煉獄氷夜な物語   作:ふれんちとーすと

3 / 3
ACT.3【相対】

 

 

なのはside

 

 

すずかちゃんとアリサちゃんが攫われてから一週間後。

私とフェイトちゃんにお兄ちゃんからあることが伝えられた。

 

助けてくれた子が天涯孤独な年下だと言うこと。

そして、

 

「氷を操る・・・・デュランダル系統のデバイスかな?」

 

「そうかもしれないの」

 

その子がどういう事情を抱えていようと受け入れてあげよう。そう考えてた矢先、

 

イレインさんから緊急信号が発せられた。

 

その子・・・ジン君に何かあった時のためにイレインさんから月村邸、バニングス邸、私達とお兄ちゃんに連絡が行くようになっている。

 

まだ会った事は無いけどジン君の顔写真は見せてもらったから分かる。

 

私達は急いで向かった。

 

その途中の道にジン君はいた。

 

sideout

 

「ジン君だね?」

 

「・・・・・・」

 

「私は高町なのは、なのはって呼んで欲しいの」

 

「・・・・・・・」

 

「何があったか教え・・・・・・・!?」

 

空気が凍りつき温度が下がりだす。

 

「なのは・・・彼、やる気みたい」

 

「・・・・・・・どうしてこんな事」

 

「・・・僕は僕の道をいく・・・・・・立ち止まってはいられない」

 

ジンの後ろに氷の塊が十字架の様に生える。

 

「・・・・・・消えろ」

 

「!?レイジングハート!セットアップ!」

 

「バルディッシュ!セットアップ!」

 

『『set up』』

 

「・・・・・・・・・・・少しキツイか」

 

「相当な自信だけど負けないの!」

 

「・・・・・・・・・・・フン」

 

すると、ジンは剣を静かに持ち

 

ーーーーーーーーーー呟く

 

「術式解放・・・・・ユキアネサ・・・起動・・・!!」

 

周囲の冷気が先程よりも濃く冷たく冷え切っていく。

 

「フェイトちゃん!一気に行くよ!」

 

「分かった!」

 

フェイトが向かっていく・・・・だがなのはもフェイトももはや動けない。

 

「何これ・・・」

 

「体が・・・!」

 

「この程度か・・・・」

 

ジンは剣を抜きながら一回りする。

彼女達はもう逃げられない。

 

「煉獄氷夜・・・・消えろ・・・」

 

周りの景色も何もかもが凍りつく。

 

全て蒼き氷に閉じ込める。

 

全て蒼に染まる。

 

閉じた心はあるべき寂しさと迷いをも冷たく心の底に沈めて行く。

 

『マスター!』 『master!』

 

二人の変身が解ける。

 

ジンは彼女達を道路の端にやるとユキアネサを静かにしまい。

 

「これで・・・いい・・・・・これで・・・・・良いんだ・・・」

 

まるで呪詛の様に自分に言い聞かせる。

 

もう良いんだ。

 

「当に後戻り出来る道は捨てたのだから」

 

彼の背中に氷の翼が輝く。

その光は、何処かの遠い世界の誰かに瓜二つ様だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。