終末のワルキューレvs若き戦士達   作:ちいさな魔女

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序盤にて、まどかの限界のなさをほんの少し見せようと思います。


舞踊の破壊神VS転生せし英雄王 その3

神々&人類『『『ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!』』』

 

翌日。闘技場は盛り上がりを見せていた。神側の3勝4敗。人類側の4勝3敗。神側は追い付くチャンスである為、絶対に負けられない。人類側にとっても、負ければ追い付かれてピンチになる。

 

試合会場はリニューアルされて、シンプルな円形の闘技場となっていた。つまり、これから起きる戦いを見やすくしたのだ。

 

ヘイムダル『待たせたなぁ!!いよいよ始まる第8回戦!!今回の対戦は、この神VS人類最終闘争(ラグナロク)を盛り上げるに相応しい闘いを見せてくれるだろうぜ!!』

 

神側の観客席には、数多の神々が集まっていた。

 

アポロン「どれ。今日はどんな素晴らしい闘いが見れるのだろう。楽しみではないか」

 

アポロンは多数の女性達を連れて、観客席で闘いを見守っていた。

 

???「ダーリン!次の人類闘士は誰かしら〜?」

 

『Fate/GrandOrder:月の女神アルテミス』

 

???「興味あるな〜。また素敵な美人ちゃんが来るかなアバババババババババッ!?」

 

『Fate/GrandOrder:オリオン(クマバージョン)』

 

アルテミス「あらぁ?ダーリンも期待してるのね〜」

 

アルテミス、いつの間にか千本の矢でオリオンを射抜いていた。死にはしないが、クマの人形に千本の矢が刺さる光景は洒落にならない。

 

まどか「アハハッ。相変わらずですね、アルテミスさんにアポロンさん」

 

まどかも百本の串焼きや十杯の赤丸の牛丼をそれぞれ片手に持ちながら、席に座る。串焼きを食べ始めるまどかだが、すぐに一杯目の牛丼を食べ終えた。数秒で二本と一杯を食べ終えるまどか。すると、アポロンがまどかの隣に現れた。まどかは驚いて串焼きを落としそうになる。

 

因みに、串焼きの肉は『宝石の肉(ジュエルミート)』を利用している。肉が多いのは、まどかの獣を纏うコズミックパワーの影響により、エネルギー補給として肉を食べる事が一番なのだ。勿論野菜や魚も食べても栄養になり、獣達のエネルギーにもなる。とはいえ、お肉の方が美味しく食べられる。

 

アポロン「やあ、まどかちゃん!君が来てくれるとは思わなかったよ!どうだい?是非俺さまと結婚でも――」

 

まどか「は、はずかしいから止めてください!!『我へ宿レ(キナサイ)!!白き闇(ン・ダグバ・ゼバ)』ぁああ!!」

 

まどかはアポロンの頬を殴り飛ばす。その時、まどかの肉体は変化しており、額から黄金のクワガタの顎を生やし、肌は雪のように白く、四肢や腹筋は筋骨隆々となり、甲冑にも見える金色の装飾を身に着けていた。但し、まどかの顔や髪はアルティメットまどかのままだ。

 

アポロン「アァッ!素晴らしい!益々君が欲しい!」

 

まどか「我へ宿レ(キナサイ)!!純粋なる星誕(エンデ・ニル)!」

 

アポロンの頭がレーザー光線に飲み込まれる。それは、まどかの額に現れた瞳から放たれていた。まどかの姿は元の姿のままだが、額には球状の顔が生えている。アポロンはそれでも近付こうとするが、アルテミスが首根っこを掴んでアポロンを止めた。

 

しかし、アポロンは全身からウザそうなキラキラしたオーラを放ちながら、まどかに微笑みかける。

 

その時、まどかは別の獣を身に纏おうとしており、身体から灰色の微細な粒子を僅かに放っていた。明らかに危険な獣を纏おうとしている。

 

まどか「我へ宿レ(キナサイ)………死へと誘う(死を纏うヴァ)………」

 

アルテミス「ごめんなさいねぇ〜。お兄様が迷惑掛けて。だからそれだけはやめてお願い!」

 

まどかはアルテミスに慌てて止められたお陰で、変身を上手く解いた。もう少しで周りまで巻き込む所だった。

 

らしくない事をしそうしになり、まどかは反省する。

 

まどか「ご、ごめんなさい………」

 

アルテミス「良いのよ。お兄様にはキツく言っておくから♥」

 

まどか「………ほむらちゃんにああ言ったけど、私もほむらちゃんの事、言えないなぁ……………」

 

怒り任せなんて、自分らしくない。周りが見えなくなるなら尚更だ。

 

アポロン「なら今度お食事にでもブホッ!?」

 

アルテミス「お兄様は黙って頂けますぅ?」

 

アルテミスがアポロンの胸に肘打ちを放った。悶えるアポロンの様子を見たオリオンがまどかに迫る。

 

オリオン「お前、あんな奴に絡まれてよく平気だな」

 

まどか「初めは苦手でしたけど、話してみたら話の分かる方でしたから。でもやり過ぎたらお仕置きは必要だと思います」

 

オリオン「だな!何かあれば俺を頼れ!俺がアポロンボコボコにしてやるよ!」

 

クマのぬいぐるみ姿のオリオンだが、その言動はとても頼りになる強さがあった。

 

ヘイムダル『さあ注目の第8回戦!この闘いを盛り上げてくれる闘士達を紹介するぜ!!』

 

まどか「そろそろ始まりますよ」

 

アポロン「そうだな。次も素晴らしい闘いが見れるのだろうな」

 

アルテミス「お兄様復活早っ!?」

 

オリオン「中々の不死身ぶりだな」

 

そして、ヘイムダルがそれぞれの選手紹介を始めた。

 

ヘイムダル『先ずは、人類代表から紹介するぜ!!』

 

ヘイムダルが人類側の扉を指差す。巨大な扉が開き、一人の少女が姿を現した。

 

ヘイムダル『この者ははるか昔、農村生まれから傭兵として身を立て、大国シルヴェール王国を自身一代で築き上げた英雄王イングリスであった!女神に愛された神騎士として善政を敷き、多くの民に見守られながら最期を遂げた!死後に女神アリスティアに願った事は、『一人の武人として自由に生きたい』という願い!そして英雄王は少女として転生し、武を極める為に闘い、己を鍛え続けた!』

 

人々の、特に少女の世界の出身者達は驚愕する。

 

ラフィニア「えっ!?クリス、どういう事!?」

 

レオーネ「イングリスって……元男なの!?」

 

リーゼロッテ「ど、どういう事ですの!?」

 

イングリスと共に居るラフィニア達ですら知らなかった、彼女の前世。

 

ヘイムダル『何故戦う?強さを求めてどうしたい?お前は一体何がしたい?』

 

少女、イングリスは胸元で両拳を握り締めて、期待に打ち震えながらも自信に満ちた笑顔になる。

 

ヘイムダル『それは、大切な幼馴染みを守る為!そして己の武を極める為!!』

 

そして、イングリスは舞台の真ん中で止まる。そして、右手を握り締めて真上に掲げた。

 

ヘイムダル『武を極める者!!その名は………イングリス・ユークスウウウウウウゥゥッ!!!!』

 

『英雄王、武を極めるため転生す:イングリス・ユークス』

 

人類の大歓声が響く。

 

???「頑張れよ!クリス!」

 

『英雄王、武を極めるため転生す:ラファエル・ビルフォード』

 

???「イングリスちゃんがまさか神と闘うなんてね〜」

 

『英雄王、武を極めるため転生す:リップル』

 

人類代表のイングリス。人類の声援を受けながら、これから始まる闘いに胸を躍らせる。

 

イングリス「さあ、楽しくなってきたよ!」

 

そんなイングリスの期待に満ちた顔を見た後、ヘイムダルは神側の闘士の紹介に移る。

 

ヘイムダル『闘いを求める女に応えてやって来たのは、同じくバトルジャンキーたる、この漢だ!!』

 

ヘイムダルが神側の扉を指差した。

 

ゾウ達『『『パオオオオオォォォンッ!!』』』

 

すると、扉から大量の象が現れた。筋骨隆々とした象達で、どれもが既存の象よりも遥かに強そうであった。

 

そして、その中で最も巨大な象が現れた。象と呼ぶにはあまりにも巨大で、怪獣と呼ぶ方が似合う巨大な象だ。

 

巨象『パオオオォォォ……!』

 

『範馬刃牙:超規格外象』

 

しかし、そんな巨象の背に、一柱の男神が乗っていた。胡座をかき、二本の手を膝につけて、もう二本の腕を組んでいた。

 

ヘイムダル『戯れに作る世界を、気まぐれに破壊!創っては壊し、壊しては直し………世界はこの漢の遊び場なのか?』

 

そして、その男は超規格外象の背中から跳ぶ。

 

ヘイムダル『一体お前は何がしたいっ!?』

 

そして、舞台に降り立ったその神は、4本の手を強く握り締める。

 

ヘイムダル『ならば聞こう!この神に!問答無用!忖度不要!気に入らないやつは壊して壊して壊しまくる!!』

 

全身から溢れ出す闘気が、会場全体に放たれる。

 

ヘイムダル『破壊の神!舞踊の神!その名は………シイイイイイイィィヴァァァァアアアアアアアッ!!!』

 

『インド神話:破壊と創造、そして舞踊の神シヴァ』

 

シヴァ「へへっ!やっと来たぜ!俺の出番!」

 

シヴァは舌なめずりをする。

 

ヘイムダル『これは熱き闘い!バトルジャンキー同士のぶつかり合いだ!!勝つのは破壊神シヴァか!?元英雄王イングリスか!?Fight!!』

 

シヴァVSイングリス。闘いの火蓋が、切って落とされた。




人類:イングリス・ユークス/英雄王、武を極めるため転生す
神器:霊素鎧装(エーテルアーマー)
神器能力:クリスの霊素殻(エーテルシェル)の改造版。
霊素を攻撃及び防御も可能な鎧として纏う。
攻撃は最大の防御ーーーならばその防御を担う盾を攻撃手段として体現した姿。
攻撃手段は格闘術が基本だが霊素弾(エーテルストライク)も撃つ事が出来る……要するに防御力と攻撃力が絶大に強化されただけのいつものクリス。
コズミックパワー:『エーテル・ヴァース』
能力:霊素(マナ)に溢れた宇宙。
所謂英雄王イングリスが生きていた時代と殆ど変わらない世界。
霊素の消費を気にする事無く戦う事が出来る他と比べて単純な力だが戦闘狂のクリスにはピッタリな能力。

神:シヴァ(インド神話)
神器:神楽舞踊(マハー・シヴァラートリー)
神器能力:ダンスそのものが神器であり、華麗に踊れば踊る程にシヴァの身体能力が上昇する。リズムに乗れば乗る程にシヴァ自身の身体能力、パワー、スピード、破壊力、視力、柔軟性、肉体強度、全てが増していく。その舞踊は時空間を歪めて相手の攻撃を反らしたり自身の攻撃を命中させたり、因果律を捻じ曲げて自分が受けたダメージや傷は全て敵対する相手におっかぶせたり、運命を破壊して自身に降り掛かる危険や害意を無力化する等、自身には様々な幸福を与えるが、敵対する者には災厄を齎す。
要するに、踊れば踊る程にシヴァは幸福と祝福が与えられ、逆に相手には不幸や厄災が次々と降り掛かる。
コズミックパワー:『ダンス・ヴァース』
宇宙に住む総ての種族が『踊り』をする宇宙。古今東西、東洋西洋問わず、ありとあらゆるダンスが存在しており、神楽にコサック、ミュージカル等、ダンスの数は数知れず。
シヴァの神器と同じくダンスによって力を増す。神器と相性が良く、重ね掛けによって踊るシヴァを際限なく強くし続ける。

私、イングリス主人公の作品は主に漫画で見て知りましたけど、原作少し見たんですよね。イングリスは其処で自分の前世(誰に明かしたかは覚えてませんが)明かしましたけど、信じてもらえなかったんですよね。だから、この闘いで前世バレしましたが………ラフィニア達って英雄王イングリスとシルヴェール王国の事知ってたっけ?
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