながら酷すぎる…。

・黒い眼帯
眼帯選手権を勝ち抜いた初代チャンピオン

・しょうもない同調チャットに夢中になるToshi
それな。




 【サクッとオリキャラ解説:カーキィ】
・カーキ色大好きなカトキハジメ風アバターだからカーキィ
・可変機大好きッ子、というか趣味が全体的に男の子っぽい
・愛用のビームサーベルは下手な魔法は跳ね返すジェダイ仕様

【クソアンケート】クレマンの眼帯選手権 〜どうせ再登場するならどんな眼帯〜

  • 王道を征く…【黒眼帯】ですかね
  • 【白い包帯(血オプション付き)】だろJK
  • 適当に【バンダナ】でも巻いとけ
  • 隠す必要ナシ!【グロ全開】で!
  •  【 お 花 】 (DOD並感想)
  • 思い切って【メカ】にしよーぜ!
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