とある蝉様(絆10)とのカルデア物語   作:蝉様ファンクラブ

30 / 30
第三十話『冠位資格』

今現在、何をしていると思う?

 

「助けてマスター!あの南米の女神、俺がちょっかいかけると、朗らかに笑いながら俺の首を折りに来たの!フロントチョークから一気に飛ぶ感じで!関節技で即死技とかアリなの!?俺の首ちゃんとくっついてる?」

 

コアトル姉さんに懲らしめて貰ってます。聖杯ぶち込んでやったのに問題ばかり起こした挙げ句、座に還りやがったクソ筋肉ダルマ(元ぬいぐるみ)は万死に値するのだ。

 

「さて、異間帯オデュッセウスの戦術を全て空中庭園で真正面から叩き潰し、使えないお前の変わりにアルテミスを撃ち落としてやったぞ、グランドアーチャ。それにキルシュタインのメテオも全て砲撃で相殺してやったわ、がはは。」

 

聖杯ぶちこんで120LVと化したセミ様(宝具5)の空中庭園がそう易々と落とせると思うなよ。そして何よりも約束通りアルテミスを撃ち落としてやったわ。文字通り『神を撃ち落とす日』を実行させて貰ったぜ。

 

「あ!なんかヤな予感がする!」

 

オリオンを空中庭園組で囲み、逃げられなようにする。

 

「_________グランドの冠位を寄越せ。」

 

オリオンを拘束した状態でそう脅迫する。

 

「は、はぁ?何言ってんだよ、マスター......弓の扱いが上手くなったとはいえ、お前さんにゃあまだまだ荷が重すぎるぜ?」

「違うわ、クソ筋肉ダルマ。お前の冠位をウチのアーチャに譲渡しろって言ってんの。どうみても史実見る限りじゃあお前こそ実力不足だろ。それにどうせ返上するんだろ?グランドの奴らはいっつもそうなんだから。」

 

事実、アーラッシュ以上に冠位に相応しいアーチャはいない。

 

「マスター、ありがたいが流石に言いすぎだぜ。」

 

その笑顔、優しさが眩しい。是非とも目の前の筋肉ダルマには見習って貰いたい。

 

「そもそもマスター........俺、冠位資格持ってる。」

 

アーラッシュの突然の発現に周囲は一斉に静かになる。

 

「........知らなかったんだけど」

「言ってなかったからな、はは。」

 

肩をポンポンされる。

 

(とはいえアーチャーの語源の人が冠位資格持ってないわけがないんだよなぁ。)

 

筋肉ダルマの方へ向き直り、告げる。

 

「ディオスクロイ・アフロディーテ・デメテルを倒すために霊基を極限まで使ってくれ。あ、今からそいつらがいるであろう座標に転移させるから、心の準備してね♡」

 

オリオンは逃げ出そうとするが遅い。セミラミスに目線で伝えるとオリオンは魔方陣にとらわれることになる。

 

「鬼かおんどれらぁああああああああ_________」

 

断末魔にも近い叫び声を上げながら庭園内からようやく消え.......勇敢に敵地へと飛び込んでくれたぜ☆

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。