ロストマジシャン   作:浮雲のソル

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第6話 情報屋

ジャン、クロエ、ウィルが水晶の森を歩いていると

 

 

クロエ「クーリッジのやつ・・・・大丈夫だろうか」

 

 

ジャン『セネルが気になる?』

 

 

クロエ「ばっ・・・・ばかを言うな!あんなやつ・・・・!」

 

 

ジャン『幸いこの森は広くないし、街もすぐそこだからね』

 

 

ウィル「魔物もあいつの腕なら心配ないだろう」

 

 

ジャン『街でおとなしく待っててもらえばこの上ないんですけど』

 

 

ウィル「あいつが大切な妹を守れるかどうか・・・・見届けたかったものだが」

 

 

ジャン『感情的になるセネルと行動したら、命がいくつあっても足りませんよ』

 

 

クロエ「そうだ!ヴァーツラフ!」

 

 

ジャン『クロエ?』

 

 

クロエ「遺跡船でメルネスを手にしていったい何を考えているんだ!クローロ!レイナード!なんとしてもやつのもくろみを阻止するぞ」

 

 

ウィル「そうか・・・・クロエの祖国は今まさにクルザンドと交戦中だったな」

 

 

クロエ「どうして私がガドリアの出だと?」

 

 

ウィル「ヴァレンス家といえば、聖ガドリア王国の名門騎士の家名、噂くらいは耳にしたことがある」

 

 

クロエ「そうか・・・・我がヴァレンス家の名は・・・かくも広く知れ渡っているのだな」

 

 

ジャン『でもクロエ、戦時中に騎士が国を離れて大丈夫なの?』

 

 

クロエ「シャーリィのことはここまで来て見過ごせない!それに、私の目的もきっと同じ場所にある」

 

 

ジャン『そう、分かった。ところでウィルさん』

 

 

ウィル「なんだ?」

 

 

ジャン『これからどうするんですか?シャーリィを奪還しようにもヴァーツラフ軍がどこにいるかも分からないのに』

 

 

ウィル「そのことだが、手紙を出そうと思う」

 

 

クロエ「手紙?こんな時にいったい誰に?」

 

 

ウィル「情報屋のジェイにだ」

 

 

ジャン『なるほど、それなら確実性がありますね』

 

 

クロエ「情報屋?」

 

 

ジャン『その名の通り依頼をすれば情報収集してくれる人なんだ。・・・でも誰も姿は見たことがないけど』

 

 

クロエ「大丈夫なのか?」

 

 

ウィル「腕はたしかだ。今はジェイに頼るしかない」

 

 

 

 

 

 

ウィルがジェイへ依頼の手紙が書けるまで、その場で休憩することになった。

 

 

ジャン『クロエ、コーヒーを淹れるけど君も飲む?』

 

 

クロエ「そうだな、いただこう」

 

 

ジャン『はい、どうぞ』

 

 

ジャンはクロエにコーヒーカップを渡す。

 

 

クロエ「ありがとう。ん・・・うまいな」

 

 

ジャン『それは良かった』

 

 

クロエ「・・・・クローロはすごいな」

 

 

ジャン『え?なにが?』

 

 

クロエ「器用で、剣の腕も立つし、ウェルテスの街では人気の手品師だ」

 

 

ジャン『な、なんか照れるな・・・・で、でもクロエだって正義感が強いし、立派な騎士の家系じゃないか』

 

 

クロエ「でも私はまだまだ未熟だ・・・」

 

 

ジャン『だったら強くなろう。僕と一緒に』

 

 

クロエ「クローロ・・・ありがとう。じゃあさっそく手合わせをしてくれないか?

悪いところがあったら遠慮なく言ってほしい」

 

 

ジャン『もちろん!』

 

 

ジャンとクロエは少しの間、剣の特訓をした。

 

 

To be continued




おまけスキット 空気を読むウィル


ジャン『もうちょっと脇をしめて剣を構えた方が・・・』

クロエ「こうか?」

ウィル(ほう、ジャンのやつクロエに剣を教えているのか)

ウィルはジャンとクロエを少し離れた場所から見ている。

ジャン『もうちょっとこうかな』

ジャンの顔がクロエの顔に近づく

クロエ「っ!?////(ク、クローロの顔が近い!)」

ジャン『どうしたのクロエ?顔が赤いけど?』

クロエ「だ、大丈夫だ。続けてくれ」

ジャン『剣の握り方はこうした方が・・・』

ギュっ

ジャンはクロエの手をさわる。

クロエ「うひゃいっ!?/////」

クロエは変な声を上げた。

ジャン『びっくりした・・・ホントに大丈夫?』

クロエ「だ、大丈夫だ。だが私も一応は女性だから・・・その・・・/////」

ジャン『あっ・・・ご、ごめん。嫌だったよね?さわったりして・・・』

クロエ「そ、そんなことはない、ただびっくりしただけで・・・」

ジャン『そ、そうなんだ・・・////』

クロエ「・・・////」

ウィル(手紙の返事が来たが、今話しかけるのはやめておこう)
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