青いヒーロー   作:迷える夜羊

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轟戦、決着!


サイトスタイル

「これは・・・!?サイトスタイルって・・・!?」

 

サイトスタイル・・・本来ならばこのスーツには存在しないはずのスタイル

それが何故か発動しており俺は驚きを隠せなかったが同時に笑みが溢れた

そう・・・まるでこのスーツをモデルにしたヒーローに認められた気がしたから

 

(ありがとう・・・ロックマン・・・!)

 

「悪いな轟・・・!どうやら待たせちまったみたいだ・・・!」

 

「・・・それがお前の本気ってわけか・・・

 おもしれぇ・・・!初めて全力で・・・勝ってみたいと思ったぜ・・・!」

 

「ああ・・・ここから先は手加減なんて無しだ・・・!

 プログラムアドバンス!フレイムソード!アクアソード!

 エレキソード!バンブーソード!」

 

「エレメントソード!!」

 

全属性をその刀身に宿した剣

それを目にした轟も覚悟を決めたかのように

左から炎、右からは氷を放出していた

 

「「うぉぉぉおお!!」」

 

両者の一撃はステージ中央で激突すると凄まじいエネルギーが放たれ

先ほどの緑谷以上の衝撃波が辺りを包み込んでいく

流石にセメントス先生が観客席などを防御してくれたが

その影響でステージ上では何が起こっているのか誰も確認出来ない

しかし何かがぶつかっているのは間違いなく凄まじい音が今も聞こえてくる

そして・・・とある声と共に決着の付いた音が聞こえた

 

「うぉぉぉおお!!バトルチップ!!パラディンソード!!」

 

「ぐっ!?」

 

その声が聞こえると同時にセメントス先生の作り出した防御壁も壊れ

先ほどまで見えていなかったステージ上が明らかになると

最後にそこに立っていたのは両腕が剣へと変化していた俺だけだった

そして対戦相手である轟は満足そうな笑みを浮かべながら壁にもたれかかっていた

 

「そこまで!準決勝勝者!光 海仙!!」

 

『決まったぁぁぁああ!!激しいぶつかり合い!

 それを制して最初に決勝へと駒を進めたのは光だぁぁぁああ!!』

 

プレゼントマイクの言葉と共に会場は大盛り上がりを見せるが

残念ながら今の俺にはそれに応えるだけの元気はなかった

 

 

「!?誰か!タンカを持ってきて!光君も気絶しているわ!!」

 

そう・・・俺も最後の最後まで力を振り絞っておりもはや意識を保っていなかったのだ

最後に覚えているのは轟に勝ったと確信した時に言われた事だけ

 

 

・・・次は・・・負けねぇ・・・!

 

 

覚えていたのは・・・たったそれだけだった・・・

 

 

 

 

 

「・・・あれ?ここは・・・知らない天井・・・でもないな?」

 

「当然だろ?ここは保健室だよ。自分がどんな状況か理解しているかい?」

 

「えっと・・・確か轟に勝ったのだけは覚えているんですけど・・・

 そこから先には関しては何も覚えてないんですよね〜・・・今って何時位ですか?」

 

「丁度、準決勝の第二試合が始まっている頃じゃないかね?

 アンタらがだいぶ派手にステージを壊してくれたおかげで先生達は大変そうだったよ」

 

「あ〜・・・なんかすいません」

 

流石にやり過ぎてしまったかと思った俺はリカバリーガールに謝っていると

そこへ隣で誰かの起きる声が聞こえて振り返るとそこには轟の姿があった

 

「おや?そっちも起きたのかい?調子はどうだい?」

 

「・・・しばらくは動けそうにないです・・・」

 

「そりゃ悪かったな」

 

「いや・・・これは俺が本気でお前と戦った結果だ・・・お前の所為じゃねぇ」

 

「そうか?てか正直な話、俺は普通にやり過ぎたと思ってから安心してるぞ?」

 

ただでさ強力なプログラムアドバンスを使っただけではなく

メガクラスのチップすらも使ってしまったのだ

下手をすれば轟を再起不能にしてしまう可能性だってあっただろう

今にして思えばある意味で何も考えていなかったと少しだけ後悔していた

 

「・・・そんな柔な鍛え方はしてねぇからな・・・

 それよりもお前の原点ってなんだったんだ?」

 

「・・・昔・・・それこそ今よりも遥かに前の時代の話になるだろうな・・・

 となるネット犯罪者と戦う二人のヒーローがいたんだよ・・・

 その二人は俺らよりも幼いのにどんな危険な状況にの飛び込んで

 どんなピンチだろうと決して諦めたりしない・・・

 俺はそんな二人の背中に・・・ずっと憧れていたんだ」

 

そう・・・俺の憧れたヒーローはまるでオールマイトのように

何度も何度も世界を救ってきた最高のヒーロー達だ

俺はこの世界で・・・あの二人のようなヒーローを目指しているからこそ

あのスーツを・・・覚悟として背負う事にしたのだ

 

「・・・そんなすごいヒーローがいたんだな・・・」

 

「ああ・・・今の世界で言うオールマイトみたいなヒーローさ

 実を言うと俺のスーツデザインもその人をモチーフにしてるんだぜ?」

 

「ふっ・・・そうか・・・その思いの差で・・・俺は負けたんだだろうな・・・」

 

「いや・・・轟はそれに気づくのか遅くなっただけだよ

 緑谷との戦いでお前も原点を思い出したんだろ?なら大丈夫だよ

 お前はきっと・・・お前が憧れたヒーローになれるはずだ」

 

「・・・お前にそう言われると・・・そんな気持ちになってくるな」

 

そう言いながら轟は嬉しそうな笑みを浮かべてそのまま再び眠りに付いた

それを見て俺は少しだけ安心していたのだがここで一つ、考えてしまった

 

「・・・あの〜・・・もしかして今日はもうベッドから動けないですか?」

 

「当然だろ?決勝戦はドクターストップだよ」

 

 

 

 

 

「・・・マジか・・・」




バトルチップの案を募集しております
使って欲しいバトルチップなどがある方、興味のある方はこちらに投稿してください
又、主人公プロフィールの欄にみんなのCFスーツのモチーフとなるナビを書きました
もしもこっちのナビの方が良いとか居ないキャラにこのナビのスーツを使って欲しいなど
そちらの要望もこちらに投稿してください
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=295191&uid=276839
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