一方、人類代表が修行場として扱う場所では、5人の男女が修行をしていた。一人は赤い髪の少女で、もう一人は黒髪の青年で、3人目は炭治郎である。3人は全身にテクターギアを身に着けており、修行を行っていた。四人目は黒い眼帯を着けた青年で、もう一人は全身緑色の肌を持つ異形の人型生命体だ。
彼等が使用している部屋は、部屋の広さは無制限かつ外での1秒はこの部屋の空間では100年であり、必要に応じて形が変化していく。また、この空間では入った時の歳や精神性のままとなり、そのまま歳を取る心配はない。但し、殺されれば死ぬのは変わらない。
現在、彼等は座禅を組んでいた。地面に胡座を掻き、手の構え方はそれぞれ異なるものの、2時間以上も座禅をしている。
???「………よし!今日は此処までだ!」
『ドラゴンボールシリーズ:ピッコロ』
???「いや〜凄いねぇ。2時間も座禅を組み続けるなんてね」
『呪術廻戦:五条悟』
五条とピッコロの修行を熟す3人。座禅を解き、顔のゴーグルを開けて目を解放する。
炭治郎「ふぅ。乙骨君、結城さん。お疲れ様」
炭治郎達は汗を流す。集中が解けた後に、疲れが一気に押し寄せて来たのだ。
???「流石に同じ体勢を維持し続けるのはキツイね」
『呪術廻戦:乙骨憂太』
???「はい………お二人共凄いですよ………フゥ」
『結城友奈は勇者である:結城友奈』
友奈達が行っている修行は、体を鍛えるトレーニングではない。座禅を組み、精神を集中させるトレーニングだ。極限の集中状態『ゾーン』を鍛えて維持するトレーニングであり、体も心もリラックスさせるトレーニングでもある。
3人は汗をタオルで拭いていると、彼等にポカリスエットやアクエリアスを渡す二人の女性が現れた。
???「はい、憂太」
『呪術廻戦:祈本里香』
嘗て怨霊化した祈本里香。乙骨と同じ人類代表であり、乙骨と二人一組のタッグである。
???「乙骨君………は、無理みたいだね。はい、炭治郎君に友奈」
『SSSS.DYNAZENON:怪獣優生思想ムジナ』
ムジナが渡したアクエリアスを受け取る二人。
ムジナ「それにしても、ただ座ってるだけだったけど、本当にこれで良いの?」
ピッコロ「ただ座るだけなら誰でも出来るが、こいつ等にやらせてるのは頭の中でトレーニングを行わせる座禅だ。頭の中でトレーニングを行わせる事で、集中力を鍛えるんだ。過度な激情に身を任せるのではなく、一瞬の攻撃以外は常に体も心もリラックスさせる事で、ゼロからの攻撃を可能にする。そうすれば、相手に動きを読ませにくくする上に、スタミナも温存出来る」
五条「馬鹿みたいに体を鍛えるだけがトレーニングじゃないからね〜。それにしても、竈門炭治郎だっけ?」
炭治郎「はい」
五条は炭治郎を見る。彼の集中状態の中で、五条は炭治郎が普通の人間とは何か違う気配を感じた。
五条「此れは僕の勘だけどね。君、もしかして『化け物』が習うような修行を、密かにやってないかい?」
炭治郎「っ!!」
図星なのは明白だ。オマケに炭治郎は嘘が付けない。いや嘘を言わない又は言えない訳では無いが、その時は必ず変顔になる。なので実質、炭治郎は嘘が言えないのだ。
炭治郎もその事は自覚してる為、迷わずに答えた。
炭治郎「はい!俺はその人達に『身体の動かし方』、『戦闘の切り替え方』、『相手の心理の読み取り方』、『戦略的思考』を習いました。一見、普通の戦闘訓練に思えましたが、レベルが違いました。全てが『化け物』が習うための物でした。身体を変形したり、火を出したり、目を潰していつでも再生したり、完全に死ぬ状況でも助かったりと、『化け物』にしか出来ないやり方でした。俺が嘗て戦った、鬼達に近い戦い方でしたよ。あの人達に受けた修行も、その一部でした」
ピッコロ「成る程な。それで、お前に化け物の修業法を教えた奴等は何と言っていた?」
炭治郎「いえ、名前や種族名は教えてくれませんでした。他の者にも名を明かすなと、そう言われましたので」
五条「そうか。まあ君が無事なら別に文句は無いよ。でも、君はあくまで人間であり、人として戦うという事を、忘れないでね」
炭治郎「はいっ!」
ピッコロ「よし。今日は此処までにする予定だったが、折角だ。ウイス様が悟空とベジータに行せた、『感情的にならない試合』をやるぞ。ルールは簡単、遠距離攻撃や、変身したりは禁止だ。近接武器の使用は構わないが、あくまで素の自分で戦う事だ。良いな!」
友奈&乙骨&炭治郎「「「はい!」」」
ムジナ「………ジュウガの仇は必ず取るよ」
五条「僕も彼等を支援するよ。君も仲間の仇を討つために、頑張らないとね」
試合の裏で、着実に代表達は力をつけ始めていた。
そして、シヴァとイングリスの試合も、盛り上がりを見せていた。
――――――――――――――――――――――――
闘技場。其処は、カオスな戦場となっていた。
イングリス「オオオオオオッ!!」
イングリスは光の線をその場に描くように動き回り、シヴァの体へ攻撃を当てていく。遠距離ではエネルギーを消費し続けるだけと学び、近距離戦に持ち込んだのだ。両手のラッシュがシヴァに炸裂する。
イングリスが立てた戦法は、ひたすら攻め続ける事。
シヴァ「ぐぉっ!?響かねぇぞイングリスゥ!!」
シヴァは青い炎を纏った拳で、イングリスの頬を殴る。青い爆発が発生し、イングリスは吹き飛ばされる。
イングリス「ツインエーテルストライク!」
イングリスは両手を合わせて、エーテルストライクを両手から放つ。
イングリスの放つエーテルストライクを、シヴァは額の第三の目から放った光線で相殺する。
お互いの遠距離攻撃がぶつかり合って発生した光線が、網のように周囲に拡散する。
再び走り出した二人は、お互いの頬を殴った。
シヴァ「おらよ!!」
シヴァの一本の拳が、イングリスの額を殴る。
イングリス「がああああっ!!」
イングリスは負けじとシヴァの鼻っ柱を殴る。
その後、お互いに拳で殴り合った。拳と拳がぶつかり合い、音すら消える程に動き続けた。
軈て二人は虹色に発光して、その姿も無数の虹色の線のようにしか見えなくなった。
シヴァ&イングリス「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」
激しくぶつかり合う拳と拳。宇宙が揺れ、星々が割れていき、恒星すらも爆発していき、宇宙から星明かりが次々と消えて行く。
人類『『『『イングリス!!イングリス!!イングリス!!イングリス!!イングリス!!イングリス!!イングリス!!イングリス!!イングリス!!』』』』
イングリスを応援する人類の声援。
神々『『『『シヴァ!!シヴァ!!シヴァ!!シヴァ!!シヴァ!!シヴァ!!!シヴァ!!!シヴァ!!!シヴァ!!!シヴァ!!!』』』』
神々も、シヴァを応援し始める。
まどか「イングリスちゃーん!!シヴァ様ー!!どっちも頑張れー!!」
ほむら『イングリスには勝って欲しいけど、シヴァ様にも負けて欲しくないわ………!!どっちも頑張れ!!』
アポロン「素晴らしい!!お互いに命を懸けて戦うその姿!!何と美しい!!麗しの闘士イングリス!!猛々しきダンサーシヴァ!!どちらも頑張れ!!」
アルテミス「ねぇダーリン………私、すっごく感動してるわ」
オリオン「俺もだぜぇええええ!!うおおおおおおおっ!!」
アルテミスとオリオン、涙を流す。まどかとほむら、アポロンは両方を応援し始めた。
激しくなるこの戦い、決着が付こうとしていた。
次回で決着か、或いはもう一話か。次回にご期待!!