終末のワルキューレvs若き戦士達   作:ちいさな魔女

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OP『MY Sweet Maiden(sin七つの大罪)』


優しき悪魔VS傲慢の魔王

ブリュンヒルデは廊下を歩いていた。彼女が訪れたのは、人類代表達を弔う為の祭壇の間だ。其処へやって来たのは、それぞれ亡くなった代表者達を弔う為だ。

 

ゲルやサンズは、怪我をした人類代表達の様子を見に行って貰っている。

 

祭壇に映るのは、無邪気に笑うユウキの写真と、ジョーカーとしてではなくアーサーとして幸せに笑うアーサーの写真が、祭壇に飾られていた。

 

ブリュンヒルデ「紺野木綿季、アーサー・フレック……人類が一本リードしました。このまま負ける事が無いよう、次なる闘士にも頑張って頂きたいと思っております」

 

すると、祭壇の間の出入り口が開く。

 

ルシファー「やっぱり此処に居たのね」

 

ブリュンヒルデ「………何故貴女が此処に?此処は亡くなられた人類の代表を弔う場所です」

 

ルシファー「あら?私が来たら何か問題あるの?」

 

ブリュンヒルデ「………いえ、お聞きしたかっただけですので。ルシファー様」

 

ルシファー「ふーん。まあ良いわ。私が此処に来たのは、伝えたい事がいくつかあったからよ」

 

ブリュンヒルデ「私に、ですか?」

 

ルシファーの後ろ、その背後では真莉亜とレヴィが扉の陰から、二人の様子を見ていた。

 

ルシファー「1つ目。さっきゼウスが来たのよ。次の第6回戦で、私が出るようにって」

 

ブリュンヒルデ「っ!!」

 

ブリュンヒルデは驚愕した。まさかルシファーが次に来るとは思わなかったのだ。

 

ルシファー「それで私が出る事になったの。2つ目。さっき言った通り、私はゼウスに第6回戦に出場するよう言われたけど……私、―――」

 

――――――――――――――――――――――――

 

その頃、ゲルとサンズは医務室にやって来た。

 

ゲル「し、失礼します!」

 

サンズ「お邪魔するぜ」

 

二人が病室に入ると、その病室に居たのは3人のウマ娘、スペシャルウィーク、トウカイテイオー、ライスシャワーであった。彼等はそれぞれのベッドで長座位になりながら、それぞれのベッドに取り揃えられたテーブルに並べられた大量の中華料理を食べ続けている。

 

彼女達は、400kmの距離を走った影響で全身の筋肉が痛むだけでなく骨折も入っていた。しかし、神々の医療施設は人類より遥かに優秀で、何ヶ月も掛かる骨折も数日あれば容易に治った。そして今、回復料理を食べて体の調子を整えているのだ。

 

その隣で、オニジャが消えた仲間の写真を眺めていた。アーサーと共に亡くなったジュウガの写真だ。

 

???「ん?ああっ、君は確か、ブリュンヒルデの隣にいたワルキューレ、ゲル、だったな。それに、其処の骨のモンスターはサンズ君だね?」

 

『刃牙シリーズ:烈海王』

 

サンジ「今、チョッパーや他の医師から許可が出たからな。今、ウマ娘の皆に回復料理を運んだ所だ。烈の料理も実に素晴らしいものだったぞ」

 

???「今、新しく料理を運んだ所です。彼処でルフィさんが眠りながら食べてますけど」

 

『トリコ:小松』

 

サンジ「アレは久々に見たが、ホントに眠りながら美味そうに食ってるぜ」

 

烈海王が指差す方向では、なんとルフィがグースカ寝ながら大量の料理を頬張っていた。

 

ゲル「いや何やってんすか!?」

 

小松「僕が聞きたい位です………」

 

サンズ「ブリュンヒルデから療養中の人類代表の様子を見に来るよう言われて来てみたが、要らない心配だったみたいだな」

 

すると、ゲルとサンズに気が付いたテイオーが二人の元を向いた。

 

テイオー「あっ!二人共、いらっしゃい!」

 

すると、スペやライス、オニジャも二人の元を向いた。

 

スペ「あっ!お久しぶりです!」

 

ライス「あの、食事中でホントにごめんね!でも、烈さんとサンジさんのご飯が美味しくって……どんどん食べられるよ!」

 

そして、オニジャは写真を懐に収めて、二人を向いた。

 

オニジャ「よお、お前等!どうした?此処に」

 

サンズ「ああっ。療養してる人類代表がどんな様子か見に来たんだ。もし大変そうなら何か手伝おうと思ってたが」

 

ゲル「でも、全員無事で何よりっす!では、此れで失礼します!」

 

サンズ「それじゃあな。また後で見に来るぜ」

 

ゲルが医務室から退室した後、サンズもその場から姿を消した。

 

オニジャ「おう!お前らもな!」

 

オニジャは手を振った。しかし、先程まで元気な雰囲気はすぐに消えた。近くの椅子に座り、ため息を吐く。

 

オニジャ「なんか複雑だな。ジョーカーと融合したジュウガは覚悟の上とはいえ………仲間が消えちまうのはよ」

 

オニジャは未だに立ち直れなかった。ジュウガはシズムやムジナと同じ怪獣優生思想の仲間だ。そんな仲間を一人失い、シズムやムジナも含めて、全員取り乱した。

 

オニジャ「………だが、此処で立ち止まる訳には行かねぇ!何時までもメソメソしてたら、ジュウガに笑われちまう!」

 

スペ「そうですよ!やっぱりオニジャさんの強くて笑ってる姿、格好いいと思います!」

 

オニジャ「そうか?アッハッハッ!ありがとなスペ!」

 

テイオー「うん!オニジャさんの笑ってる顔、僕も好きだよ!」

 

ライス「オニジャお兄様、ライスもオニジャお兄様が何時までも哀しくいるのは悲しいよ!ライスも、オニジャお兄様みたいに強くなりたいから!」

 

オニジャ「お前等………ありがとな!」

 

オニジャは片手で目を抑えた。涙が出そうになるが、片手で抑えたのだ。

 

そして、波乱の第6回戦が幕を開けた。病室でライス達が、それぞれの控室に待つ代表者達が、第6回戦の様子を見守り始めた。

 

ライス「次の試合、どうなるのかな?」

 

オニジャ「心配すんな。誰が相手だろうと負けねぇ。俺は知ってんだぜ。人間の強さをな」

 

テイオー「そうだね。次の闘士を信じよう」

 

スペ「ええっ!」

 

――――――――――――――――――――――――

 

午前11時。あれだけ崩壊した宇宙は瞬く間に直っており、闘技場も既に直っていた。

 

此れより始まるのは、第6回戦。人類にとって、追い打ちを掛けられる試合。神にとって、これ以上負けられない試合。お互いに負ける訳には行かない試合。

 

ヘイムダルがホバーバイクに乗りながら、実況を始める。

 

ヘイムダル『さあ、いよいよ波乱の第6回戦!!開始するぜ!!』

 

神々&人類『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!』』』

 

神々と人類が歓声を上げる。

 

ヘイムダル『第5回戦は人類の勝利!!神側の2勝3敗!人類側の3勝2敗!人類がリードしている!!神側はもう負けられない!!』

 

人類『『『うおおおおおおおおっ!!!』』』

 

ヘイムダル『そして、そんな神々に勝利をもたらすのは、どんな因果だ!?嘗て神に反逆したが、天より叩き落され堕天した元天使である、この女だ!!』

 

ヘイムダルが神側を指差した。門が開き、神側代表が登場する予定であった。

 

しかし、一分経ったにも関わらず、神側からの門から誰も来ない。

 

ヘイムダル『ん?あれ?』

 

神々『おいどうした?』

 

神々『何してんだよ!』

 

人類「な、なんだ?」

 

人類「棄権するのか?」

 

神々や人類も困惑する中、突如として人類側の門が開く。

 

門を押して出て来たのは、一人の女性だ。否、その背後には6人もの女性達が居る。妖艶な美貌を持つ色気ありな女性。多くの金貨や札束を袋から取り出して数える女性。地面をゆっくり走るタイヤ付きベッドに寝転がる女性。脂っこい骨付き漫画肉を貪る幼女。その幼女の頭を撫でながらも、厳かな雰囲気を見せる女性。そしてレヴィの姿があった。

 

『sin七つの大罪:色欲の魔王アスモデウス、強欲の魔王マモン、怠惰の魔王ベルフェゴール、暴食の魔王ベルゼバブ、憤怒の魔王サタン、嫉妬の魔王レヴィアタン』

 

ルシファー「はぁい♪その忌々しい称号を持ってた傲慢の魔王は、この私よ」

 

ルシファーだった。並の軍神ですら動かすには数千人も必要な門を、ルシファーは一人で開けた。

 

ヘイムダル「えっ!?ちょっ!?ルシファー様!何処からやって来てるんですか!?ってか、七つの大罪全員連れて来てどうする気ですか!?」

 

人類は、ルシファーの名を聞いて驚愕する。そして、七つの大罪と聞いて驚愕した。

 

人類「る、ルシファー!?それに、七つの大罪だと!?」

 

人類「神に反逆した堕天使が敵か!?」

 

人類「これまたヤベェ奴が来たな………それにしても、七つの大罪の悪魔って………皆、女だったのか」

 

人類「というか、綺麗な人ね………////」

 

そして、神々はルシファーの行動に困惑していた。その中にはルシファーを笑う者も居た。

 

神々『な、何してんだよ?』

 

神々『頭イカれたか?』

 

神々『アハハハッ!ちげぇねぇ!』

 

神々からの悪口も、ルシファーは気にしない。ただ、冷めた目で神々を見ていた。

 

ルシファーは闘技場の真ん中に立つと、そのまま神側の観客席を見つめながら、ヘイムダルからギャラルホルンを奪い取る。

 

ルシファー「これ寄越しなさい。返さないけど」

 

ヘイムダル「へっ!?いや、返してください!!」

 

ヘイムダルは腕を伸ばすが、頭をルシファーに抑えられて一本踏み出せない。

 

神々『おいおい、何してんだ?』

 

ルシファー「スゥ~…………」

 

そして、ルシファーはとんでもない宣言をする。

 

 

 

ルシファー「私、人類側から出るから、宜しく」

 

 

 

ヘイムダル「へっ?」

 

 

 

その場を沈黙が走る。神々も、人類も、沈黙していた。

 

神「き、聴き間違い?」

 

神「いやいや、まさか、そんな………何かの間違いだろ?」

 

しかし、神々の期待は裏切られた。

 

ルシファー「言った通りよ?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七つの大罪、真莉亜、ブリュンヒルデ以外『『『『エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェェッ!!!???』』』』

 

 

会場は驚愕の声に包まれた。それぞれの代表達も、驚きを隠せないでいた。




ED:『優しい彗星(BEASTARS2期 ED)』

そろそろ関係者以外だけでなく、人類代表とその関係者が、これまでの闘いを見た時の反応が欲しいかも(我が儘)。↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=300314&uid=330799

次のお遊び回で使って欲しい曲は?

  • ユメヲカケル!
  • ブルーバード(いきものがかり)
  • ルードルーズダンス
  • インパーフェクト(オーイシマサヨシ)
  • ALONES
  • ささやかな祈り(ライスシャワー)
  • 心臓を捧げよ
  • 涙の種、笑顔の花
  • 空色デイズ
  • REASON(ゆず)
  • ALIVE(ClariS)
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