大地を駆ける一筋の流れ星   作:Red October

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アンケートの結果、今しばらく中等部1年生のブレイズの様子を描いてから、本格的にレースの世界に乗り込ませることになりました。投票してくださった方、ありがとうございました。



Act.007 大流星の休日

 皆様、ごきげんよう。シルヴァーブレイズですわ。

 一気に時計の針を回しまして、今はもう夏休みが迫った頃です。1学期末の定期考査が目前に迫っており、科目によっては早くも試験本番が終わっておりますわ。

 かくいう私たちの学年も、既に国語… Japanese の試験は済みました。感触としては……まあ、落第点はどうにか免れたでしょう。ですが、如何せん苦手意識が取れませんわ。あの敬語の複雑極まりないことと言ったら!

 まあ、過ぎたことを言っても仕方ありません。まだたんまりと科目が残っていますから、そっちに意識を振り向けねばならないでしょう。英語と数学は大丈夫、理科もどうにかなりますが、社会科がやや不安ですね……時差の計算方法とか、代表的なジャパニーズ・ピラミッド……こちらでは「古墳」というのでしたか、それの位置や固有名称を復習しておかないと。

 今日は午後から栗東寮の一角を間借りして、キタサンブラックさんやサトノダイヤモンドさん、サニーウェザーさんたちと勉強会をする予定なのですが、実は午前中に学校へ行かねばならなくなってしまいました。ちょっとやむを得ざる用事ができたのですわ。

 え、教員に呼び出されたのか、って? 違いますわ。確かに呼ばれはしましたが、教員ではありません。ではいったい誰に呼ばれたのかといいますと……

 

「はぁ……はぁ……ふぅ。これで、よろしいでしょうか?」

「いやぁ、良い実験データが取れたよ! これでまた1つ、ウマ娘の肉体の限界に近付くヒントが得られそうだ!

感謝するよモルモット君!」

「そのモルモット君というの、いい加減止めてくださいませんか…? 私にはシルヴァーブレイズという、れっきとした名前が……」

「これは失礼、君は特別なモルモット君だったねぇ!」

「先輩、私の話聴いておりましたか…?」

 

 そう、アグネスタキオン先輩です。あの first contact からは意外に思われるかもしれませんが、この実験好きな先輩とは仲が良いのですよ。……説明無しに行われる実験と、「モルモット君」呼ばわりだけは勘弁してほしいものですが。

 あの時に先輩の大事な実験資料を(事故のようなものとはいえ)焼失させてしまったことには、少々罪悪感を感じておりましたの。その補償代わりに、ということで先輩の実験のやり直しを手伝ったら、いつの間にかこんな仲になっていたのです。実験に付き合う代わりに数学や理科を教えてもらえるので、何だかんだとありがたい先輩ですわ。

 ちなみに、この先輩と私には意外な共通点がありました。それが「紅茶好き」というものです。尤も、先輩の好みがサバラガムワなのに対して、私はアールグレイ、次いでダージリンという具合なのですが。

 

「それと先輩、こちらはちょっとした差し入れです。実験の片手間に摘まめるよう軽食にしてありますので、"必ず"食べてくださいね?」

「おや、サンドイッチと…この紅茶はキーマンだね? ふぅン、毎度ながら助かるよ。…って、紅茶の砂糖が少ないじゃないか!」

「先輩は糖分の摂りすぎですわ。少しは控えてくださいまし」

「何を言うのかねモルモット君、砂糖は思考のエネルギーなんだよ? それを減らすだなんて…」

「過ぎたるは(なお)及ばざるが如し、ですわ。それでは、私はこれで」

 

 話が長引きそうでしたので、少々強引ではありましたが打ち切りにさせていただきました。

 全くあの先輩、私生活は大丈夫なんでしょうか? 昼食を私の軽食に頼ってくる辺り、どう考えても大丈夫ではなさそうなのですが……まあ、何とかなるでしょう。

 さて、これで所要は済みましたから、後は午後からの勉強会に備えるだけです。英気を養うため、少し遠回りをして昼食は喫茶店で摂ることにしましょうか、せっかく外出したのですし。

 トレセン学園の周辺には商店街があるのですが、その中に幾つか、良い店があるのを知っていますの。

 突然の質問ですみませんが、皆様は喫茶店とかカフェテリアに入るとなると、どんな店に好んで入りますか? ス○バのような、あちこちにある有名なお店? 駅前のこじんまりとしたお店とか?

 私の好みは、個人経営の小規模店舗ですわ。それも表通りにある店よりも、どちらかというと裏通りのような、目立ちにくい場所でひっそりとやっているお店が好みなんです。こういうお店は見付けるのが難しく、また主人の趣味嗜好が多分に反映されるため"当たり外れ"が大きいという短所こそありますが、上手くいけば良い雰囲気の店に巡り会えます。そういう"穴場の店"を探すのが、私の楽しみの1つなんです。

 今私が狙いを定めたのも、そういう穴場の1つです。最初はあまり期待せずに入ったお店だったのですが、置いてあったのがまさかの Fortnum & Mason の茶葉だったんですの。なんでこんな小さな店にこんな高級品があるんだ、と驚いたものですわ。主人に話を聴くと、何でも結構な"凝り性"らしくて、茶葉はできる限り良い品物を使おうと意識しているんだそうです。その代わりに店の規模や道具の質を妥協せざるを得ず、結果として裏通りでひっそりと店を開くのが限界になってしまったとか。

 それ以来、ここの主人とはすっかり意気投合してしまって、美味しい紅茶と茶菓子の探求に挑む"盟友"になってしまったんです。彼には高級茶葉を使った紅茶を淹れてもらう代わりに、美味しい紅茶の淹れ方や茶菓子の作り方を伝授しているのですわ。いわゆる win-win の関係というものです。

 …あ、見えてきましたね。店の名前は「パブ 止まり木」。止まり木という単語を使っている辺り、どうやら"ちょっと一休みできる程度のお店"を目指しているようです。

 

「いらっしゃい……おっ、ブレイズの嬢ちゃんじゃないか!」

「こんにちは、master さん。また来させていただきましたわ。

本日は Earl Grey をお願いいたします」

「アールグレイか、分かった。ちょうど良いディンブラの茶葉が入ったところなんだ、それを使うよ」

「お願いしますわ。あ、それと sandwich も一緒にお願いします。ちょうどお昼にしようと思っておりますの」

「サンドイッチのセットだな、分かった。それと、新メニューを考えているところなんだが、ちょっと試食してもらえないか?」

「承知しました。楽しみにしておりますわ」

「オーケー、座って待っててくれ」

 

 ここの店の内装は、木を使用して床も壁も茶色にしていますわ。紅茶の他にもお酒の瓶なんかも置かれており、英国式の pub に倣った作りになっているのが一目で分かります。

 それに、音楽もなかなか洒落たものが流れていることが多いのです。今日は……あら、これは「It's a Long Way to Tipperary」!? これまた良い曲を流しているではありませんか。

 さらに、master さんの手つきを見ていて気付きました。紅茶の淹れ方が少し変化しています。以前よりも蒸らし時間が少し長い。それに湯気の量から見て、お湯の温度も少し高くしているようです。どうやら以前に私が教えたやり方を、実践しているようですわ。

 かつて皆様にちらりと申し上げたかもしれませんが、紅茶を淹れる際にはその淹れ方が味を大きく左右します。特に重要になる要素は、お湯の温度、お湯と茶葉の量の比率、蒸らし時間の3つです。

 この3つを間違えると、どんな高級品の茶葉を使おうが美味しい紅茶は淹れられません。逆に言えば、この3つがしっかりしていれば、茶葉が市販の安物であろうと残り物であろうと、一流の味が引き出せますの。

 あと忘れてはいけないのが、「最後の一滴(ベストドロップ)」です。これを淹れ忘れたが最後、ルゥを焦がしてしまったシチューの如く、100点の努力が0点の結果になってしまうと言っても過言ではありませんの。

 見ていた限り、master さんは今私が挙げた全ての要素をきっちりと守っておりますね。

 

「あいよ、お待たせ。サンドイッチとサラダ、ハムエッグス、アールグレイのセットだ。ソーセージはおまけだよ。

それと……試してほしいメニューってのは、このアップルパイなんだよ」

 

 しばらくして、注文した料理が運ばれてきました。新メニューというのはこれでしたか……ふーむ、見た目は結構ですが、味の方はどうだか。と、その前にまずは紅茶からですね。

 香りは…うん、上々ですわ。仄かに柑橘類の爽やかさが混じる豊潤な香りを胸いっぱいに吸い込んだ後、まずは砂糖も何も入れずに一口。

 ……文句無しですわ! かなり技量(うで)を上げましたわね、master さん。

 

「今回の紅茶は、前よりずっと美味しくなっておりますわ。この淹れ方を続けてくださいまし、master さん」

「おっ、紅茶は合格か! いやー良かった、前に嬢ちゃんにけちょんけちょんに言われてから、死ぬ気で練習したんだよ」

「あの時はすみませんでした、子供が小生意気なことを抜かすなんて失礼を……」

「気にしないでくれ。確かにアレには少々むっとしたのは事実だが、同時に納得させられたんだよ。嬢ちゃんの言ってることは筋が通ってたからな。

嬢ちゃんが教えてくれたおかげで、他のお客さんからも紅茶が旨くなったって言われたんだ、アレには実は感謝してるんだよ」

「恐縮ですわ」

 

 実は以前、master さんの淹れ方に文句を付けたことがあるんですの……。

 

「紅茶は合格だな。んじゃアップルパイはどうだ?」

「では失礼して……」

 

 新開発だという apple pie を手に取り、まずは匂いを嗅ぎます。卵のふんわりとした香りと、そこに混じる林檎の甘い匂い……匂いについては問題無しですね。では一口。……ん? これは……口当たりが……。

 

「少々ざらっぽい気がしますね……」

 

 これまでに食べた sandwich に比べると、口の中がざらつく……? 同じ小麦料理なのに?

 もしかして……。

 

「Master さん、この pie はもしや、生地から手作りでやりましたの?」

「ああ、そうだが……何で分かったんだ?」

 

 なるほど、やっぱりですか。

 おそらく sandwich に使っている bread は、既製品なのでしょう。それに対して、pie は手作りで生地を作ったために、不慣れさが出てしまっている、ということでしょう。

 となれば対策は……

 

「口当たりで分かりましたわ。

Master さん、生地を混ぜた時に偏りが生じている可能性があります」

「生地に偏り…? もしや、"だま"のことか?」

「そうです」

 

 "だま"とは、小麦粉を水などと混ぜた時にできる、細かい小麦粉の塊のことです。これがあると、口当たりが均一にならなかったりするんです。

 そういえば前にタマモクロス先輩も仰っていましたっけ、粉モンは生地が命や、ダマは許さんでー、って。

 

「なるほど、混ぜ方がまずかったか……分かった。混ぜるのに妥協は禁物だな、これは。他はどうだ?」

「りんごは、うん、ばっちりですわ。添えられた custard cream も、甘さをやや控えめにしてあるところが良いですね。生地だけが少々残念です」

「よし、これで少し自信が付いたよ。生地の混ぜ方が問題か……次は嬢ちゃんの舌をあっと唸らせてやるぜ!」

「楽しみにお待ちしていますわ」

 

 その後は世間話をしながら、sandwich をご馳走になりましたわ。

 そういえば、以前に比べて客足が増えたような気がします……もしかして、紅茶の淹れ方が変わったことで、少しずつ人気が出てきているのでしょうか?

 うーむ、お気に入りのお店が繁盛するのは嬉しいのですが、静かにお茶を楽しめるかどうかが不透明になってきている……悩ましいですわね。

 

 午後からは、皆で集まってひたすら勉強会です。数学、理科、社会科、英語、美術、技術家庭科、保健体育……主要な科目のほぼ全てが集中していますから、追い切りをかけておかないといけないのです。

 私は美術と技術家庭科、それに社会科の覚え直しだけで済む状況なのですが…他の皆さんはそうもいかないようです。

 

「ええっと、この文章の英訳は……He studys……」

「サニーさん、動詞の変形を間違えておりますよ」

「え?」

「Study は子音字+y ですから、y を i に変えて es にしないといけません。つまり、正解は He studies……ですわ」

「えーん、難しいよぉ三単現……」

「規則性を覚えるまでの勝負ですから、頑張ってくださいまし」

「なーんで動詞が2種類もあるんだよー……全部be動詞で良いのにぃ……」

「モントバンさん!? そんな初歩でつまずかないでくださいまし!?」

 

 皆さんの苦手科目は、だいたい「英語」か「数学」のどちらか、または両方ですわ。

 私の目の前で「英語」に取り組んでいるのは、サニーウェザーさんとリナルドモントバンさん。サニーさんはまあまだ良いとしまして……我が同室のモントバンさんは、どう見ても大丈夫じゃないですわね! これは後でみっちり個人授業を行う必要がありそうですわ。

 

「ブレイズさん、これで合ってる?」

「お、アウダーチさんは大分分かってきたようですね。全部合ってますわ」

「やっと can とかの助動詞が全部分かった……しんど……」

 

 こちらは、サニーさんの同室のアウダーチさん。細い銀縁の眼鏡をかけ、銀色の髪を短く切り揃えた方ですわ。眼鏡っ子というと真面目そうな印象があるかもしれませんが、この方はどちらかというと快活そうな印象を受けます。くりっとした目と、比較的声が大きいせいでしょうか。

 そんなアウダーチさんも、どうやら助動詞にはさんざん苦しめられたようです。彼女は現在、光を失った目をして机の上に伸びているところですわ。

 周囲を見渡せば、他学年の先輩方を含めて勉強している方か大勢います。キタサンブラックさんの姿が見えませんが…大方サトノダイヤモンドさんのところにでも行っているのでしょう。スペシャルウィーク先輩は「国語」で悪戦苦闘を強いられているらしく、サイレンススズカ先輩が必死で応援しているのが見えますわ。

 今の時期は、夏合宿に参加できるかどうかを問われる分水嶺でもあります。皆様の健闘を祈りつつ、私は私の為すべきことをやるとしましょう。

 

◆◇◆◇

 

 しばらく時計の針を進めまして、すっかり夏休みになった8月のとある日曜日。

 私にとって日曜日は重要な日なのです。何故かと申しますと、礼拝があるからですわ。

 ミサじゃないのか、って? ミサはカトリックの呼び方ですわ。私はプロテスタントなので「礼拝」なのです。

 礼拝は10時30分からとのことなので、少し時間がありますね。先に宿題を済ませておきましょう。自由研究に読書感想文と、面倒なのが2つも残っておりますし。

 宿題の量も多かったですが、とりあえず問題集は大半が解き終わっています。中等部1年生の内容なぞ、私にとってはお茶の子さいさいですわ。……「国語」を除いて。

 「国語」だけはどうしても苦手なんですの……。サニーさんに教えてもらってはいますが、それでも悪戦苦闘しております。その反対に、サニーさんは「英語」で私の助太刀を必要としておりますので、等価交換といったところです。

 

 ちなみに私は、この夏休みは実家に帰ってはおりません。何故かって、故郷には志を果たしてから帰るものでしょう? 私はまだ志を果たしていないので、帰るわけには参りません。

 

「めんどくさい……宿題も補習もなくなっちゃえば良いのに……」

「学校がない分、自主的に勉強しろ、ということでしょう。私たち学生の本分は勉強にあるのですから。

文句を言う暇があるなら、1問でも解いた方が有意義ですよ」

「へいへい。ブレイズは真面目だねぇ……」

「モントバンさんがものぐさなだけでしょうに」

 

 ぶつぶつ文句を言いながら社会科の問題集とにらめっこするリナルドモントバンさんを叱咤して、私は読書感想文の宿題と格闘しています。本は既に読み切っていますし、構成もある程度考えてありますから、下書きというところです。

 ところが、これが難事業なんですの……どこぞの歌に「3歩進んで2歩下がる」という歌詞がありますが、まさにその歌詞通りのような感じになっています。10字書いたら6字を消す始末ですから、なかなか進まない…!

 何とか原稿用紙半分ほどまで進んだところで、はたと気付いてみると、そろそろ出なければならない時刻です。

 

「どこ行くのブレイズ…ってあー、日曜日か」

「そうですわ。いつもの礼拝の時間です」

 

 ちなみにモントバンさんも、この暑さの中外出しなければならない予定ができてしまいました。学校に行かねばならないのです。どうしたのかと申しますと、私の個人授業の甲斐もなく、この我が同室生は第1学期期末試験の成績が芳しくなかったのです。結果としては、「英語」と「数学」で赤点となってしまい、残念ながら補習に引っ掛かりました。なのでこの頃、彼女はしょっちゅう学校へ通っておりますの。

 私の1学期末考査の結果ですか? 当然ながら「英語」と「数学」は満点、「理科」が1問間違えて98点、「社会科」やその他の科目も80点以上ですわ。…「国語」? 平均点より少し上というところですわ! あの科目だけはどうにも苦手意識が取れない…!

 

 教会は、寮から徒歩でだいたい15分ほどのところにあります。

 礼拝でやることは、だいたい決まっております。お祈りを捧げて、牧師さんのお説教を聴いて、讃美歌を歌って、いわゆる喜捨をしておしまいですわ。ちなみに私の出番は、讃美歌を歌う時ですね。

 聖歌隊の隊員であっても、一人の教徒には変わりません。なので、出番が来るまでは他の参拝者の方と同じように祈ったりお説教を聴いたりします。

 牧師さんのお説教を聴きながら、私は昔のことを思い出していました。かつての、忌まわしき日々のことを……。

 以前にちらりと申し上げましたが、私は見た目が"普通の子供"とは大きく異なります。頭髪の下側半分を占める大流星と、左右で色の異なる瞳……特に右が緑、左が青という、いわば日本人離れした色の瞳は、他の子供にとっては奇怪なものに見えたようなのです。

 

『右と左で色が違うの、気持ちわるーい!』

『あの目を見たら呪われるぞ!』

 

 この手の言葉を何度言われたことか。

 あと、私は背丈が低いので、「チビ」と言われることも多々ありました。

 いじめには様々な形態がありますが、私の場合はどちらかというと手を出されるのではなく、無視されることが多かったです。

 呪いだなんて、なんでそんな非現実的な代物を信じるのでしょうね。……私に呪いか使えるのなら、とっくに使っていますって。

 それはともかくとして、こんな状況だった訳ですから、私には友人らしい友人もまともにいませんでした。そんな私にとって頼りになっていたのは、母親とキリスト教だったのです。

 言うのを忘れていましたが、私の家は母子家庭なのです。物心付いた頃には既に両親は離婚しており、また家には家族で写った写真がありませんでした(おそらく母が捨てたんでしょう)から、私は父親の顔を知りません。なので、私にとって最も頼れる人は母でした。

 また、日頃のいじめに辟易していた私にとって、教会は良き避難所であり相談所でした。キリスト教の聖書に書かれた言葉や牧師さんのお説教には、結構勇気をもらうことができました。ですので、キリスト教は私にとっては大事なものの1つなのです。

 ただ、宗教家の中にはやたらと神頼みをする方もいますが、私はあれには反対です。「人事を尽くして天命を待て」ということわざの通り、できうる限りの努力はするものでしょう。

 

「♪いつくしみ深き 友なるイエスは……」

 

 本日の歌は「讃美歌」312番「いつくしみ深き」。これもまた、よい曲でございましょう。

 全ての予定が終わり、聖歌隊としての打ち合わせも終わって私が教会を出た時には、既にお昼になっていました。さて、寮の食堂が閉まらないうちに早く帰って、宿題を済ませてしまわなければ…。




改めて、拙作の主人公シルヴァーブレイズのウマ娘プロフィールのうち、現在公開可能な情報をここに示しておきます。

ウマ娘名:シルヴァーブレイズ(Silver Blaze)

外見的特徴:鹿毛の小柄なウマ娘。最たる特徴は、その頭髪及び尾の過半を占める大流星と金銀妖瞳(ヘテロクロミア)。頭髪も尾も、先端に行くに従って茶色から銀色に変化するグラデーションがかかっている。髪型は、肩甲下角にかかる程度のロングストレート。肌の色は、日本人と同じ黄色系だが、少し白っぽい。瞳の色は、右がエメラルドグリーン、左がコバルトブルー。

服装:左耳に黒いハンチング帽を被っている。マチカネタンホイザと同様、耳が帽子を貫通するスタイル。

自己紹介:シルヴァーブレイズと申します。1人でも私の勝利を願う方がいるのなら、私は走りますわ。たとえ、死兆星と呼ばれても……。
学年:中等部
所属寮:栗東寮
誕生日:3月13日(余談ながら、実は金曜日生まれ)

身長:140㎝
スリーサイズ:B68H50W68
体重:至って適正

靴のサイズ:左右ともに22.5㎝

家族のこと:女手1つで育ててくれた母に感謝している


他の情報は、今後おいおい公開していきます。
それじゃ、そろそろ次回予告を……どげしっ!(顔面ドロップキックの炸裂音)

「どーも! ゴールドシップ様だぜ!
夏経て秋はウマ娘走るってな、よく聞く話じゃねーか? せっかく走るんなら、でっかく盛り上げてバイブスぶちかましましょう、オホホホ。
ってことで、次回『ファン大感謝祭と大流星』 直径10㎝のドーナツを1.4億個並べたくれー走って待っててくれだぜ」

今後の話の展開をどうするか?

  • もう少し1年生の様子を描く
  • 一気に飛ばしてレースの世界へ向かう
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