メテオノイド~異能青春物語~   作:ホネ星人

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主人公紹介

菜蒲 桐葉 (なかま きりは)

性別 男

年齢 15

身長157cm

髪 短髪で毛先が薄ピンクの白髪。

顔立ち 女の子のように可愛らしい顔。

目 大きくぱっちりしている。よくみると虹彩が花の形になっている。

その他特徴 ギザ歯

性格 優しく友好的。自分の事より他者の事を優先でき、困っている人や悲しんでいる人には必ず手を差しのべる。自己犠牲にはあまり良い印象を持ってはないが、危機的状況では考えるより先に体を動かし、自分を犠牲にしてでも誰かを助けようとする所もある。自分の大切な人を悪意を持って傷つける相手には激しい怒りを見せ、攻撃的な面を顕にする。異性からのアプローチ等に耐性が無くその類いにはDT丸出しになる。

好物 めちゃくちゃ分厚いステーキ

嫌いな物 イカスミパスタ



第2石【猫とJと学園】

 

「僕が…メテオノイドに!?」

 

異能力による変身が解け元の体へと戻る、けれどもまだ信じられない。

自分の体に起きたとんでもない事態に混乱していると、倒れていた大男がむくりと起き上がってくる。

 

「つっ…てぇな!ちくしょうが!よくも邪魔しやがって…どっちもぶちこ」

 

そこまで大男が言ったところで、窓の外から何か黒っぽい物が飛び込んできた。

 

「くらいなっ!Jキック!」ズギャンッ!

「ぐぺっ!?」

 

ドサッ…

 

大男は頭部への蹴りを受け、今度こそ沈黙した。

 

「たっく…相に変わらず、自由が過ぎるぜ寝是ちゃん…ま、そこが可愛いところなんだけど、な」

 

窓からの跳び蹴りで大男を仕留めたのは、黒いスーツを着て黒いサングラスをかけたオールバックで無精髭を生やした男の人だった。

 

「にゃはは♪ごめんにゃさーい」

「はぁ…さてと、それよりも君、名前は?」

「は、はい!菜蒲 桐葉といいます!」

 

そのサングラスの人は僕を見て少し考えるとどこかに連絡を始める。

 

「あーもしもし、いやなんだ仕事ついでにちょっとした拾い物をな…」

「にゃは♪菜蒲 桐葉っていうんだー、ふーん♪」

 

入れ替わるように猫みたいな人…サングラスの人から寝是と呼ばれていた人が僕に顔を近づけてくる。

 

「は、はい!」

(顔近い!近くでみると凄く美人!どうしよ!?誰か助けて!?)

 

それに内心ドキドキしまくっていると、寝是さんはそのまま話し始める。

 

「さっきはありがとうにゃ…でも、もうあんな危ない事はダメにゃ…君みたいに可愛らしい子が傷つくのはみてられないから」

「…ごめんなさい」

 

実際、もし僕がメテオノイドにならなければあのまま蜂の巣にされていた…誰かを助ける為に自分を犠牲にしてもその助けられた人や残された人を必ず悲しませる事になる…僕の嫌いな事だけど、今回は体が動いてしまった。

 

「にゃはは…でも桐葉君は本当に可愛いにゃ♪」

「へ?あ、どうも…?」

 

すると寝是さんは僕の顔を更にまじまじと眺め始めた。

 

「綺麗な目…大きくてキラキラしてて…あ、ギザ歯なんだ、可愛いにゃー♪」

「ああああの!?そんなそんな僕可愛いとかそんなあのその!?」

 

その状況にあたふたすると寝是さんはニヤりと笑い、

 

「にゃはー♪ウブなんだにゃー♪」

 

そう言って僕から離れる。

 

「はいはい寝是ちゃん、仲良くするのもいいが…これからちょっち忙しくなるぜ」

「はーい♪ま、とにかくよろしくにゃ桐葉君♪私、寝是 仁夜♪」

「よ、よろしくお願いします!寝是さん!」

「まぁ俺の事は、"J"と呼んでくれ…」

「はい!よろしくお願いします!Jさん!」

 

とりあえず、猫みたいな人が寝是さん、サングラスの人がJさんで大丈夫みたいだ。

 

「さてと…君にはこれから俺達とちょっち付き合ってほしいんだが…構わねぇか?」

「はい、メテオノイドになった訳ですし…」

 

現在、メテオノイドになった人は"メテオノイド管理局"にて様々な手続きをしなければいけない事となっている。

 

メテオノイド管理局はメテオノイドの異能力使用や異能力の関係で生活に支障がある人のサポート等色々な事をしている。

 

「今回みたいに異能力使って犯罪するバカをしばいて大人しくさせるのも管理局の仕事…」

「私とJのいる犯罪対策課がそれだにゃー」むにむに

「ひゃ、ひゃい」

 

管理局へと向かう車の中、僕は後部座背で隣に座っている寝是さんにほっぺをむにむにされながら説明を聞いていた。

 

「ちょっち難しい事もあるが…まぁ君の親御さんにも連絡いってるだろうしわりとあっさり終わ」

「あ、すみません…僕両親いないんです、数年前に事故で…」

「…そりゃすまねぇ」

「え!?いや別にそんなこと、すみませんなんだか変な気を使わせてしまむぐっ」

 

そこまで言ったところで、寝是さんにほっぺたを思い切りむぎゅっとされる。

 

「…君は本当に優しい子なんだにゃ」

「…?」

「…さて着いたぜ、管理局だ」

 

寝是さんの言葉と少し悲しそうな顔の意味を理解しきる前に目的地についた為に、話はそこで中断された。

 

 

 

「こら寝是ぉ!!また独断専攻したと連絡があったぞ!

チームワークというのが分からんのか!?そんなのだからお前はJ以外のメンバーと組ませれんのだ!!」

「はーいすみませんでしたにゃー以後気を付けますにゃー」スタスタスタスタ

「聞いとらんだろ寝是ぉぉぉぉお!!」

 

管理局に入るやいなや、なんだか重役っぽい凄いカイゼル髭のダンディーな人にからの怒りの言葉をガンスルーして寝是さんはどこかに行ってしまった。

 

「まったく…申し訳ございませんお見苦しい所を、私この管理局の局長、灰競と申します」

「どうも…」

(切り替えが早い…)

「お手続き等はそちらのJが色々と教えてくださりますので…それでは」

 

そういうと灰競さんはブツブツ言いながら奥に向かっていった。

 

「あーすまえねぇな、寝是ちゃん俺以外には全然なついていなくてな…」

「あはは…と、とにかく手続きの事お願いします…」

 

 

少年&サングラス手続き中…

 

 

「と、まあこれで終わりだな」

「やっと終わった…ありがとうございました…」

「良いってこと…ほらジュース」

 

色々な手続きが終わりすっかり疲れてしまった僕にJさんは缶のジュースをくれた。

 

「ありがとうございます、いただきます」

「しかし能力が【ハナカマキリ】ね…ただのカマキリの能力はちょくちょく確認されてるが…」

 

Jさんが僕の顔をじっと見てくる、僕はその視線が少しくすぐったくてつい目を反らしてしまう。

 

「あぁすまねぇな…カマキリ系統の異能力持っている割には温厚そうでな」

 

Jさんの言うとおり、メテオノイドの能力は本人の精神面を写していると言われてる。

 

狂暴な生物や攻撃的な異能力は所有者もかなり好戦的かつ粗暴な人が多いらしく、逆に植物や戦闘向きではない異能力を持つ人は、温厚で人付き合いが得意な傾向がある。

 

「でもそれはあくまで傾向ってだけで必ずではないだすから…」

「例外なんていくらでもいるしな…まぁ君は優しいってのはよく分かる、あの寝是ちゃんがあんなにベタベタするぐらいだからな」

「へ?」

「君ぐらいだぜ、あそこまで距離近いのはな」

 

僕が寝是さんにしたのはせいぜいあの自己犠牲じみた行動ぐらい…それが彼女にとって何か重要な事なのだろうか。

 

「にゃは♪おまたせー♪局長撒いてたら遅くなったにゃー♪」ヒョコッ

「うおわっ!?」

 

その思考も僕の目の前に突然登場した寝是さんで中断された。

 

「寝是ちゃん、突然目の前に現れるのは心臓に悪いからやめてやれ…」

「にゃーごめんにゃ♪それより、あの事言わなくていいの?」

「あの、事って?なんですか?手続きはもう…」

「…桐葉君、"メテオシティ"は知ってるよな?」

 

"メテオシティ"、その名前が出てきて僕は少し身構える。そこはメテオノイドとなった少年少女が通う事となる学園都市。

 

未成年がメテオノイドになった場合、能力の制御が効かず暴走するケースは少なくない。それを防ぐかつ、能力の制御訓練を行う為の学園都市、それがメテオシティだ。

 

「メテオノイドの為の学園…!」

「その通り、君もそこに通う事になるが…」

「大丈夫です!もうじき卒業ですし…それに!クラスの皆にもしっかり挨拶してきますから!」

「いや君自身どうしたいかって事なんだか…」

「本当に優しい子にゃー」

 

こうして僕は高校からはメテオシティで様々な事を学ぶ事となった。

 

けれども、僕はまだ知らなかった。

 

そのメテオシティで起きる大事件を…

 

そしてその命運を握る事になるのを…

 

 

 




次回。

「これからよろしくお願いします!」

「私、君の事好きだからにゃ♪」

「はんっ…どうせお前も心の中で…」

第3石【入学と出会いとひねくれ者】
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