「せっかく現界したのにさ。世界がこんなになってるじゃん……ねぇ?──ま、いいけど。その分、あなたに付いて行く。あなた、いろんな所を歩いて回るんでしょう?それなら、私も楽しそう。」
伊吹童子は落ち着いたお姉さん系サーヴァントだったことを覚えている。なんか戦闘してる時とかめっさヤバイオーラ放つデカイ蛇を限定召喚して「悪いけどパパ、お願い」みたいに攻撃してましたね。
「__________伊吹姉さん、還るんすか?」
冠位時間神殿攻略後に唐突に肩を叩かれ、振り替えると人差し指で頬をつつかれる。
「うーん、そうだね。あたし古い神さまだしさ、流石にお役目を終えたら本来在るべきとこに還った方がいいとおもうんだよね~。考え方、古いかな?まぁ、残りそうな神様が、うん、多そうだよね、空中庭園(カルデア)の子達。」
「貴様は酒を呑むと我がマスターに手を出そうとするからな、カエレ」「キャラ被ってマース!カエレー」「わえの二番煎じごときがしゃしゃり出おる、カエレ」「母は二人も入りません、カエレ」「その童○を殺すセーター、狙って来てるわるいお姉さん、カエレ」
かっこよく別れの挨拶を交え座へと還ろうとしていた伊吹姉さんは若干涙目であった。というかガヤがめっさ辛口。一応此処まで戦った戦友であり、空中庭園組の初期メンでもあるんすよ?
「あ、ねえ、お酒ない?お姉さんてきに今物凄く呑んで酔いたい気分なんだけどさー。それにキャラ被ってないわ!二番煎じ?は?てか私は母ではなくお姉さん系なんですけど!セーターは.........うん、ちょっと狙ったかも、じゃなくて!!あぁーもぉ、お姉さん残っちゃおうかなぁ~!」
額に血管を浮かべ、若干逆ギレ気味に叫ぶ伊吹姉さんに苦笑しつつ、これまでの感謝の気持ちを伝える。
「_________伊吹姉さん、これまでありがとう。」
その言葉を伝えると伊吹姉さんは驚いたように目を大きくあげ、口元を緩ませ笑った。
「う、うん、もぅ、貴方は本当に.........なんでもない...........でも、出会えて良かった。どうかこれから先の未来で貴方に幸せが訪れることを願っているわ。それと、あのヤンチャたちにも早く座に還るように言って頂戴。本来、神霊に近い英霊は現世に残るべきではないの。特にあの翼竜と邪竜........そしてアビゲイルの額から覗く空虚はとくにヤヴァイよー。あれは人類史がどうこう出来る次元の化物じゃないからねー。」
そう言い残すと伊吹姉さんは座へと還っていった。まぁ、現状何の問題も無いわけですし.........大丈夫だよね?