青いヒーロー   作:迷える夜羊

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爪痕

爆豪が攫われて暫くした後、警察と救急隊が到着

怪我をしたヒーローや生徒達は救出されたのだが

その中で最も重症だったのは他でもない緑谷だった

体の傷も重症だったのだが一番酷かったのは精神面だ

目の前で幼馴染である爆豪を攫われてしまった

その事実が彼にとっては大きな傷となり

そのショックから暫くの間は目を覚まさない可能性があるとの事だった

 

「随分と手酷くやられたのう・・・あれだけのヒーローが居たのに

 その内の二名は重症・・・そして生徒を一人攫われるか・・・」

 

「・・・弁明する言葉もありません・・・俺達は完全にたかを括っていた

 あれだけの警備ならばヴィランが動く事もないだろうと・・・

 そしてその結果が・・・この散々な有様というわけです・・・」

 

相澤先生はワイリーに悪態を疲れても言い返す事は出来なかった

光に忠告されたにも関わらずこんな結果になっているからだ

自分達はどれほど自惚れていたのか・・・今回でそれを実感した

しかしヒーローとして・・・そして先生としてこのまま終わらせるつもりもなかった

 

「博士・・・彼らの居場所について調べる事は出来ないでしょうか?」

 

「うむ・・・襲われた例の一人が脳無に発信機を付けたらしいのじゃが

 其奴はフォルテが消滅させてしまったからのう・・・どうしようもない・・・」

 

実は光と戦う前に脳無は八百万達と交戦しており

その時に彼女は発信機を付けていたのだが

フォルテの所為でそれは無駄になってしまった

つまり完全に手掛かりを失ってしまったという事だった

 

「・・・残るは警察の捜査が進展するのを待つしかない・・・そういう事ですか・・・」

 

「ああ・・・じゃが全ての事象に対してワシらは常に後手に回っておる・・・

 果たして完璧に敵を出し抜く事が出来るか・・・微妙なところではあるの・・・

 ところで・・・いつまでお主はそこで隠れて様子を見ているつもりなのじゃ?」

 

ワイリーは後ろを振り向いて声をかけるとそこには隠れて話を聞いていた光の姿があった

 

「バレたか・・・別に話を盗み聞きするつもりはなかったんだけどさ・・・

 実は爺ちゃんにお願い事があったんだ・・・これの事でね・・・!」

 

「これは・・・!?ワシが前に開発した発信機用のキラーセンサー!

 お前まさか・・・これを襲ってきた奴らに取り付けたのか!?」

 

「いや・・・これを取り付けられたのはフォルテなんだ・・・

 だから無駄足になるかもしれないから警察には言えなくて・・・」

 

光はワイリーが開発していた発信機仕様となっているキラーセンサーを

フォルテに取り付ける事に成功していた

しかし彼はあくまでもヴィラン連合を背後から操る人物を追っているだけで

彼らの仲間ではなく彼のいる場所に爆豪がいる可能性も低かった

それでも数少ない手掛かりの一つには変わりなく

光としてはこのセンサーを使わない手はなかった

 

「・・・悪いが光・・・お前にコイツを使わせるわけにはいかない・・・

 そしてお前は一つだけ勘違いしてる・・・今は一つでも情報が欲しいんだ・・・!

 だからたとえフォルテの居場所だったとしてもアイツが追っているなら

 そこにヴィラン連合のアジトがある可能性は十分にある・・・!

 ここからは俺達、大人に任せろ・・・!いいな?」

 

相澤先生としてはもうこれ以上、生徒達を巻き込むわけにはいかなかった

だからこそ光の頼みに関しても自分達に任せて欲しいと願い出る

それがむざむざ爆豪を攫われてしまった自分達に出来る最後の事だと思って

しかし・・・光としてもこの事を譲るわけにはいかなかった

 

「・・・すいませんが・・・それは出来ません・・・!」

 

「・・・理由を聞かせろ・・・」

 

「危険なのは重々理解しています・・・

 おそらくは先生達が考えてる以上の危険があると俺は考えてます・・・

 何せあのフォルテが動くほどですからね・・・

 だからこそ・・・俺は行かなくちゃいけないんです・・・!

 ロックマンの名前を受け継いだヒーローとして・・・!

 そして・・・爆豪のクラスメイトとして・・・

 俺は行かないといけないんです・・・!」

 

本来ならば相澤としてはどんな事をしてでも光を止めなくてはいけなかった

しかし彼の言う通りフォルテはあのオールマイトが苦戦した脳無を一撃で倒す力を持っており

その彼が動くほどの相手がヴィラン連合の背後にいる事は間違いなかった

もしもそんな彼らが戦う事になればどれほどの被害になるか・・・想像も出来なかった

 

「・・・イレイザーヘッド・・・ワシからもコイツを連れていく事には賛成じゃ・・・

 前にも話した通り・・・フォルテを止められるのはコイツだけじゃ・・・」

 

「・・・分かりました・・・ですがそれなりの警護も付けさせてもらいます

 光にもしもの事があったら・・・今度こそ雄英の名折れですからね・・・」

 

こうして爆豪救出作戦に光も加わる事になったのだった

 

 

 

 

 

一方その頃、肝心のフォルテは黒霧の個性を辿ってとある工場に到着した

 

「感じる・・・ここに・・・この世界で最も強い存在がいる・・・!」

 

『・・・どうやら・・・面白い客人が来たようだね?』




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