青いヒーロー   作:迷える夜羊

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学級委員長

戦闘訓練を終えた日の放課後

俺達はみんなに質問責めを受けていた

 

「お前ズル過ぎるだろ!?なんだよ体を電波化って!

 あれじゃあどこから来るとか予想出来ないし

 山の中でもない限り絶対に攻撃出来ないじゃん!」

 

「まさに市街戦では無敵の能力とも言えそうだけど・・・

 そんなにすぐには出さなかったって事は何かデメリットがあるの?」

 

「梅雨ちゃんの言う通りデメリットはあるよ?

 電波化すると俺達は物体に触れる事が出来なくなるんだ

 だから相手の攻撃を受けられないのと同時に相手にも攻撃出来なくなるんだ

 おまけに電脳の世界でしか活動出来ないから

 回線を切られるとその世界に閉じ込めれらる事になる

 他にも色々とあるけど・・・大きなデメリットはこれくらいかな?」

 

「マジかよ・・・便利な能力だと思ってたけど

 その分、制約みたいなのがあるんだな?」

 

どうやら切島もスーツの能力を便利だと思っていたようだが

今の話を聞いてとても扱いづらいものなのだと理解する事になった

 

「あれ?でもそういえば戦闘訓練の時はバトルチップとか叫んでなかったな?

 あれってもしかして光の必殺技だったりするのか?

 

「いや?あれは普通にスーツの機能で特殊なチップを使う事で

 そのチップに内蔵された特殊なアイテムとかを使う事が出来るんだ

 必殺技は俺の中ではプログラムアドバンスって呼ばれるやつかな?」

 

「プログラムアドバンス?」

 

「バトルチップにはそれぞれ特殊な組み合わせのようなものが存在して

 その組み合わせ通りにチップを使うと強力なチップに合体するんだよ

 それを俺達はプログラムアドバンスって呼んでる必殺技かな?」

 

「マジかよ・・・

 普通にチップを使うだけじゃなくてそんな機能まであるのかよ・・・

 それじゃあさっきの戦闘訓練なんて俺、勝ち目なかったじゃん・・・」

 

「そうでもないぜ?少なくとも最後まで上鳴は諦めなかっただろ?

 あれは間違いなくヒーローに必要な素質だって俺は思ってるぜ?」

 

そう・・・上鳴はスーツの機能ばかりに目を奪われがちだが

先ほどの戦闘訓練で最も評価されるべきなのは上鳴だった

その理由はもちろん最後まで諦めず俺達と戦う意思を見せた事だった

それを聞いた瞬間、上鳴はとても嬉しそうな顔をしながら照れていた

 

「それじゃあ俺達は職員室に向かうから今日はこれでお別れだな」

 

「職員室?何か先生に頼まれ事でもしたのか?」

 

「いやスーツの機能を他にも試したいから居残りをしたんだよ

 それで相澤先生に演習場を借りられないか頼みに行こうと思ってな」

 

「スゲェな!よし!今日は俺の残ってく!悪いんだけど付き合ってもいいか?」

 

「俺も俺も!なんだったらもっとそのスーツの機能とか教えてくれよ!

 もしかしたら俺の個性に合う物も見つかるかもしれないしな!」

 

「もちろん構わないぞ?」

 

俺はスーツの試しをするために学校に残ろうと思ってそれをみんなに聞かせると

どうやらそれに感化されたのか切島と上鳴も一緒に残る事になった

 

「と言うわけで演習場を借りたいんですけどいいですか?」

 

「構わないが俺は書類が残っていてお前達の付き添いが出来ない」

 

「ので私が代わりに貴方達の付き添いをします!」

 

「ありがとうございますミッドナイト先生」

 

こうして俺達は無事に演習場を借りられて

切島達の特訓をしながらスーツの機能を試す事にした

 

「爺ちゃんに止められてるからカスタムは試さないようにして・・・

 使ってないのはブラザーとグランドの二つだな

 まずは・・・ウッドグランド!」

 

「おぉ!なんか足が随分とごっつくなったな!?」

 

「それだけじゃねぇぜ?はぁぁぁああ!!」

 

「うぉ!?地面から草が生えてきた!?これがその姿の能力なのか!?」

 

「ああ、このグランドは属性に合った地形に変える能力があるんだ

 と言っても火の海にしたり電気まみれにするとかしか能力はないんだけどな?」

 

「いや十分に凶悪だよ!?絶対に訓練とかでそれを使うなよ!?」

 

その後も俺は色々な機能を試しながら切島達と戦闘を行い

夕方頃になってようやく俺達は家へと帰っていくのだった

 

 

 

 

 

翌日、学校に登校すると何やら校門がマスコミで塞がれていた

 

「ちょっと君!オールマイトが授業をしているって聞いたんですけど

 どんな感じなのか教えてもらってもいいですか!?」

 

「いや俺達は普通科の生徒なんてオールマイトとは会ってないです」

 

「私も!オールマイトって大きいから目立ちそうなのにね!」

 

「そっそうなの・・・足を止めさせてごめんなさいね」

 

俺達はその場を平然と嘘をついて誤魔化し学校の中へと入る

そしてHRが始まるとここで相澤先生がとんでもない爆弾を落としていく

 

「はい。と言うわけで君達には学級委員長を決めてもらいます」

 

『学校っぽいのキタァァァアア!!』

 

「先生〜辞退するのはありですか〜?」

 

『えぇぇぇええ!!??』

 

「推薦されたら絶対に受けろ」

 

しょんな〜・・・なんて思っているとみんながありえないという顔で俺を見てきた

まぁ確かに普通ならば学級委員長なんて断る方がどうかしているとは思うが

俺にはどうしても学級委員長が出来ないちゃんとした理由があるのだ

 

「おいおいおい!?なんで辞退なんてするんだよ!?学級委員長だぞ!?

 しかも雄英でなんて言ったら絶対に将来の役立つだろ!!」

 

「いや俺はそんなのガラじゃないし特訓にも当てたいから

 学校の仕事とかあまりしたくないんだよ」

 

「そっか・・・確かに学級委員長になるとその時間も減っちゃうのか・・・」

 

「まぁ確かに光みたいに自分の時間を使いたい人間もいるだろう

 だが上鳴が言ったように学級委員長はそれだけでステータスになる

 それらを考えた上でやりたいかどうかを自分達で決めてくれ」

 

「では選挙なんて如何でしょうか!?やりたくない人も投票の権利はありますし!」

 

こうして飯田の提案通り、学級委員長は選挙制となりやりたい人が名前を上げた

そして開票が始まると一番票が多かったのはなんと緑谷だった

 

「嘘!?僕が学級委員長!?」

 

「くっ!やはり聖人君主には勝てなかったか・・・!」

 

学級委員長が決まり今日の授業を終えてお昼になった頃

俺はヒミコちゃんと一緒に食堂でお昼を食べているとそこへ切島達がやってきた

 

「よぉ!相席しても大丈夫か?」

 

「もちろん大丈夫だ」

 

みんなでいざ料理を食べようとした時、警報が鳴り響いた

それに驚いてみんな逃げようとするが俺はこの原因を知っているので

全く動こうとしないでその場で食事を続けようとする

 

「なんだよ・・・人がせっかく料理を食べようとしている時に・・・」

 

「いやそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ!?俺達も早く逃げねぇと」

 

「大丈夫だよ・・・どうせこの食堂には来ないだろうから」

 

「あん?どうしてそんな事が分かるんだよ?」

 

俺は上鳴の言葉に対して自分のPETを見せる事で応える

そこにはゲートを越えてマスコミの連中が入って来ており

現在、先生達が対応していた

 

「なんだよ。マスコミだったのかよ・・・!人騒がせだな・・・」

 

「いや・・・そうでもないぜ・・・マスコミがこんな事をするとは思えない・・・

 おそらくは誰かが手引きした人間がいるんだろうな・・・」

 

「・・・それってどういう事?」

 

「決まってるだろ?もしかしたら本当に来るかもしれないって事だよ」

 

 

 

 

 

「ヴィランの襲撃がな・・・!」




バトルチップの案を募集しております
使って欲しいバトルチップなどがある方、興味のある方はこちらに投稿してください
又、主人公プロフィールの欄にみんなのCFスーツのモチーフとなるナビを書きました
もしもこっちのナビの方が良いとか居ないキャラにこのナビのスーツを使って欲しいなど
そちらの要望もこちらに投稿してください
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=295191&uid=276839
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