終末のワルキューレvs若き戦士達   作:ちいさな魔女

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神側のウマ娘VS人類側のウマ娘 その2

ヘイムダル『さあ、アレス神とヘラクレス神がトレーナーを務める、神側代表のウマ娘は、全てのウマ娘の始祖たる、こいつ等だ!!』

 

ヘイムダルが神側の扉を指差した。神側の扉が開いた後、其処から3人のウマ娘が姿を現す。

 

ヘイムダル『先ずは一人目!!全てを愛し、優しく見守る包容力を持つ、正に女神の名に相応しきウマ娘!アニマルセラピーで特に猫を活用して自分も癒やされる!レースにおいても自愛の笑顔を絶やさない!青き母なる海の如き自愛の女神!!その名は…………ゴドルフィンバルブウウウウウウウウウウウウウ!!!!』

 

『ウマ娘プリティーダービー:ゴドルフィンバルブ』

 

神々『『『ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』』』

 

神々が歓声を上げる。

 

ゴドルフィンバルブ「子孫の皆さん。素晴らしい勝負にしましょう」

 

ゴドルフィンバルブが、人類側のウマ娘達に語る。慈愛の笑顔を見たスペ、テイオー、ライスは顔を赤らめた。

 

ヘイムダル『次に二人目だ!!自由奔放で無邪気!!しかし冷静かつ威厳あるその姿は正に女神!!神々なら誰もが思う!!このウマ娘が走る瞬間を!!勇敢なる大地の如き女神の名は………………ダアアアアアアレエエエエエエエエエアラビアァアアアアアアァァン!!!!』

 

『ウマ娘プリティーダービー:ダーレーアラビアン』

 

神々が再び歓声を放つ。

 

ダーレーアラビアンは神々に手を振った後、ライス達の元へやって来て手を差し伸べる。

 

ダーレーアラビアン「こうして会うのは初めてだね。俺はダーレーアラビアン。こんな形で競い合うのは思わなかったが、良い試合にしよう!俺は、子羊くん達の走りに期待する!」

 

ライスシャワー「……はい!ライスやテイオーさん、スペさんも負けません!!」

 

ライスはダーレーアラビアンと握手を交わす。神々と人類が大歓声を上げる中、ヘイムダルは最後のウマ娘の紹介に入る。

 

ヘイムダル『神側代表のウマ娘、最後の一人はコイツだ!!その者の信条は、『強さこそ未来を切り開く』!!厳しさの内にあるのは、ウマ娘への純粋な愛から来るもの!!左目の傷跡は愛の証!!信頼するウマ娘は誰もが彼女を讃える!!さあ聞かせてくれ!!軍人気質な女神のその名は…………バイアリィィィィィタアアアアアアアアアクウウウウウウウウゥゥゥゥ!!!!』

 

『ウマ娘プリティーダービー:バイアリーターク』

 

神々は再び歓声を上げた。

 

バイアリータークはテイオー達に近付くと、腕を組みながら3人に語り掛ける。

 

バイアリーターク『こうして君達と闘う事になるとは思いもよらなかった。しかし、此れが試合である以上、全力でやらせてもらう!!だから、お前達も死力を尽くせ!!半端な走りは許さんぞ!!』

 

スペ&テイオー&ライス「「「は、はい!!」」」

 

こうして、6人のウマ娘がレース場に集まった。最初に走るのは、スペシャルウィークとゴドルフィンバルブだ。二人はウマ娘用のゲートに向かう。

 

普通の競馬場よりも遥かに広いレース場の中央で燃え盛る炎を背景に、ヘイムダルがルール説明に入る。

 

ヘイムダル『このレースのルールを説明しよう!この一周400kmもあるレース場を駆け巡り、先に3人目がゴール出来たチームの勝利だ!一人一周!何の仕掛けも妨害も禁止された、純粋な長距離レース!!負けたら消滅!!魂の完全消滅(ニブルヘル)だ!!』

 

負けたら消滅。つまり、お互いにとって絶対負けられない戦いだ。

 

ゲートに辿り着いた二人は、お互いに話し合う。

 

ゴドルフィンバルブ「スペシャルウィークちゃん」

 

スペシャルウィーク「はい。あっ、スペで良いですよ。友達は皆そう呼びます」

 

ゴドルフィンバルブ「分かったわスペちゃん。まさかこうして未来のウマ娘と出会えるとは思いもしなかったわね」

 

スペシャルウィーク「はい!私も、こうしてあの三女神様の方々とお会いして、そして一緒に走れるなんて、な~んまら光栄です!」

 

ゴドルフィンバルブ「そう。でも、これだけは言わせて。私、いや私を含めたダーレーアラビアンちゃん、バイアリータークちゃんは、人類の滅亡に反対よ。でも、このレースはあくまで1人のウマ娘として挑むわ。全力で戦いましょう!スペシャルウィーク!」

 

スペシャルウィーク「はい!ゴドルフィンバルブさん!」

 

尻尾と耳を揺らすスペシャルウィーク。三女神とこうしてレースで競えるなんて光栄なのだ。ゴドルフィンバルブは人類滅亡に反対であり、自分達が勝てばそれだけ人類が滅亡に近付いてしまう事に複雑な気持ちを抱いているが、今は1人のウマ娘として勝負する。それだけの話だ。

 

そしてその様子を、観客席から1人の少女と女性が見守っていた。

 

???「光栄ッ!!まさか三女神と崇められたウマ娘が、我が生徒達と競ってもらえるとは!!」

 

『ウマ娘プリティーダービー:トレセン学園理事長・秋川やよい』

 

???「はい、理事長。しかし、負けたらスペシャルウィークちゃん、トウカイテイオーちゃん、ライスシャワーちゃんを失います。勝っても三女神様を失ってしまいます」

 

『ウマ娘プリティーダービー:トレセン学園理事長秘書・駿川たづな』

 

やよい「理解ッ!それは分かっているとも!しかし、それでも私はこのレースを見届けたい!三女神様と、我が学園から選ばれた3人のウマ娘の勇姿を!!」

 

たづな「……全く貴女という方は。ですが、それは私も同じです!スペちゃん、テイオーちゃん、ライスちゃん!私達も、貴女達を応援します!三女神の皆様も、頑張ってください!」

 

やよいとたづなは、スペシャルウィーク達や三女神の試合を見守る事にした。

 

そして、ゲートにやって来た二人の間は緊張感に包まれる。

 

すると、天使達がラッパを吹き始める。それは、競馬場で馬がレースを始める前に奏でられる演奏だ。

 

ヘイムダル『いよいよ始まる、神々が勝ち越すか、人類が追い付くか、運命を決める三対三のリレーレース!!先鋒を務めるのは、神側よりゴドルフィンバルブ!人類側からはスペシャルウィークが出馬するぜ!!』

 

すると、上空に浮かぶ天使が縦向きの信号を持って現れた。

 

ヘイムダル『信号が青に切り替われば、ゲートが自動で開く!それがスタートの合図!スタートダッシュを決めてくれよぉ!!』

 

スペシャルウィーク&ゴドルフィンバルブ「「はい!」」

 

トウカイテイオー「いや訳分かんないよー!!」

 

ライスシャワー「ごっちゃになってる…………」

 

何故競馬なのに自動車レースのスタートに使用される信号機があるのだろうか。

 

そんな疑問が頭に浮かぶが、赤いランプが一つ光る。

 

二つ目、三つ目が光る。

 

スペシャルウィーク「私……!」

 

ゴドルフィンバルブ「いざ、尋常に………!」

 

そして、信号機の全てのランプが青色になった瞬間、ヘイムダルが叫ぶ。

 

ヘイムダル『スタアアアトオオオオオオオオオ!!』

 

ゲートが開き、二人は走り出した。




今回は短いです。

次のお遊び回で使って欲しい曲は?

  • ユメヲカケル!
  • ブルーバード(いきものがかり)
  • ルードルーズダンス
  • インパーフェクト(オーイシマサヨシ)
  • ALONES
  • ささやかな祈り(ライスシャワー)
  • 心臓を捧げよ
  • 涙の種、笑顔の花
  • 空色デイズ
  • REASON(ゆず)
  • ALIVE(ClariS)
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