青いヒーロー   作:迷える夜羊

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実技試験

まさか俺達の実技試験の相手は火伊那姉ちゃんであり

今回はちゃんとしたヒーローであるレディ・ナガンとして参加していた

 

「不味いな・・・姉ちゃんがそれを使うのかよ・・・

 しかも俺らの相手・・・こりゃ赤点かもしれん・・・」

 

「おいおい!光がそんなに弱気になるなんてあの人何者だよ!?」

 

「思い出した!あの人はスナイパーヒーローレディ・ナガン!

 狙撃の腕ならどのヒーローよりも上って言われていた人だよ!

 随分前に突然の引退をしたはずだけど・・・まさか!?」

 

「今の私はDr.ワイリー専属のボディガードです

 そして・・・今回はこのスーツのテストをする為と

 二人に対しての試験をする為にやってきました」

 

火伊那姉ちゃんはみんなに自己紹介を済ませると同時に

俺達の方を向いて今日はどうして来たのかの理由を説明してくれた

スーツのテストについては俺達もまだ理解出来たのだが

問題は俺達に対して試験をする為というのが謎だった

すると火伊那姉ちゃんはゆっくりと説明を続けてくれた

 

「フォルテ・・・その存在はとても強大です・・・

 おそらく今のヒーロー達では勝てないでしょう・・・

 だからこそ、その可能性がある海仙・・・

 貴方に強くなってもらう必要があるのよ」

 

どうやら爺ちゃんは先生達がみんなを強くするのとは別に

俺だけの特別メニューとして火伊那姉ちゃんを送り込んできたようだ

それを聞いて先ほどまで弱気になっていた俺は一気にやる気を見せる

 

「どうやら覚悟は決まったようね・・・!なら早速だけど試験を始めるわよ」

 

 

 

 

 

こうして俺達も火伊那姉ちゃんとの試験を始める事になったのだが

彼女の個性とスーツの性能はまさに奇跡の組み合わせを披露していた

 

「くっ!さっきから色んな場所から攻撃される!」

 

「これじゃあどこに火伊那お姉ちゃんがいるのか分かりませ〜ん!!」

 

火伊那姉ちゃんは狙撃の能力に長けており

しかもサーチマンのスーツを着ている彼女の弾丸は誰にも阻害される事はない

そして最も厄介なのは俺達のスーツにも備わっている電波化の能力

彼女はそれを駆使してビルからビルへと体を電波化させて移動している

おかげでこちらは彼女がどこにいるのか全く分からないまま攻撃を受け続けるだけだった

 

(このままじゃダメだ・・・!どうにかしてまずは居場所を探らないと・・・!)

 

「ヒミコちゃん!俺が少しの間だけ囮になる!その隙に火伊那姉ちゃんを探して!」

 

「!分りました!」

 

「バトルチップ!ドリームオーラ!!」

 

俺はドリームオーラを使って十秒だけ無敵の状態へと変わった

これならば火伊那姉ちゃんの全てを貫通する弾丸の効果があったとしても関係なく

自由に行動する事は出来るがあくまでこれは一瞬の間だけ

その一瞬でヒミコちゃんが火伊那姉ちゃんを見つけてくれるかどうかが勝負の鍵を握る

 

(ドリームオーラ・・・勝負に出て来たって感じね・・・

 でも・・・それくらいで私を欺けると思ったら大間違いよ・・・!)

 

「バトルチップ・・・サテライトレイ・・・!」

 

火伊那姉ちゃんは自分の隣に人工衛星を呼び出すと

自分はその場から離れてまずはその衛星に攻撃させた

ヒミコちゃんはその攻撃で火伊那姉ちゃんのいる場所を判断したが

実際にそこにいたのはその人工衛星だけで彼女の姿はなかった

 

「しまっ!?」

 

「今更気づいてたも遅いわ!スコープガン!」

 

最初から火伊那姉ちゃんの狙いは俺ではなくヒミコちゃんだったようで

まんまと誘き出された彼女に狙いを定めて引き金を引いた瞬間だった

 

「やらせるかぁぁぁああ!!」

 

「なっ!?」

 

そこへ俺はヒミコちゃんを守るように飛び出して

火伊那姉ちゃんの弾丸を受け止めた

しかもそれだけではなく火伊那の弾丸を受け止めた瞬間

まるで何かが覚醒したように俺の体が変化していった

拳は巨大な形となり背中には大きなタンクが二つ

そして黄色いマスクに身を包み俺はガッツソウルへと変身を果たした

 

「これは!?なるほどな・・・!これがソウルユニゾンか!」

 

(まさかこんな短時間にソウルユニゾンを発動させるなんて・・・!

 しかもそれだけじゃなく私の一撃を受けてもビクともしてない!!)

 

「今度はこっちのお返しだ!ガッツパンチ!」

 

「くっ!!」

 

巨大な拳が飛んできて予想外の反撃を受けた火伊那姉ちゃんは

防御するしかなくその攻撃を受けた瞬間

ヒミコちゃんはチャンスと言わんばかりに手錠を嵌めてくれた

 

「はぁ・・・はぁ・・・ソウルユニゾン・・・

 スタイルチェンジと違って・・・これはこれで・・・体力が・・・」

 

「海君!?」

 

「・・・どうやら初めてのソウルユニゾンは

 体への負担が大きかったみたいね・・・

 早くリカバリーガールのところへ連れていきましょう・・・!」

 

こうして俺達の実技試験は無事に終了を迎え

俺は新しい力であるソウルユニゾンに目覚めたのだった




バトルチップの案を募集しております
使って欲しいバトルチップなどがある方、興味のある方はこちらに投稿してください
又、主人公プロフィールの欄にみんなのCFスーツのモチーフとなるナビを書きました
もしもこっちのナビの方が良いとか居ないキャラにこのナビのスーツを使って欲しいなど
そちらの要望もこちらに投稿してください
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