終末のワルキューレvs若き戦士達   作:ちいさな魔女

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次は女湯編です。

そしてご注意を!此処からは、原作『終末のワルキューレ』と大きく異なります!オリジナルキャラ、オリジナル展開、独自解釈が入りますので、悪しからず!


地獄の女神VS新米錬金術師 その2

天照温泉の女湯は、女神や人間を含めた多数の種族が入浴していた。

 

ほむら「はあ………やっぱり此処は良いわね。人間界に居た頃は、こうしてゆっくりと温泉を楽しむ暇は無かったわね」

 

ほむらは乳白色の源泉に浸かり、額にタオルを乗せている。ほむらが嘗て魔法少女だった頃、此の様にゆったりと温泉を楽しむ事は殆ど無かった。風呂は自宅の風呂に入るだけで済ませており、温泉を楽しんで無かった。

 

ほむら「それにしても、あの軍隊は気掛かりね」

 

まどか『何かを企んでたみたいだけど、結局情報は拾えなかったね』

 

ほむら「アポロンさんが報告に行ってくれたから、ゼウス様が何かするとは思うけど、警戒はしましょう」

 

ほむらはお湯で顔を洗う。

 

???「やっほ〜。隣失礼するね〜」

 

???「おや?ほむらではないか」

 

ほむらの隣に、二人の女性が入浴してきた。

 

一人は赤紫がかった銀髪に赤い瞳を持つ巨乳な上にスタイルの良い少女で、タオルを巻かずに入る。

 

『グリッドマンユニバース:新条アカネ』

 

もう一人は、紫色の長髪に抜群のスタイルを持つ美女であるが、その身体は筋肉質で歴戦の強者のオーラを感じ取れる。

 

『Fate/Grand Order/スカサハ』

 

アカネ「いや〜此処は良いねぇ」

 

スカサハ「ああっ。日本神界は他と比べて居心地が良い。温泉施設も料理も格別だ」

 

ほむら「ほら。温泉用のワインもあるわよ」

 

ほむらは湯に浮いた御盆に乗った瓶を持つと、ワイン用のグラスに注いだ。

 

アカネ「私は良いよ〜。御酒苦手だし」

 

新条アカネ。彼女は先程まで現実世界に居たが、今回はジャンク越しだけでなくこの目で戦いを見たくなり、この世界へやって来たのだ。

 

かつてSSSS.GRIDMAN世界で怪獣を従えていたアカネだが、友達が対話を成功さてもう会うことが出来なくなった。その後、グリッドマンユニバース事件でニューオーダーとなって戦い、友達を救出。その後、現実世界で日常を送る内に目が覚めるとSSSS.GRIDMANの制服姿で神として生まれ変わっていて、森で迷っている所をケイローンと出会い、彼に保護された。今では時折天界に訪れて、まどかとほむらと一緒でアルテミスから溺愛されており、三人とお茶会と女子会をする仲となった。まどかもほむらもアカネを受け入れており、アポロンにも紹介した。アポロンは前向きになったアカネの事を褒めて、彼とも友達になった。

 

スカサハ「ありがたく頂こう」

 

スカサハはグラスを受け取り、ワインを一口飲む。

 

スカサハ「ふむ。北欧原産と比べて味は落ちてるが、落ち着いて飲める和製の北欧ワインか。悪くない」

 

アカネ「スカサハ先生よく飲めますよねぇ」

 

ほむら「上がったら日本の刺身盛り合わせの定食もあるわよ。スカサハ、アカネ、彼処に居る人類代表達と一緒に食べましょう」

 

ほむらが指をさす方向には、風呂に仲間達と入りに来たサラサの姿があった。

 

???「いや〜広い風呂は良いものだな♥訓練の疲れも癒やされる♥」

 

『新米錬金術師の店舗経営:アイリス・ロッツェ』

 

青いポニーテールの少女が、額にタオルを乗せて居た。

 

???「ええっ。色んな世界の人達と交流するのって、良いものね。ニッポン神界だったかしら?此処の料理もお風呂も、ホントに格別だわ」

 

『新米錬金術師の店舗経営:ケイト・スターヴェン』

 

褐色肌のダークエルフは、椅子に座り、トリートメントで髪を洗っていた。

 

???「いや〜肩が楽になりますね〜。サラサさん」

 

『新米錬金術師の店舗経営:ロレア』

 

岩にもたれ掛かるロレア。彼女の発育の良い胸はプカプカと浮かんでいる。良く見れば、スカサハ、アカネ、アイリスの胸もお湯の浮力によって浮いていた。

 

サラサ「そうだね…………」

 

サラサは死んだ魚の眼をしていた。胸元を両手で押さえる。

 

テイオー「ソウダネー……でも、ライスは――」

 

テイオーも風呂に入りに来ていた。彼女も巨乳ばかりな空間に絶望しそうになるが、隣に居るライスを見た。

 

ライス「ふぅ………」

 

テイオー「アレー?ナニアノフクラミー?」

 

テイオーは目が黒く染まる。ライスは意外にあった。周り程大きくないが、それでもまな板ではなかった。

 

サラサ「此処にも敵が………」

 

サラサも口から魂が抜けかける。

 

しかし、希望はあった。

 

???「フゥー……フラン、気持ちいい♥」

 

『転生したら剣でした:フラン』

 

金色の瞳を輝かせるフランは、彼女の隣に置いている大きな剣と共に風呂に浸かっていた。その胸は、平坦である。

 

サラサ&テイオー「「やったぁぁ!!」」

 

フラン「えぇっ!?」

 

サラサとテイオーがハイタッチをしながら歓喜の声を上げて、フランが驚愕の声を上げた。

 

フラン「師匠……あの二人、変」

 

???『あー、気にするな。お前もいずれ解る事さ』

 

フラン「?」

 

『転生したら剣でした:師匠』

 

彼女達は暫く温泉を楽しんでいた。しかし、此処で思わぬ出来事が起きる。

 

ヘカーティア「はぁい♥貴女がサラサ・フィードちゃんね♥」

 

サラサは突然、背後から何者かに抱き締められた。赤い長髪の麗しき女性で、スタイルもスカサハと同じ位に良い女神。

 

ヘカーティア・ラピスラズリ。ギリシャ神界の女神である。

 

スカサハ「ヘカテーか。相変わらず掴み所の無い女よ」

 

ヘカーティア「……昔の名前よ。良い加減ヘカーティアって呼んで頂戴」

 

この時、ヘカーティアは暗い顔を見せた。

 

サラサ「背中が重いです!一体何で――」

 

サラサは振り切ろうとした、その時だった。

 

ヘカーティア「『静か』に」

 

すると、サラサは突然気が静まり、口も突然閉じた。

 

ヘカーティア「温泉はゆったりとしましょう。折角耳寄りの情報を持って来たのに」

 

ヘカーティアがそう告げた途端、その背後から声が響く。

 

月「おい異界の私!!私等置いて先に行くんじゃねえよ!!」

 

地球「勝手な事をされては困りますよ〜」

 

荒ぶる口調の金髪ヘカーティアと、お淑やかな口調の青髪のヘカーティアが、タオルを巻かないまま現れた。惜しみなく身体を曝す辺り、ギリシャ神界の面々は人前で裸になる事に抵抗が無いのだろうか。

 

子供達『『ワーイ!!お風呂だー!!』』

 

子供達がはしゃぐ。

 

月「おいガキ共、あまりはしゃぐなよ!転んじまうぞ!」

 

子供達『『はーい!!』』

 

月のヘカーティアが、はしゃぎ回る子供達を嗜める。

 

地球「うふふっ。子供達は元気いっぱいですねぇ」

 

月「ああっ。はしゃぎ過ぎだと思うけどな」

 

地球と月は、子供達の元気な姿に微笑んだ。

 

サラサ「えっ?ヘカーティアさんでしたっけ?どうして同じ姿の女神が?」

 

サラサは困惑するが、ヘカーティアが説明した。

 

ヘカーティア「彼処に居るのも私よ。そして此処に居る私も私」

 

月のヘカーティアが湯船に浸かり、サラサの隣に座る。

 

月「ややこしいだろうが、私は3つの身体を持ってる」

 

地球「3つの身体を持つ一柱の女神。それが私。ヘカーティア・ラピスラズリなのですから」

 

異界「そういう事。身体ごとに性格は違っても、同じ女神なのよん」

 

異界のヘカーティアこと異界はサラサから離れると、そのまま彼女の目の前に座って告げる。

 

ライス「子供、好きなんですか?」

 

月「まあ、な。はしゃぎ回る上に手が掛かるから正直おとなしくしてほしいもんだ。だが無邪気に遊ぶのが子供の仕事だからな。其の為の苦労は苦痛でもねぇよ」

 

テイオー「要は好きって事じゃん」

 

月「かもな」

 

異界「そうね。子供達は何時だって好きよん。旦那様の()()の願いでもあるから」

 

哀しげな顔を浮かべる。

 

サラサはその時、異界の舌にある文字が記されているのに気付く。その文字は一瞬だけ見えた後に消えたが、どんな文字だったのかは記憶していた。

 

『漢字』と。

 

サラサ「なんの文字?」

 

異界「あら?日本語を話してる筈だけど、日本語ではないのかしら?」

 

異界は口を一瞬片手で防ぐが、すぐに退かして舌を見せる。舌には何も描かれてなかった。

 

その時、月と地球も舌を一瞬顕にする。その時、それぞれの舌には違う文字が刻まれていた。月には『誤』。地球には『和』と刻まれている。

 

異界「それで、単刀直入に言うわ。次の神側闘士は私よ」

 

全員『『『ッ!!』』』

 

地球「私達、ヘカーティア・ラピスラズリが、次の闘士として立ち塞がります」

 

月「3つの身体総てを使い、次の人類代表を叩きのめす!若い少年少女よ!テメェ等が明日を欲しいと言うなら、死力を尽くしてかかって来な!!」

 

地球、月、異界のヘカーティアが立ち上がる。圧倒的な強者の気配。ギリシャ神界屈指の強さを誇るヘカーティアの威圧に、全員が萎縮する。

 

相手はギリシャ神界最強の女神。生半可な代表では、返り討ちに遭うのがオチだ。

 

ヘカーティア「さて、私達はそろそろ上がるわ。明日に備えて、ゆっくり休ませてもらうわ」

 

ヘカーティア達が出入り口に向かって歩き出す。

 

サラサ「………待って!!」

 

サラサは立ち上がる。

 

サラサ「次の代表は、私です!!」

 

突然の宣言に、ヘカーティア達は足を止める。しかし、振り返らない。

 

サラサ「貴女達がどれだけ強くても、どんな力を持ってても、関係ない!!私達は必ず勝って、私達の生き様を証明する!!首を洗って待ってて!!」

 

サラサの言葉を聴いたヘカーティア達は、全員が笑みを浮かべる。楽しみが増えた。そう思うと、嬉しくて堪らない。

 

ヘカーティア「待ってるわ」

 

お風呂場で行われた出場宣言。その様子を、身体を洗っていたゲルやブリュンヒルデが見ていた。

 

月のヘカーティアが二人に近寄り、彼女達に尋ねる。

 

月「あの小娘、一見すると今までの人類代表と比べて大した力も無さそうだが………何かしそうな感じがするな」

 

ブリュンヒルデ「……ええっ。サラサ・フィードは負けません。エイル!」

 

ブリュンヒルデはタオルで身体を覆うと、ワルキューレの名を呼んだ。

 

???「うん!ヒルデ姉ちゃん!」

 

『ワルキューレ6女:エイル』

 

 

【挿絵表示】

 

 

ブリュンヒルデに呼ばれて、一人のワルキューレが姿を現した。メイド服を身に着けた活発な少女だ。

 

ブリュンヒルデ「サラサ・フィードと、後で神器錬成(ヴェルンド)を」

 

エイル「まっかせて!!エイルが勝たせてみせるよ!」

 

こうして、第10回戦の準備が整い始める。

 

ハッキリ言えば、サラサに勝ち目が無い戦い。果たしてサラサは、どう闘うのだろうか。




ほむらの言う軍隊に付いては此処から↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=300314&uid=330799

後、アポロンが言い寄るのはあくまでまどかとほむらのみなので悪しからず。

オリキャラ
名前:エイル
所属:北欧
原作:オリジナル
概要
ワルキューレの6女。元気いっぱいな少女で、メイド服を身に着けている。一人称は自分の名前で、自分の事を『エイル』と呼ぶ。名前の意味は『平和、慈悲』或いは『救済、温情』。北欧神界の中で最良の医者であり、全ての治療に精通しているが、特に薬草に詳しく、死者を復活させることもできた。但し、魂の完全消滅(ニブルヘル)による死はどうしょうもない。医師の長として、エイルは医療従事者の後援者となっていた。彼女は、肉体的な治療だけではなく、精神、感情、霊的な治療も行っていた。彼女は訪ねてくる全ての患者に治療を施したが、秘術を授けたのは女性だけだった。そのため、スカンディナヴィアでは女性だけが治療術を知ることとなった。
サラサ・フィードの神器錬成(ヴェルンド)の相手となった。
姿

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