灯台の街ウェルテスの広場
『寄ってらっしゃい♪見てらっしゃい♪ジャン・クローロのマジックショーがはじまるよ~』
黒髪、青いタキシード、シルクハットを被っている少年・・・ジャン・クローロがマジックショーの客寄せをしていた。
「ジャンのマジックショーだって!」
「見たい見たい!」
街中の子供から大人までどんどん広場に集まっていく。
そして、マジックショーがはじまった。
ジャン『じゃあ、まずはこのシルクハットをこのステッキで叩くと~』
バサバサバサ
シルクハットからハトが飛び出してきた。
「わ~ハトだ~」
「すご~い」
ジャン『僕の口元見ててください・・・・ばあ~』
「口からトランプが!」
ジャン『さらにこのトランプが~でっかくなっちゃった!』
「おお~」
パチパチパチパチ・・・・
その後もジャンは手品を披露し、そして
ジャン『次が最後のマジックになりま~す。最後は誰かひとり協力してもらいたいんですが・・・』
すると、その場にいた多くの人が手を上げる。
ジャン『じゃあ~後ろの方のお嬢さん!』
「わ、わたし?やった~」
指名された少女はジャンのもとに向かう。
「待て!シャーリィ!」
少女の傍にいた少年もジャンのもとに向かう。
ジャン『えっと・・・呼んだのはお嬢さんの方なんですけど・・・』
「シャーリィ・・・あんまり目立つなって言っただろ」
少年が少女に言う。
「でも・・・お兄ちゃん・・・」
ジャン『なるほど!お兄さんでしたか!心配でついてきたんですね?危険なマジックじゃあないですし、すぐに終わりますから』
「分かった・・・早く済ましてくれ」
少女・・・シャーリィの兄がしぶしぶ承諾する。
ジャン『じゃあ、お嬢さん。このトランプの中から1枚選んで、僕に渡してください』
シャーリィ「じゃあこれで」
シャーリィは1枚選んでジャンに渡す。
ジャン『なるほど~ハートの2ですね。これを僕の両手ではさむと・・・ハイ!』
シャーリィ「わあ・・・・」
「これは・・・」
シャーリィとシャーリィの兄は驚いた。
ジャンがトランプをはさんでいた両手を開くと、トランプは消えて、代わりにハートの形をした小さな赤い宝石がふたつ現れた。
ジャン『この宝石は差し上げます。ひとつはお兄さんに渡してください』
シャーリィ「ありがとうございます!はい、お兄ちゃん」
シャーリィは兄にハートの宝石を渡す。
「あ、ありがとう/////」
ジャン『以上でジャン・クローロのマジックショーは終わりです!集まってくれたみなさんありがとうございました♪』
パチパチパチパチ・・・・
大きな拍手の中ジャンのマジックショーは幕を閉じた。
ジャンの家
ジャン『ふう~今日も疲れたな~』
ジャンは自宅で休憩していた。
ジャン『次はどんなマジックにしようかな?』
コンコン
ジャンが次のネタを考えていると玄関のドアからノックの音が聞こえた。
ジャン『は~い。どちら様?』
ドアを開けるとメガネを掛けた男が立っていた。
ジャン『ウィルさん?どうしたんですか?』
ウィルと呼ばれた男は突然
ウィル「ジャン。おまえに頼みがある」
このときは知る由もなかった。これから起こる大きな戦いに関わることを……
To be continued
オリ主設定
名前 ジャン・クローロ
性別 男
年齢 18
身長 170cm
容姿 黒髪、青いタキシード、シルクハットを被っている
武器 ステッキ(刀、星刀・落星(おちほし)が仕込んである)
その他の設定
数年前からウェルテスに住む手品師。
手品で街の人々を楽しませている人気者。