個性把握テストも終わりを迎えると俺はみんなから質問責めにあっていた
「お前スゲェな!一体どんな個性、持ってんだ!?」
「あれは俺の個性じゃなくてスーツの性能だよ」
「そうなのか?でも十分にスゲェよ!
あっ!俺は上鳴 電気って言うんだ!よろしくな!」
「私は耳郎 響香。でもあんなに凄いスーツどうやって手に入れたの?」
「俺の爺ちゃんが作ってくれたんだよ
一応は科学者って事になってるから・・・表向き」
「一応?表向き?」
いやだって実際のところは悪の天才科学者って自分で名乗ってるからね?
人の為になる研究もしてるけど基本は自分が中心なんだよ?
なんて事を考えていると今度は峰田が近づいてきたのだが何やら血涙を流していた
「お前ぇぇぇええ・・・!
女子と一つ屋根の下で暮らしてるって本当なのかよぉぉおぉお・・・!」
「ヒミコちゃんの事か?まぁ色々と事情があったからな」
「おのれぇぇぇええ!!うらやま死ねぇぇぇええ!!グボォ!?」
「峰田ちゃんうるさいわ」
峰田が俺がヒミコちゃんと一緒に暮らしているという事実を聞くと
先ほどの個性把握テストでの動きが嘘かのようなスピードで襲い掛かってきたが
どこからともなく飛んできた舌によってあえなく撃沈されていた
「あはは・・・ありがとう・・・えっと」
「ケロッ蛙吹 梅雨よ。梅雨ちゃんって呼んで」
「ありがとう梅雨ちゃん」
「ケロォ・・・そんなに素直な反応をされると照れるわね」
(!同志を見つけました!)
(・・・明らかにヒミコちゃんの目が変わったな・・・)
何やら梅雨ちゃん発言を聞いた瞬間
ヒミコちゃんはまるで友達を見つけたとばかりの笑顔を浮かべていたが
俺はその笑顔を見て自分の貞操を心配するのだった
「でも事情があるって言ったって
女の子と一つ屋根の下なんて色々と溜まったりするんじゃないか?」
「・・・上鳴・・・お前に一つだけ良い事を教えてやろう・・・」
「ん?なんだ?」
「誘惑って・・・逆に与えられ過ぎると毒になるんだぜ・・・!」
「?」
どうやら上鳴は俺が何を言っているのか理解出来なかったようだが
実際に彼女らと一緒に生活し更には貞操まで狙われれば嫌でも俺の苦労が分かるだろう
「さてと・・・それじゃあ今日はもう疲れたし早く帰るとするか」
こうして俺達は無事に初日を終えて家へと帰り次の日の準備をするのだった
翌日の授業は個性把握テストでの緊張感が嘘のような平和なものであったが
それは普通の授業だけでありこれから始まるのはヒーロー科ならではの授業だった
「わーたーしーがー!普通にドアからやってきたぁぁぁああ!!」
「いやそれなら普通に入ってきてくださいよ」
「ハ〜ハッハッハ!すまないな光少年!
でも私自身も初めての授業で舞い上がっているんだ!
それよりも始まるぜ!みんなお待ちかねのヒーロー基礎学!
そして今回の初授業で行う内容は・・・戦闘訓練だ!」
なんと初めてのヒーロー基礎学での授業はまさかの戦闘訓練であり
それを見て何人かの雰囲気が変わったのを俺は感じ取っていた
そしてみんなは予め頼んでいたスーツを渡されてそれに着替える
(・・・と言っても俺はそんなの着る必要はないんだけどね)
なので俺はみんなが来るよりも先にグラウンドβにやってきていた
「おや?光少年はみんなよりも随分と早いね?」
「俺は前からスーツを持ってますしこいつは一々、着替える必要もありませんから」
「なるほど!迅速に活動しなくてはいけないヒーローにとっては非常に便利な物だね!
ところで・・・君のお爺さんはワイリー博士だと言うのは本当なのかい?」
「そうですよ?因みにヒミコちゃんも同じ家に住んでいるので家族のようなものです」
「なんと!渡我少女もか!?それは驚いたな・・・」
そんな風にオールマイトと色々、話していると着替えを終えたみんながやって来た
みんなには悪いがこうしてみんなのスーツを見ると
自分のがどれほどいい物なのか実感してしまう
(・・・こればっかりは爺ちゃんに感謝しないとな)
「・・・てかヒミコちゃんは俺と同じスーツなんだから
そこまで時間は必要なかったんじゃないの?」
「えへへへ・・・みんなに海くんとお揃いだって事を見せつけたかったので」
どうやらヒミコちゃんは俺と同じスーツだという事がかなり嬉しかったようで
それをみんなに自慢する為にここまで時間が掛かっていたらしい
「それにしても・・・みんな思い思いのスーツを頼んだな・・・
飯田はなんか俺らと似たような感じだし対して切島は最小限の装備だし・・・」
「応!漢なら体こそが最大の武器だからな!細かな装備なんていらねぇぜ!」
「まぁ今は自分に何が必要かなんて分からないしそれが一番いいかもな・・・
でも八百万さん?貴方はもっと自分を大切にしなさい?わかりましたかね?
そして葉隠さんもちゃんとスーツのオーダーをしなさい・・・!」
「はっはぁ・・・?
でもこれでも頼んでいた内容よりもかなり修正されてしまったんですよ?」
「なんで光君は顔を逸らしてるの?しかも怒ってるし」
「お二人共!海くんは紳士なのでお二人の体を見ないようにしているんです!
そして私達のスーツは相手のステルス機能を無効化するのもあるので
ぶっちゃけて言うと葉隠さんの姿はバッチリと見えちゃってます!」
「えぇ!?」
ヒミコちゃんから驚愕の真実を聞いて葉隠は急いで八百万にマントを頼んでそれを羽織った
これによりようやく俺も顔を逸らさずにみんなと会話する事が出来る
「全く・・・ヒミコちゃんもここに来る前にちゃんとこのスーツの事を話しておいてよ・・・」
「いや〜!みんなに自慢していたら伝えるのを忘れてしまいました!」
この発言に俺は頭を押さえたくなるがとりあえずは必死で堪える
そしてどうしようかと戸惑っていたオールマイトもようやく授業を始めるのだった
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