ラーメン大好き小泉さんU 俺と彼女の不可思議な幸福   作:しゅみタロス

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企画6 黄身を割って話そう その2

悠「これ美味しいね、どこの味付き玉子?」

小泉「隣町の商店街です」キリッ!!

凛「とりあえず気に入ってもらえて良かった」

 

若干メタく聞こえる話だが俺が悠の家に来たのは関係修復の為である、数日前に俺は悠と二人で帰り道の会話で自然と悠を誑かしてしまった。その後は悠が俺に会う度に挙動不審になっていたためどう対応していいか分からずこの有様である。隣に居る小泉さんにも状況説明は必要だと思い、この場に連れてきたのだが、さて、どう話した物か。

 

凛「これも飲んでみなよ、韓国系のレモンスカッシュ」

悠「韓国の?」

小泉「凛君が普段飲んでる奴だよね」

凛「これ、甘く無くてスッキリ飲めるんだ」

悠「え?凛君の……」

 

その瞬間悠の思考が停止する。

 

悠「それって、友達だから、教えてくれるの?」

 

完全に赤くなっている、テンプレ過ぎるぐらいクロだ。

 

凛「友達だろ、悠だって沢山の友人に囲まれてるんだから俺もそうじゃないのか?」

悠「確かに友達はいるけど、凛君は友達でも……」

 

声が途切れるとそこに空気感を変えんとばかりに。

 

小泉「ではお聞きしますが凛君はあなたにとって今はどういう認識でしょうか?」

凛「そんなズカズカ聞くような事じゃないだろ」

 

悠はこの時質問を聞いて赤い顔で動揺していた。

 

悠「良く分からないんだけど……ただ私、同じ年の男の子に優しいって面と向かって言われてからなんか変で……」

 

小泉「成程、

 

処刑します」龍虎之戟!!

 

 

 

凛「ちょっと待て!!dx龍虎之戟を持ち込む奴がどこにいる!!」

悠「すすすすすみません、人の彼氏を取ろうとは思ってな……」

凛「まだ付き合ってもねーよ!!」

 

小泉「では、凛君はどちらが好きか決めてください。中立と言う回答は無しで」

凛「選択肢の一つを潰してどうする!!」

悠「ええっと、私は、凛君とどうなりたいんだろう?分からない……でもなんかスッキリしなくて……」

凛「これ、選ばないとダメな流れ!!」

 

すると小泉さんは鞄から……

 

小泉「さあ、選んでください。長い付き合いの幼馴染を裏切るか、それとも目の前で泣いてる新しい女と仲良く地獄を楽しむか」ギラッ

凛「海外版エターナルエッジを突き付けないでくれ!!」

悠「凛君、私を助けてくれるよね……」

小泉「どちらを選んでも地獄なような気が……」

 

突如として突き付けられた究極の洗濯、逃げる事は可能だがそうなると不和を遺してこの先が不安なため、なるべく穏便に解決をしたい。

 

俺はどうすればいいんだろうか。

 

凛「俺は……」

 

悠「待って」

 

俺が答えようとした瞬間、悠がそれを遮る。

 

悠「やっぱ、答えなくても良い」

小泉「それはどうして、好きではないのですか?」

 

悠は冷静になって伝える。

 

悠「そもそも凛君に答えを求めるより、やっぱりお互い尊重できる方が良いと思う。だって、私達は友達だし。恋人とかを求めるのはまだ早いんじゃないかな?」

 

悠の言う事は一理ある、ここで回答をしてもそれは俺や当人たちの意思ではない。

 

小泉さんはそれを聞くと龍虎之戟とエターナルエッジをしまった。

 

小泉「確かに、少々焦り過ぎてしまいました。凛君の気持ちを尊重する事を忘れていては未来の彼女として失格ですね」

凛(付き合う事は既に確定みたいな言い回しだな、オイ)

 

小泉さんの事はとりあえず落ち着いたみたいだし。

 

凛「と言う訳で、これからは変な認識は持たず、普通に関わり合おう。お互い公平にな」

悠「うん、そうだね。ありがとう」

小泉「こちらもそうさせてもらいます」

 

すると後ろから……

 

???「あの……終わりました?」

凛「あ、修兄さん。お邪魔してます」

小泉「あ、どうも」

悠「お兄ちゃんいつ帰って来たの?」

 

修兄さんは恐る恐る部屋に入って行く。

 

修「実は30分ぐらい前にはもう帰ってたんだけどさ、誰もいないから2階にいるのかなと思い、部屋の扉を開けたら物凄い修羅場始まっててずっとここで……」

凛「なんか、すみません」

 

この一連の流れ全部見られてたとか修兄さんには申し訳ないな。

 

凛「お見苦しいものを見せてしまったお詫びとなりますがランチ500円券悠と2人分プレゼントします。また店に来てください」

修「ありがとう、なんか悪いね」

凛「妹への行い故なので」

悠「あはははは、凛君って本当に律儀だよね」

凛「はは……」

 

とりあえず今回を以って悠とのわだかまりは解けた、これから先は安心して一緒に居られる。ある意味話し合って正解だったが、ちょっとした後悔も残る。

 

凛(修兄さんにはとりあえず、状況説明をしておいた方がよさそうだな。今度一緒に食事に誘うか)

 

 

 

 

 

 

帰宅後

 

カチカチカチカチカチカチカチカチ

 

深夜を回り、部屋でモニターを接続してフェアリーズストーリー2を遊んでいた。

 

凛「流石にこのゲームは別格だな」

 

この時誰もが思わないだろう。

 

 

 

 

 

俺達の物語の裏側で、もう一つの物語が動いている事を。

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