ジョーカーはナイフを振り下ろす。まどかは両手の爪でナイフを受け止めた後、ジョーカーの腹を蹴り飛ばした。ジョーカーはそのまま転がって吹き飛ばされた後、ナイフをその場に落とし、そのまま地面を転がっていく。しかし、まどかはジョーカーを逃さない。ジョーカーの元へ跳躍したまどかは、そのままジョーカーの背後へ回り込むと、そのままジョーカーを蹴り飛ばした。
ヘイムダル『圧倒!!圧倒的!!ジョーカー、まどかに歯が立たない!!』
神々『行けぇ!!まどか様ァ!!』
杏子「よっしゃ!!行けぇまどか!!」
さやか「行けぇ!まどかぁ!!」
マミ「その調子よ!鹿目さん!!」
人類側からは見滝原市の人達がまどかを応援し、神々はまどかの勝利を確信する。
まどかはその場で仰向けになったジョーカーの腰へ座り込むと、そのまま爪を振り下ろす体勢に入る。
まどか「もう終わらせる」
しかし、ジョーカーは追い込まれているにも関わらず、笑っていた。
ジョーカー「ああっ、俺が追い込まれたように見えるか?違うな、俺が追い込んだんだ」
まどか「っ?」
ジョーカー「魔法少女さんよ。避けた方が良いぞ」
ジョーカーがそう告げた、その時だった。まどかは突然横から迫ってきた速い物に衝突され、地面を何度も転がって行った。
まどか「何っ!?」
まどかは起き上がる。神器ではなく人器による攻撃の為、全く効いてないが、吹き飛ばされはした。
追突してきたのは、一台の大型装甲車だ。何処から集めてきたのかは知らないが、恐らくNPCのチンピラ達に盗ませたのだろう。
しかし、車の先端を良く見れば、口があった。口は開いており、舌が出て上下に揺れている。正にジョーカー風にアレンジされたと見て良いだろう。
ジョーカー「今からとんでもない事が起きるぞ」
まどか「っ!させると思うの?」
まどかはジョーカーが此れから何をするのか理解した。トロピカルランドに留まらず、米花町エリアを走り回って周りの人々を殺し回るつもりだ。
まどかはジョーカーの乗る車を持ち上げて発進を阻止しようとするが、此処で思わぬトラブルが起きる。
NPC「イヤアアァァァッ!!私の赤ちゃんを返して!!」
まどかは悲鳴の方を向いた。其処には観覧車の真下で泣きながら喚いている女性が、観覧車の上を見上げていた。観覧車の天辺には、ピエロマスクを身に着けた男が赤ん坊を掴んでおり、赤ん坊を観覧車の外へ突き出していた。
まどか「ジョーカー!!貴男という人は!!」
まどかは今からでも車を破壊したかったが、目の前で赤ん坊を犠牲にしようとする行為を見逃す事は出来ない。
まどかはジョーカーの車から離れた。聖なる弓矢で救出しても良かったが、それではきっとジョーカーが自分を跳ね飛ばすか銃で撃ってくるだろう。
ジョーカー「HAHAHA。惜しかったなぁ」
車に乗るジョーカーは、車が降ろされた後、アクセルを踏んで車を走らせた。装甲車をジョーカー風にアレンジしたこの車で、トロピカルランドの遊具を破壊しながら突き進むのだった。
そして、まどかは跳躍した後にピエロのチンピラを踵落としで気絶させると、赤ん坊を抱き寄せて観覧車から跳んだ。しかし、ゆっくりと降り立ったまどかは、すぐにNPCの女性に赤ん坊を返した。因みに、チンピラも地面にピンクの光る糸で縛り上げたまま転がしており、後は警察を待つだけだ。
まどか「赤ちゃんは無事ですよ」
NPC「まあ、ありがとう!赤ちゃんをお助けくださって!このご恩、一生忘れません!!」
NPCの女性は赤ん坊を受け取ると、そのままその場から走り去って行った。
ヘイムダル『うおおっ!またしても救い出したぜ!?鹿目まどか!!ジョーカーを倒すチャンス不意にしてまで赤ん坊を救った!!だが、それこそ女神!!慈愛の女神!!鹿目まどかは困っている奴等を見捨てねぇ!!』
神々『『『オオオオオオオオオオッ!!』』』
神々が大歓声に包まれる。
まどか「ジョーカーの所へ飛んで行け」
まどかは弓を構えると、光の弦を引いて三本の矢を構えた。そして、弦を離して矢を放つ。
放たれた三本の矢は、上空へ飛んで行った後、別の方向へ飛んで行く。
そして、車で逃げていたジョーカーの元へ三本の矢が迫る。米花町エリアの町中を装甲車で爆走していたジョーカーだが、空から飛来してきた三本の矢を見つけて驚愕した。
ジョーカー「おいマジかよ!追い掛けて来てるぜ!!」
しかし、ジョーカーは笑っていた。此れから巻き起こすのは、ジョーカーが手掛ける『台本』通りの物語だ。
ジョーカー「“ジュウガ”。アレを発動しろ」
???『分かってるよ。本当は君に味方するなんて吐き気を催すが、俺の命も掛かってるんだ。そうは行かない』
『SSSS.DYNAZENON:怪獣優生思想ジュウガ』
そして、ジュウガはジョーカーの背後に足が消えた幽霊みたいな状態となって姿を現し、ジョーカーに手を向けた。
ジュウガ『インスタンス・ドミネーション・コズミックパワー!!』
そして、ジョーカーを中心に宇宙が体全体に広がり、すぐに元のジョーカーに戻る。そして、ジョーカーは迫りくる三本の矢に手を翳した。
ジョーカー「『消えろ』」
その瞬間、まどかの放った三本の矢が消えた。
ヘイムダル『消えた!?そんな馬鹿な!?絶対に当たるまどかの光の矢が、ジョーカーに当たる前に消えたぁぁ!!』
観客全員が困惑した。
特に、まどかと知り合いの神達は驚いていた。
ヘカーティア(あの子の攻撃を『消した』?どんな宇宙や次元へ逃げても絶対に逃さないまどかちゃんの矢を?ジョーカーは何をしたの?)
その時、ヘカーティアの横に一人の神が現れた。
???「彼は“書き換えた”のだ。世界を己の『舞台』として、鹿目まどかの攻撃を“消した”のだ」
それは、豪勢なローブを身に着けた、一体の骸骨だった。その全身からは溢れんばかりの魔力を漂わせている。その隣には美しい女性が立っており、腰から黒い鳥の翼を生やしている。もう一人はオレンジが基調のスーツを身に着けており、眼鏡を掛けた逆立つ髪が特徴の男だ。
ヘカーティア「あら、貴男の出番はまだの筈よ?モモンガ。いえ……アインズ・ウール・ゴウン」
???「フッ」
『オーバーロード:アインズ・ウール・ゴウン』
ヘカーティア「それと、アルベドちゃんとデミウルゴス君も、久しぶりね」
???「お久しぶりで御座います。ヘカーティア様」
『オーバーロード:アルベド』
???「お久しぶりで御座います、ヘカーティア様。此度はアインズ様のご指示に従い、この場で第4回戦を直接伺いに参りました」
アインズ「デミウルゴスの言うとおりだ。本当なら私一人で見に行きたかったが、アルベドとデミウルゴスがどうしてもと言うのでな」
ヘカーティア「お互い部下に苦労するわね。それより、第4回戦を見てどう思ったのかしら?私は………まどかが少し心配だわ」
ヘカーティアも見ていたまどかとジョーカーの闘いは、ヘカーティアから見てもかなり異質だった。特にジョーカーは、ガタノゾーアとはまた違った悪の存在だ。あれ程の悪意ある存在は今まで見た事が無い。
アインズは言った。『書き換えた』と。それが寄りにもよって、ジョーカーみたいな人間の手に渡ってしまった。
アインズ「私もまだ憶測でしかないが、ジョーカーという男は恐らく…………世界を書き換えるコズミックパワーを持っている。例えるなら、世界が『劇場』であるとするなら、ジョーカーは物語を書いたり書き換えたり出来る『脚本家』のようなものだろう」
ヘカーティア「っ!まどかちゃん…………」
ヘカーティアに出来るのは、祈る事だけだった。
そして、まどかもまた、ジョーカーに攻撃が降り掛からなかった事を直感的に見抜く。
まどか「攻撃が効かない?」
まどかは驚いた。しかし、それならそれで別の闘い方がある。
???『まどか……………私と代わる?』
まどかは聴いた。親友の声を。
まどかは胸元を抑えながら、優しく語り掛ける。
まどか「まだ大丈夫だよ。私は負けない。でも、もし、私でもどうする事が出来なくなったら………その時はお願いね?」
そして、まどかはその名を告げた。
まどか「“ほむらちゃん”」
そして、まどかはトロピカルランドから跳んだ。ジョーカーを追い掛けるために。
先程ジョーカーが見せた、顔の剥ぎ取り及び今話の犯罪、人類代表達の反応はどうなのだろう。敢えて描写してませんが、どんな思いでこの戦い見てるんでしょうね。
皆さんお気付きでしょうが、まどかもジョーカーも、お互い殺すチャンスはかなりあったんですよね。でも双方それをやらない。
次のお遊び回で使って欲しい曲は?
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ユメヲカケル!
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ブルーバード(いきものがかり)
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ルードルーズダンス
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インパーフェクト(オーイシマサヨシ)
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ALONES
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ささやかな祈り(ライスシャワー)
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心臓を捧げよ
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涙の種、笑顔の花
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空色デイズ
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REASON(ゆず)
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ALIVE(ClariS)