青いヒーロー   作:迷える夜羊

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超絶ヤバめな発明少女

とりあえず俺は二人に事情を説明して道具を貸してもらおうと思ったのだが

どうやら事はそんな簡単に上手くはいかないみたいだった

 

「なんと!?スーツの修理をする為に道具を借りに来たのですね!!

 それでは早速、その肝心のスーツを見せてもらってもよろしいでしょうか!?」

 

「いや話聞いてた?俺は道具を貸してもらいたいんだって

 それなのにどうして発目さんにスーツを見せないといけないんだよ」

 

「それは単純に私が見て色々と技術を盗みたいからであります!」

 

「本当に自分の事しか考えてねぇよ・・・」

 

彼女の後ろにいるパワーローダー先生ですらも頭を抑えており

しょうがないので俺は道具だけを借りて修理を始める

 

(・・・だけど・・・後ろが気になる・・・!)

 

のだが何故か後ろには発目の姿があり

ずっと作業をしているところをのぞこうとしていた

それも個性まで使おうとしているほどだった

 

(これじゃあ全然、集中出来ないよ・・・家帰ってからやった方が良かったか?)

 

「おぉ!貴方のスーツも彼と同じ物なのですか!?」

 

「そうだよ!お爺ちゃん特製なの!」

 

(そしてなんか知らない間に仲良くなってる〜!?)

 

相変わらずヒミコちゃんのコミュスキルに驚かされながらも

俺はその隙に作業を進めていきスーツの修繕は終了する

 

「うし!これでもう修繕は完了だな!」

 

「う〜む・・・やはりDr.ワイリーの作り出したスーツは凄いな・・・

 しかしあのスタイルチェンジだったかな?とんだ諸刃の剣だったね」

 

「いやまぁ・・・それでもあまりあるだけの恩恵があったんですよ

 でも爺ちゃんが作っている新しいシステムはおそらくこれを超えると思いますよ?」

 

「このスタイルチェンジすらも超えるシステムか・・・それは凄いな」

 

「是非とも興味があります!!」

 

「あはは・・・まぁその時が来たら見せるよ」

 

俺達は修理を終えてスーツをしまい家へと帰っていた

そして火伊那姉ちゃんのご飯を食べ終わり

俺は例のキャッシュデータの事を爺ちゃんに話した

 

「いや・・・これはキャッシュデータではなくスタイルチェンジのデータじゃな」

 

「スタイルチェンジのデータ?

 でもバグを除いたら爺ちゃんの作ったスタイルは六個だけだったんじゃないの?」

 

「そのはずじゃが・・・おそらくは例のバグスタイルが発動した時に

 それを抑え込む為の別のスタイルチェンジが発動しようとしていたのかもしれん

 しかしバグスタイルの威力が強すぎてデータが壊れてしまったのじゃろうな

 生憎じゃがこれはワシでも直す事は難しそうじゃし新しいシステムを組み込む時に

 スタイルチェンジのデータと共に削除させてもらうわい」

 

「今すぐに消さないのかよ・・・」

 

「今すぐに消したらスタイルチェンジシステムに異常が出るかもしれんからな

 少なくともお前さんがスーツを使わない日が来ない限りは整備は出来ん」

 

確かに爺ちゃんの言う通り今の俺にスーツを使わない日はほとんどない

体育祭に向けた練習をしなくてはいけないしヒーロー基礎学もある

それを考えればスーツを使わなくても

大丈夫な時などヒーロー実習が終わった後くらいだろう

 

「・・・あり?

 そういえばヒーロー科って体育祭の時にスーツの着用はしちゃダメなんじゃ・・・」

 

「そういえばそうじゃったのう・・・まぁなんとかなるんじゃないか?」

 

「いやどう考えても無理だから!?俺は無個性だからね!?」

 

「無個性でも普通の人間になら負けたりなんてしないじゃろうが・・・

 それよりもお前が気にするべきはその体育祭で何をするかではないのか?」

 

「そりゃあそうだけどさ・・・それって優勝できなかったら意味なくない?」

 

「まぁ普通に考えたらそうじゃろうな」

 

「おいジジィ」

 

「なんにしてもお前さんは無個性でもヒーローになれる事を証明しなくてはいかん

 ならば・・・スーツに頼らなくても出来るという見せつけてみせよ・・・!」

 

確かに俺は無個性で現時点での戦いは基本的に爺ちゃんの作ったロックマンスーツ頼みだ

それを考えれば爺ちゃんの言う事は正しいのかもしれないがそれでも厳しい事に変わりはない

だが・・・逆にそれでこそ俺はやり甲斐が出てくると言うものだった

 

「分かったよ爺ちゃん・・・!俺はスーツを使わなくても優勝してみせる!」

 

「まぁ普通に無理じゃと思うが応援してるよ」

 

「そこは分かっていても言わないでくれよ!?」

 

こうして俺は優勝を決意し次の日

そんな俺と同じ気持ちを持った人達は多くいるのだという事を思い知るイベントが起こった

 

 

 

 

 

「うわぁ〜・・・なんというか凄い人だな・・・」

 

「・・・ですね〜・・・」

 

お昼ご飯を食べ終えて教室に戻るとそこには人だかりが出来ていた

これでは教室の中に入れずにどうしようかと思っていると

 

「お〜い!光〜!渡我ちゃ〜ん!」

 

「ん?おお!拳藤!」

 

「お久しぶりです!一佳ちゃん!」

 

そこへ自分達のクラスメイトを連れた拳藤が姿を現した

そして俺のクラスでの行列を見て同じような反応をしていた

 

「これは凄いね・・・まぁ私らのクラスの連中もいるみたいだけど・・・」

 

「本当だよ・・・これで俺が学年主席とかバレたらヤバそうだな・・・」

 

「えっ!?光って学年主席だったの!?」

 

「恨めしい・・・」

 

「いやそこは羨ましいだろ!?なんで呪われなくちゃいけなんだよ!?」

 

「ああ柳はいつもこんな感じだから気にしないで

 って紹介を忘れてたね!こっちは私と同じくらいの柳レイ子と小大唯」

 

「よろしく」

 

「ん」

 

「俺は光 海仙。よろしく」

 

「私は渡我 被身子と申します!気軽に渡我ちゃんと呼んでください!」

 

俺は普通にB組の女子達と仲良く話していると何やら後ろの方で視線を感じた

その視線が気になって後ろを確認するとそこには血涙している峰田の姿があった

 

「うらやまじいぃぃぃいい!!死にさらせぇぇぇええ!!」

 

「えっと・・・あいつも同じA組なんだよな?」

 

「・・・一応は同じクラスの峰田君です・・・」

 

「はぁ〜・・・まぁ世の中には色んな人がいるからね・・・・

 向こうの宣戦布告も終わったみたいだし私らも帰るよ

 それじゃあ体育祭・・・お互いに頑張ろうね・・・!」

 

「あ〜・・・まぁ俺はぼちぼちと頑張らせてもらいます」

 

「ぷっ!なんだよそれ!それじゃあな〜!」

 

こうして俺達は拳藤と別れて自分の教室へと戻っていった

 

(優勝か・・・そりゃあみんなも狙ってるよな〜・・・俺はどうするかね〜・・・)




バトルチップの案を募集しております
使って欲しいバトルチップなどがある方、興味のある方はこちらに投稿してください
又、主人公プロフィールの欄にみんなのCFスーツのモチーフとなるナビを書きました
もしもこっちのナビの方が良いとか居ないキャラにこのナビのスーツを使って欲しいなど
そちらの要望もこちらに投稿してください
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=295191&uid=276839
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