戦姫絶唱シンフォギア ‪α‬   作:たらたらたら男

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段々物語も終盤に近づいてきました。
一区切り着くまでは書きりたいですね。


防人の歌

 

 

ノイズの大量発生から数日たち、風鳴さんは完全に回復した。

僕は事件が起きないことから体の回復に専念することになった。

リハビリも兼ねて鍛えてはいるが、時間は少ない。

今日は風鳴さんが回復したということで、立花さん達が二課へ来るらしいので、

 

立花響「翼さーん!」

 

律「どうも。」

 

風鳴翼「立花と律か、そちらは確か協力者の...」

 

小日向未来「こんにちは。小日向未来です。」

 

立花響「えへへ!私の一番の親友です!」

 

風鳴翼「立花はこういう性格ゆえ、色々面倒をかけると思うが、支えてやってほしい。」

 

小日向未来「いえ、響は残念な子ですのでご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」

 

凄い。完全に息があっている....

立花さん....

 

立花響「んぇ?何?どういうことー?」

 

緒川慎次「響さんを通して、おふたりが意気投合しているということですよ。」

 

立花響「むぅ...はぐらかさた気がする...!」

 

風鳴翼・小日向未来「ふふっ」

 

律「ははっ...」

 

立花響「律くんまで!」

 

風鳴さんもよく笑うようになった。

変わったのか、変えられたのか...

ともかく、最近は戦ってばかりいたから、心が落ち着く雰囲気に笑顔が漏れてしまった。

 

立花響「でも未来と一緒にここに居るのはなんだかこそばゆいですよ。」

 

風鳴翼「小日向を外部協力者として二課に委嘱登録させたのは司令が手を回してくれた結果だ。

それでも、不都合を強いるかもしれないが...」

 

小日向未来「説明は聞きました。

自分でも、理解しているつもりです。

不都合だなんてそんな...」

 

立花響「そう言えば師匠は...?」

 

風鳴翼「あぁ...私達も探しているのだが...」

 

櫻井了子「あら〜いいわねぇ〜。ガールズトーク?」

 

ガールズトークて...

僕と緒川さんは...と考えていると

 

緒川慎次「どこからつっこむべきか迷いますが...

とりあえず僕達を無視しないでください...」

 

緒川さんが代弁してくれた。

考えることは同じだったようだ。

 

律「相変わらずですね。了子さん。」

 

立花響「了子さんもそういうの興味あるんですか...!?」

 

櫻井了子「モチのロン!

わたしの恋バナ百物語聞いたら夜眠れなくなるわよぉ?」

 

小日向未来「まるで怪談みたいですね...」

 

立花響「了子さんの恋バナ!?

きっとうっとりメロメロオシャレで大人な銀座の恋の物語〜〜!」

 

風鳴翼「はぁ...」

 

櫻井了子「そうね...遠い昔の話になるわね...

こう見えて呆れちゃうくらい一途なんだから...」

 

立花響・小日向未来「おぉ〜!!!」

 

風鳴翼「意外でした。

櫻井女史は恋というより、研究一筋であると...」

 

了子さん...?

一瞬いつもとは違う雰囲気に驚く。

 

櫻井了子「命短し恋せよ乙女!と言うじゃない!

それと女の子の恋するパワーって凄いんだから!」

 

と、考える間もなくいつもの了子さんに戻った。

 

緒川慎次「女の子ですか...ぐっ...」

 

律「お ぶっ....」

 

まだ言いきっていないのに緒川さん共々裏拳を食らってしまった。

解せぬ。まだ言ってないのに...

 

櫻井了子「私が聖遺物の研究を始めたのはそもそも...」

 

小日向未来・立花響「うんうん!それで!?」

 

櫻井了子「あ...

ま、まぁ私も忙しいから...

油を売ってられないわ!」

 

緒川慎次「自分から割り込んできたくせに...

どわっ!」

 

と、立ち上がりかけながら言う緒川さんの顔面に後ろ蹴りがかまされる。

確かに。と思ったが

今度は言わないでよかった。

 

藤尭朔也「緒川さん!」

 

律「ぐはっ!

な、何故...!」

 

藤尭朔也「律くんまで!?」

 

言ってないのに...今度は言ってないのに...!

 

櫻井了子「女の勘よ」

 

律「く...うっ...」

 

オガワサン!リツクン!ダイジョウブデスカ!シッカリシテクダサイ!

 

櫻井了子「兎にも角にもできる女の条件はどれだけ良い恋してるかにつきるわけなのよぉ!

ガールズ達もいつかどこかで良い恋なさいね?

それじゃ、ばっはは〜い」

 

小日向未来「聞きそびれちゃったね...」

 

立花響「う〜ん...ガードは固いかぁ...!

でもいつか!了子さんのロマンスを聞き出してみせる!」

 

緒川慎次「司令、まだ戻ってきませんね。」

 

風鳴翼「えぇ、メディカルチェックの結果を報告をしなければならないのに。」

 

緒川慎次「次のスケジュールが迫ってきましたね。」

 

立花響「もうお仕事入れてるんですか!?」

 

風鳴翼「少しずつよ。

今はまだ慣らし運転のつもり。」

 

立花響「じゃあ以前の過密スケジュールじゃないんですよね!?」

 

風鳴翼「あぁ...?」

 

立花響「律くんは体の調子はどう?」

 

律「えっと...一応許可が取れれば外には出れるけど...」

 

立花響「だったら翼さん!律くん!デートしましょう!」

 

風鳴翼「デート...?」

 

律「デートですか...?」

 

立花さんの内容は遊びの誘いだったが、流石に男1人では気まずいし、女の子達で楽しんでもらう方が良いと思い、丁重にお断りさせてもらった。

立花さんは少し残念そうな顔をしていたが、仕方ない。流石に男一人混ざる訳にも行かないだろう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

病室

緒川慎次「どうも、調子はどうですか。」

 

緒川さんがお見舞いに来てくれたようだ。

 

律「どうもこうも、僕はいつも元気ですよ。

こんな怪我でとこに伏している方が鈍ってないか不安になるくらいですよ」

 

緒川慎次「そう言わずに。

司令にも言われていると思いますが、負傷の連続であなたは本来動けなくてもおかしくないはずなんですから。」

 

律「ま、たしかに少しは疲れてはいましたけどね。

そういう意味では感謝しなきゃいけないですね。」

 

少し見栄を張った。

本当はかなり体にガタが来ているのは自分でも気づいていた。

 

律「それで、本題はなんですか?」

 

緒川慎次「お見舞いも本題ですよ。

もうひとつ話題があるのはそうなんですがね。

実は翼さんがライブをするんです。

倒れていた間のサービス的な位置になるんですかね」

 

律「良かったじゃないですか!」

 

緒川慎次「それで、もし良かったらと思いチケットを持ってきました。

響ちゃんと小日向さんには翼さんから渡すと言っていたので、律くんには僕からということで。」

 

律「いいんですか?」

 

緒川慎次「もちろんですよ。」

 

律「外出許可は...」

 

緒川慎次「それは、流石に司令の許可を仰がなければいけませんが...

きっと大丈夫だと思いますよ。」

 

律「ま、流石にあの頭でっかちも許してくれますかね」

 

緒川慎次「大体は律くんの命令違反なんですけどね...」

 

律「はははっ!」

 

緒川慎次「ふふっ!」

 

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ライブ会場

 

ライブ会場には小日向さんが時間通りに待っていたが、立花さんはまだ来ていなかった。

 

小日向未来「響、遅いですね。」

 

律「そうだねぇ。迎えに行った方がいいかな?」

 

小日向未来「大丈夫だと思います。

翼さんのライブですし、ギリギリで来ると思いますよ。」

 

とはいえ落ち着かない。

万が一何かあっては行けないしここは

 

律「ん〜、一応見に行ってくるよ。

すれ違っちゃったらまずいから小日向さんは

ここで待っててあげて。」

 

小日向未来「分かりました。」

 

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ライブ会場から少しした坂で立花さんを発見する。

 

律「立花さーん!」

 

立花響「律くん!向かいに来てくれたの?」

 

律「うん!急ごう!そろそろ始まるよ!」

 

と言ったとき、立花さんの携帯が鳴る。

 

立花響「はい!響です!」

 

立花響「師匠!現場には私一人でお願いします。

今日の翼さんは自分の戦いに望んで欲しいんです。

あの会場で最後まで歌いきって欲しいんです。お願いします!」

 

立花響「はい!」

 

律「ノイズですか!?」

 

立花響「あ、律くんもいたんだった...」

 

携帯から怒号が聞こえる

 

風鳴弦十郎「律!お前もいたのか!いいか!お前は絶対に出させん!最近のメディカルチェックの結果を見たが、回復には程遠かったぞ!

それに、前回のノイズの大量発生の無茶で激しい動きすらままならないんだろう!」

 

律「わーかりましたよ!

ここから回れ右してライブ会場に行けばいいんでしょう?」

 

風鳴弦十郎「ダメだ!お前は絶対に響君について行く!

そこで待機しておけ!」

 

律「はぁ...分かりましたよ。」

 

その後幾つか会話をし立花さんが電話を切る

 

律「立花さーん」

 

立花響「だ、ダメだよ!師匠にも言われてたし、それに良くなってるってこの前お見舞いに行った時言ってたのに...嘘だったの?」

 

律「嘘じゃないさ。気持ちは元気!それに最近のメディカルチェックは少し前だったからもう治ったんだよ」

 

と結構無茶な言い訳をする。

 

立花響「だ、ダメだよ!絶対に行かせない!

私、ギアで先に行くけど着いてきちゃダメだからね!」

 

律「わかったよ...」

 

そう言うとギアを纏い、立花さんは行ってしまった。

 

律「ま、ノイズの発生情報は端末で見れるからいいんだけどね」

 

端末でノイズ警戒地域を確認し、警戒地域に急ぐ。

絶対に連絡が来るので端末の電源は切っておく。

やばいちょっと遠いな...。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ノイズ発生地域

 

爆音が聞こえる。

近くに自転車を乗り捨て爆音が聞こえた場所に向かって走る。

そこには、立花さんと雪音さんがいた。

もう戦っていたらしく、足を止めた立花さんに巨大なノイズが攻撃をしようとした時、

 

雪音クリス「貸し借りは無しだ!」

 

立花響「っ!」

 

律「2人とも大丈夫!?」

 

雪音クリス「お前は...!」

 

立花響「うえええ!?律くん!?

来ちゃダメって言ったよね!?」

 

律「大丈夫!無茶はしないから!

サポートさせて!能力でのサポートならいいでしょ?」

 

立花響「う、う〜ん...でももう来ちゃってるし...え〜....と」

 

頭を抱えて唸る立花さん。

 

雪音クリス「お喋りしてる時間はないぞ!」

 

立花響「あぁ〜もう!絶対動かないでね!」

 

律「わかった!」

 

立花さんに許可を貰ったので能力を発動する。

 

律「っ...!?」

 

能力を2人に発動した途端、視界が一瞬眩んだ。

気の所為だと思いなおし、集中する。

ここは戦場だ。気を乱して2人の足でまといになるのは論外だ。

 

立花響「はあああああああっ!」

 

雪音クリス「体が...やっぱり前と同じように動きやすくなってやがる...

これがあいつの能力?...」

 

立花響「ったあああああああああ!」

 

立花響「今ならできる!」

 

巨大な城のようなノイズに中々攻撃が通らず、手こずっていると、立花さんがなにかつぶやいたと思ったら、体が光り始め、腕のギミックを発動させた。

瞬間、城のようなノイズを一撃で粉砕してしまった。

ほっとした一瞬、体に力が入らなく、ぐらつく。

 

立花響「はぁっ...はぁっ...」

 

さすがに立花さんも疲労したのか肩で息をしている。

 

危なかった。見られていたらどうなっていたか。

今までは能力を使ってもこんなに疲れることは無かった。

というか疲れる...?今回はほぼ動いていない。能力の使用で疲労した...?それともまだ体が完全に治ってないから....?

色々な考えが頭を巡るが、疲労感で頭が痛いので考えるのは辞めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

オペレーションルーム

 

何とか戦闘を終了した僕と立花さんは基地に戻った。

 

風鳴弦十郎「とりあえずよくやった。」

 

立花響「はい!」

 

律「はい」

 

憂鬱だ...

お説教タイム確定だ。

 

風鳴弦十郎「響くんはこのまま帰ってもらって構わない。

律、お前はここに残れ。」

 

律「はい」

 

ま、命令違反なんて普通だったら解雇案件だ。

 

立花響「あ、あの師匠...今回は律くんも無茶しなかったし、それに私もキッパリ断らなかったから...その...ご容赦をして貰えると...」

 

立花さんが助け舟を出してくれた。

正直助かる。

またご飯かなんか奢ろう。

 

風鳴弦十郎「そうか。では、響くんの顔に免じて話を少し減らそう。」

 

立花さんは僕を心配そうに見ている。

帰っていいって言われたのに律儀だなぁ。

 

風鳴弦十郎「まずはだ。

俺はあの場でなんて言った?律。」

 

律「はい。その場で待機。

絶対に動くなと言われました。」

 

風鳴弦十郎「そうだ。俺は動くなと言ったんだ。

しかもだ。端末の電源を切っていたなお前。」

 

律「はい」

 

風鳴弦十郎「何故だ。」

 

律「その場で待機と言われたので動いたら怒られるかなと思いました。」

 

風鳴弦十郎「そうだ。

そして俺は司令官だである前に大人だ。

子供の無茶を通してやるのは大人の役割だ。

だがな、子供の身を案じるのもまた俺達大人だ。

お前なら分かるだろう。」

 

律「それは...分かりますけど...」

 

風鳴弦十郎「ある程度の無茶なら俺だってここまで言わん。

だがな、お前の身に危険があるならそれは止める。

何も戦うなと言ってるんじゃない。

戦場に出て人を救いたいなら体を治し、それから戦えと言ってるんだ。」

 

律「それは...すいません。

でも、今回は立花さんが言った通り最小の動きでやりました。

無茶もしてませんよ」

 

風鳴弦十郎「お前だって薄々気づいてるんじゃないのか?

お前の能力が変化し始めていることに。」

 

律「...」

 

風鳴弦十郎「沈黙は肯定と取らせてもらう。」

 

立花響「え、能力って私達の力を上げてくれるいつものあれですか?」

 

風鳴弦十郎「最近のメディカルチェックの結果で分かってきたんだが、使えば使うほど体力の消耗が激しくなっている。それは戦いが長引いたり、激しくなったりするほど大きくなる...と見ている。

が、君たちの消耗は反比例するように減っている。」

 

立花響「え...」

 

風鳴弦十郎「本来はそこまで消耗するものではなかった。

実際、バックファイアの兆候が起き始めたのは最近の連戦が多くなってきた時からだ。

確定した情報では無かったから言っていなかったがな。」

 

風鳴弦十郎「今回の戦闘でエネルギーが一時的に高くなった時があった。律よ、お前その時どうなった。」

 

律「...体から一瞬力が抜けました。」

 

風鳴弦十郎「(突拍子もないが発動にも体力を使うのか?それとも使用時間か...?未だ底が見えない能力...どうしたもんか)

いいか、おまえの能力は未だ全容が掴めていない。

命を削っている可能性だってあるんだぞ。」

 

律「いいですよ。別に」

 

ついぶっきらぼうに返してしまった。

 

風鳴弦十郎「...」

 

立花響「それってどういう...」

 

律「立花さんは気にしなくていいよ」

 

立花響「っ...!」

 

立花響「教えてよ。律くんのこと。私、律くんのこと全然知らなかった。未来と喧嘩して。でも仲直りして。話すことの大事さを知ったんだ。だから私は律くんのことが知りたい。」

 

律「別に大した話でもないよ。」

 

立花響「でも!」

 

風鳴弦十郎「2人とも話の途中だが、夜も遅い。

響くんもこの話は一旦中断して帰るんだ。」

 

立花響「...」

 

風鳴弦十郎「とにかく自分の命を顧みない行動はやめろ。

俺からはそれだけだ。」

 

立花響「律くん...」

 

律「分かりました。大人しく休養します。」

 

風鳴弦十郎「お前の気持ちも分からない訳では無いんだ。

ただ、二課はお前のことを心配してる。

大人と子供ってだけじゃない。仲間だからだ。」

 

律「はい。」

 

立花響「...」

 

風鳴弦十郎「済まなかったな。少し長くなってしまった。」

 

その後、立花さんを寮前まで送り、僕もメディカルチェックを受け、二課の医療室へ戻った。

さすがに疲れていたようでベッドに寝転ぶとすぐに視界が暗闇に包まれていった...

 




今回もご覧頂きありがとうございます。
誤字脱字、感想等ありましたらお聞かせ頂けると幸いです。
今回も怒られる主人公君。
前回も怒られてた気がしますが気のせいでしょう。
ともあれ主人公君周りの話をしようしようと思ったのですが流れ切りそうなんでどっか別のところに書いとくかもしれません!書かないかも...
というかあんまり自分があんまり意識してなかったので最初にでもねじ込んどけばよかったです。
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