具体的には一週間に二回くらいを目処に考えています
USJでの襲撃事件は幕を閉じてみんなはそれぞれに事情聴取を受けていた
そんな中で彼らが気にしていたのは姿の見えない海仙の存在だった
「刑事さん・・・光ちゃんの容体は?」
「ああ・・・彼なら命に別状はないらしい
怪我もそこまで酷いものじゃなく
リカバリーガールの個性で十分に回復出来るそうだ」
その言葉を聞いて全員が安心していたが
彼らからに海仙の無事を伝えた塚内は別の事を考えていた
(オールマイト以上の力を与えるスーツか・・・
報告では彼はあのワイリーの孫として登録されていたが・・・
彼はこの事を予見していたのだろうか・・・)
どちらにしても彼は保護者として学校に呼ばれているはずなので
事情は聞かなければならないと思い保健室へと足を運んだ
「・・・ここは・・・?」
そしてその頃、俺はようやく目を覚まし
自分の現状がどうなっているのか疑問に思っていた
「ここは学校の保健室じゃよ・・・全く」
「・・・爺ちゃん・・・」
俺の疑問に答えたのは他でもない彼の保護者であるワイリーだった
そしてそのすぐ後で俺は自分の横に眠っているヒミコの姿を発見する
「お前さんの傍を離れたくないと駄々を捏ねられてのう・・・
さてと・・・お前さんも起きた事だし例のスーツに起きた事を説明するぞ?」
「その話・・・私達も聞かせてもらってもいいかな?」
ワイリーが例のバグスタイルについての話をしようとした瞬間
保健室に二人の人物が入って来て会話に参加させて欲しいと告げる
「校長先生・・・それと・・・どちら様?」
「彼は塚内警部!今回の事件を担当してくれている警察官の人だよ!」
「よろしく。それでDr.ワイリー・・・あれは一体、何なのですか?」
「うむ・・・あれはバグと呼ばれる物を大量に取り込んだスタイル・・・
言うならばバグスタイルと言ったところじゃろうな」
「バグ・・・それはコンピューターとかで起きる現象の事ですよね?」
「そうじゃ。あれも元々は色々なシステムを組み込んで完成したスーツじゃからのう
そしてそれを変換して様々な状況に対応させる事の出来るようにしたスタイルチェンジ
それが結果としてバグを誘発するようになり・・・あのスタイルが生まれた・・・」
「バグスタイル・・・俺は正直、意識を失っていて何も覚えてないんだけど・・・
他のスタイルとは一体、何が違ったの?それにその特徴は?」
「・・・バグスタイル・・・その大きな特徴は他でもない・・・個性の無力化じゃ」
「「「!??」」」
ワイリーの言葉を聞いてその場にいた誰もが驚きを隠せなかった
何故ならば個性の無力化とは本来、とても貴重な個性で
この超常社会においては最強の能力の一つとされている
それがたった一つのスーツの機能として使えると聞けば誰でも驚くだろう
「個性の無力化・・・まさかそこまでの能力を持っているとは・・・」
「と言ってもあくまでイレイザーヘッドと同じで無限に使えるわけではない
それに原理自体も科学的な事で説明が出来てしまうからのう」
「と言いますと?」
「バグスタイルの無力化はイレイザーヘッドが個性因子の動きを止めるのに対して
こちらは個性を発動させようとする相手の脳信号の動きを止めるのじゃ
だからぶっちゃけた話、バグスタイルの方が無効化する時間も範囲も大きい
しかしその代償として・・・おそらくスーツを着ている本人も個性は使えん」
「なるほどね・・・無個性の俺だからこそのそのデメリットは無いって事か
問題はあれが発動した瞬間、自分の意識を失うんだよね?」
「うむ・・・バグスタイルは言うならば大量のバグを取り込んだ状態じゃからのう
本来ならば人間の体にそんなバグを取り込むような機能は存在しておらん
となれば脳が咄嗟にスーツの機能からお前さんを守ろうと強制的に停止したのじゃろう」
「そんな危険な物だったとは・・・スーツの機能から廃止は出来ないのですか?」
「ワシもここまで危険な事が起こるとは思っておらんかったからのう
今すぐには無理じゃが出来るだけ早めに廃止するつもりじゃよ」
「それを聞いて安心したよ!
それじゃあ僕達は帰るけど海仙はもうしばらく休んでいてね!」
話を聞き終えた校長達は保健室を後にし残ったのは俺とワイリーの二人だけになった
「すまんかったのう・・・まさかあんな事になるとは」
「別に爺ちゃんが謝る必要はないさ・・・それにあれがなければみんな助からなかった・・・
しばらくはスタイルチェンジを使わなくなるけどそれも仕方ないよ」
「そうだな・・・それじゃあワシも先に家に帰るとするわい
お前さんも早く着替えて帰る支度をせい」
「うん!とその前にヒミコちゃんを起こさないと」
海仙達が保健室から出ていった後
実は先ほどの話を聞いていた緑谷とオールマイトが話をしていた
「まさか光君も僕と同じ無個性だったなんて・・・」
「そうだね・・・でも彼は君と同じでヒーローを諦めなかった
だからこそ今もこうして雄英に入りヒーローを目指している
出会いは違えど彼も彼がヒーローになれると言ってくれた存在がいたわけだ」
「はい・・・!僕も負けていられないです・・・!」
「・・・随分と頼もしくなったな・・・緑谷少年・・・!」
自分の弟子である緑谷少年がまた一つ成長した事にオールマイトは喜んでいたが
それと同時に彼に対して隠し事をしているという事に対して罪悪感を覚えていた
(光少年・・・塚内君の話では彼にはおそらく個性と言うものが備わっていた可能性が高い
しかし幼少期には個性が発動せずその後も何もなかった事から無個性という扱いになっていたが
おそらく彼は奪われたのだ・・・!個性をオールフォーワンに・・・!)
今回の一件でオールマイトは自分の生徒の中にかつての宿敵である男の被害者がいると知ってしまった
もしかしたら自分が過去に彼を捕まえていれば助けられたかもしれないと後悔した
しかし先ほどの彼の言葉とこれまでの彼の行動を見てその後悔は少しだけ薄れた
(光少年も無個性だからと言ってヒーローになる事を諦めてはいなかった・・・
そしてDr.ワイリーと出会いそれを現実のものとして歩き始めようとしている
オールフォーワンよ・・・!たとえ個性がなかったとしても
彼のように折れない心を持って前に進む人間もいるのだ・・・!)
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