ジャン、クロエ、ウィルが水晶の森を歩いていると
クロエ「クーリッジのやつ・・・・大丈夫だろうか」
ジャン『セネルが気になる?』
クロエ「ばっ・・・・ばかを言うな!あんなやつ・・・・!」
ジャン『幸いこの森は広くないし、街もすぐそこだからね』
ウィル「魔物もあいつの腕なら心配ないだろう」
ジャン『街でおとなしく待っててもらえばこの上ないんですけど』
ウィル「あいつが大切な妹を守れるかどうか・・・・見届けたかったものだが」
ジャン『感情的になるセネルと行動したら、命がいくつあっても足りませんよ』
クロエ「そうだ!ヴァーツラフ!」
ジャン『クロエ?』
クロエ「遺跡船でメルネスを手にしていったい何を考えているんだ!クローロ!レイナード!なんとしてもやつのもくろみを阻止するぞ」
ウィル「そうか・・・・クロエの祖国は今まさにクルザンドと交戦中だったな」
クロエ「どうして私がガドリアの出だと?」
ウィル「ヴァレンス家といえば、聖ガドリア王国の名門騎士の家名、噂くらいは耳にしたことがある」
クロエ「そうか・・・・我がヴァレンス家の名は・・・かくも広く知れ渡っているのだな」
ジャン『でもクロエ、戦時中に騎士が国を離れて大丈夫なの?』
クロエ「シャーリィのことはここまで来て見過ごせない!それに、私の目的もきっと同じ場所にある」
ジャン『そう、分かった。ところでウィルさん』
ウィル「なんだ?」
ジャン『これからどうするんですか?シャーリィを奪還しようにもヴァーツラフ軍がどこにいるかも分からないのに』
ウィル「そのことだが、手紙を出そうと思う」
クロエ「手紙?こんな時にいったい誰に?」
ウィル「情報屋のジェイにだ」
ジャン『なるほど、それなら確実性がありますね』
クロエ「情報屋?」
ジャン『その名の通り依頼をすれば情報収集してくれる人なんだ。・・・でも誰も姿は見たことがないけど』
クロエ「大丈夫なのか?」
ウィル「腕はたしかだ。今はジェイに頼るしかない」
ウィルがジェイへ依頼の手紙が書けるまで、その場で休憩することになった。
ジャン『クロエ、コーヒーを淹れるけど君も飲む?』
クロエ「そうだな、いただこう」
ジャン『はい、どうぞ』
ジャンはクロエにコーヒーカップを渡す。
クロエ「ありがとう。ん・・・うまいな」
ジャン『それは良かった』
クロエ「・・・・クローロはすごいな」
ジャン『え?なにが?』
クロエ「器用で、剣の腕も立つし、ウェルテスの街では人気の手品師だ」
ジャン『な、なんか照れるな・・・・で、でもクロエだって正義感が強いし、立派な騎士の家系じゃないか』
クロエ「でも私はまだまだ未熟だ・・・」
ジャン『だったら強くなろう。僕と一緒に』
クロエ「クローロ・・・ありがとう。じゃあさっそく手合わせをしてくれないか?
悪いところがあったら遠慮なく言ってほしい」
ジャン『もちろん!』
ジャンとクロエは少しの間、剣の特訓をした。
To be continued
おまけスキット 空気を読むウィル
ジャン『もうちょっと脇をしめて剣を構えた方が・・・』
クロエ「こうか?」
ウィル(ほう、ジャンのやつクロエに剣を教えているのか)
ウィルはジャンとクロエを少し離れた場所から見ている。
ジャン『もうちょっとこうかな』
ジャンの顔がクロエの顔に近づく
クロエ「っ!?////(ク、クローロの顔が近い!)」
ジャン『どうしたのクロエ?顔が赤いけど?』
クロエ「だ、大丈夫だ。続けてくれ」
ジャン『剣の握り方はこうした方が・・・』
ギュっ
ジャンはクロエの手をさわる。
クロエ「うひゃいっ!?/////」
クロエは変な声を上げた。
ジャン『びっくりした・・・ホントに大丈夫?』
クロエ「だ、大丈夫だ。だが私も一応は女性だから・・・その・・・/////」
ジャン『あっ・・・ご、ごめん。嫌だったよね?さわったりして・・・』
クロエ「そ、そんなことはない、ただびっくりしただけで・・・」
ジャン『そ、そうなんだ・・・////』
クロエ「・・・////」
ウィル(手紙の返事が来たが、今話しかけるのはやめておこう)