皆さんならご存知だと思いますが、クラインフィールド自体はそもそも単純な硬いバリアではなく外部からの運動・熱エネルギーの指向性(ベクトル)を任意に変換し、攻撃の無力化を行なっているようです。またその防御力はどうやらメンタルモデルの演算能力で決まるようですね。
ちなみに本小説の中で艦隊で一番軽い艦である軽巡航艦クラスの演算能力で既に霧の艦隊で言う大戦艦級はあります。宇宙飛ぶからね仕方ないね。ちなみに重巡航艦級で超戦艦相当(霧の艦隊総旗艦ヤマトくらいはある)はあります
まぁそう言うわけなので、演算能力の暴力によってぶん殴ってるだけであり、エネルギーはクラインフィールドの強度や持続力についてはエネルギーの大小による関係は少ないです。
なおアニメ等の描写であるように、超重力砲の直撃は厳しそうです。
即ち波動砲の直撃にも同様そうであると言う事と、アニメの描写等で侵蝕魚雷の至近弾やら直撃をバカスカ喰らっても割と何とかなっている辺り、ヤマトのショックカノンは当たり前のように耐えそうではあります。
さらにヤマトと違い展開時間制限も無いようですし、少なくとも波動防壁よりは耐久力ありそうですね。
なおクラインフィールドを破っても下に強制波動装甲が待っていると言う。強制波動装甲は外部からの着弾等のエネルギーを熱量等別のエネルギーに変換し直撃を無効化していて、さらにこの変換したエネルギは長い時間をかける事で放出も可能と言う優れものです。
クラインフィールドは物理的攻撃に対する防備については比較的弱めだと言う事で、クラインフィールドと強制波動装甲による二段構えとなっています。
また、霧の艦隊は人類叡智の炎たる核の直撃でも難なく耐えると思われますので、ガミラスが使用しているようなミサイル弾頭(核弾頭か何か)程度なら耐えるでしょう。
やはり侵蝕魚雷、侵蝕魚雷は全てを解決するんですよ。
何か間違っていたら指摘をお願いいたします。
メンタルモデル。
それは地球連邦の宇宙海軍の主力艦艇に見られる装備品の一つ…………ではあるのだが、メンタルモデルが生まれるたびそれぞれに戸籍が登録され地球連邦の市民としての権利が保障されている。
それはなぜか。それは第三次世界大戦時に人と交わって子供をこさえたメンタルモデルがいたからというだけ。
ちなみにメンタルモデルが選んだ艦長は何故かそのメンタルモデルと結婚するらしい。いやー何ででしょうねぇ?ちなみにナノマテリアルは万能、それに尽きる。
ついでにここで地球連邦のフレンズ(種族)を紹介しておこう。地球連邦の総人口は365億人で種族は人類とメンタルモデル(メンタルモデルも一応政府公式には人類扱いである)を除くと主に7種族が存在する。
エルフ耳が特徴のリア系は不幸にもガミラスの侵攻が開始されたクラリス恒星系の惑星リアとティーフに住んでいる。なお、戦場になりかねなかったからか人口が緩やかに上昇中の種族である(地球連邦製品集計結果より)なぜか女性の割合が多い種族である(男:女=4:6)
犬耳の犬の尻尾が特徴で人懐っこい種族ことが特徴のスカラビアンは有人惑星スカラビア出身の種族である。総じてなぜか女性の割合が多い種族(男:女=2:8)であり、一夫多妻が当たり前な種族である。
猫耳猫尻尾が特徴で猫のような気ままな性格が特徴のマージアイドは、火星と言う過酷環境で人類が進化()した結果であると言われる。一応人類とは別種族と扱われている。
テレザイノイドは何と実体を持たない精神生命体である。テレーザ星に住んでいるがテレーザ星は到底通常の人間では住むことはできず、住むにしても専用のシェルターを置かなければ生きていけない過酷な星である。なおテレザイノイドは精神生命体であるため宇宙空間でもどこでも生きていけるようだ。
後6種族あるが長くなるため説明は省かせてもらうが、狐耳と狐の尻尾が特徴のフォッシュアン・兎耳と兎尻尾が特徴のレポニアン・スカラビアと間違われる事も多いが、間違うとキレる狼耳と狼尻尾が特徴のリンヌが確認されている。
それぞれ連邦憲法で各種族の人権が保障されているが、文化の違いから個人間で軋轢が生まれるのも確かである。人口男女別では3:7と圧倒的に男性が少ないが、これは単純に男性が生まれない種族であるフォッシュアンとレポニアンがいるからであると思われる。なおフォッシュアンとレポニアンを統計から抜いても4:6にしか改善しない。
ともあれこの有様なので基本的に連邦内では重婚は可能であるし、先に結婚したか否かに関わらず法的には同じ権利が与えられている。なぜか人が作り出したはずのメンタルモデルも人と結婚できるし、メンタルモデルが望めば子だって拵えることができる。
技術の進歩は凄い*1。いや語弊があったかもしれない。ナノマテリアルがすごいのだ。
話を元に戻そう。メンタルモデルが艦長を選ぶと言うのは、結構簡単に決めていい訳がない。メンタルモデルの意にそぐわなければ艦の最大戦力を引き出すことはできない為、やむをえず地球連邦宇宙軍はメンタルモデルが「この人が艦長が良い!」と言ったらその意に沿うように人事異動を行う。
それはもはや地球連邦宇宙軍の恒例行事と慣習となっていたが、10年ほど前になぜか公文書化もなされている。
なぜか連邦宇宙軍が婚活会場と言われるのは漏れなく艦長とメンタルモデルが結ばれるからであろう。
そう、“漏れなく”である。相手が女であろうと結ばれるのである。ちなみに相手が女性になるとメンタルモデルは“生やす”らしい。
ナニとは言わないが。
と言うことはである。いずれ旅立つ宇宙戦艦ヤマトもメンタルモデルを保有している。
そして今現在において艦長探しをしていると言うことは、未来の結婚相手を探していると言う事と同義なのだ!
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それは運命の邂逅だった。メンタルモデルらしからぬ表現を借りると、“ビビッ!”と来た。
艦長にするにはこの人しかいない。そう感じただけの特に理由のない選定方に、自身のあり得ない少しの演算子のエラーに熱を発しながら。
彼女はヤマト。唯一無二の艦長を探したはしたかったが、ものぐさ的性格としてどこかに転がってないかなぁとぼやいた彼女も今やこの有様。
満更でもなさそうな彼に言質をとると、そのまま地球連邦参謀本部に艦長候補として戦術共有ネットワークに上げてしまう。そしてあれよあれよという間にゆうなぎ艦長森下誠一等宙尉は、約一年後に予定される長距離航海に参加するヤマトの艦長に内定した。
それはともかく。
ヤマトの邂逅の1ヶ月後すぐに森下誠一等宙尉は上司に推薦を受け昇進試験を受け、三等宙佐へと昇進。
地球を母港とし普段は呉に停泊している第1艦隊の旗艦であるいずもの航海長に就任した。
元々彼は艦隊勤務であったが、一年前に今のはやぶさコルベット艦長として就任したのだ。ある意味古巣に戻ってきたようなものだ。
その間、あなたが私の艦長です!をかましたヤマトは何をしていたか。
勿論やることは決まっていた。本丸を攻略する為の堀埋めだった。
森下が横須賀から一時的に呉に異動した事でさびしくなった彼女は、ふらふらと地球連邦宇宙海軍 久里浜宿舎女子寮の廊下をふらふら歩いていた時のことである。
「あー、いい出会い無いかなぁ?」
「確かにこの職場は男性比率が多いけど、それでも女の方が多いから無理でしょ。
競争相手が多すぎるし強敵揃いだし。艦隊のアイドル達*2もいるし、他種族も」
「そうだよねぇ〜〜やっぱり適当の男見つけて外堀埋めして結婚にまで一直線とかの方が良いのかなぁ」
今一番射止めたい異性がいる彼女は、結婚というワードに反応し思わず彼女らが話している内容に聞き耳を立てる。
「そもそも適当な男が残ってないでしょ」
「それもそうよねぇ」
それで話の区切りがついたようで、男日照りな女性兵士達の井戸端会議は解散となった。
「気になる話をしていた。外堀埋めして結婚に一直線という言葉はとても興味深い。
ということは艦長(予定)のまことの外堀を埋めることで彼ともっと仲良くなれることかも」
なんということだろう。彼女にとって結婚という言葉は仲良くなるというのと同義であったのだ。簡単にいえば、親友になると同意であるということだ。
なおこの間違った知識が後々愉快な小事件につながってゆく。
早速ヤマトは片っ端から外堀埋めの意味を調べていく。
胡乱な情報からであっても情報を精査し、正しそうな情報を抜き取る。
そうしてたどり着いたのが。
「ここがまことの実家ですか」
そんな彼女は白いお清楚な白いワンピースを纏ってとある場所の民家の玄関の前に立っていた。
そっとインターホンに触れ、ワンコールののちに家主が出てきたのだ。
「あら、あなたが連絡のあった?」
「初めまして、ヤマトと申します。誠のお母様でいらっしゃいますか?私はお母様の息子さまの彼女でありますが……」
そう、彼女がたどり着いた先。それは外堀埋め()であった。
「あらあら、こんなにかわらしい子が誠の彼女だなんて、あの子にはもったないわね。
職種が特別公務員でなかなか会えないでしょう?あ、遠慮しないで入って入って」
「失礼します」
それからというもの、彼の実家にて親族やら何やらに自己紹介で彼女ですと言い張る黒髪ロングな清楚ヤマトさんが見られた。
────────────────
「
彼は横須賀に帰ってきた。ヤマトの艦長としてメンタル的な長距離航海にも耐えうると認められたからである。それは出航14日前のことであった。
そうして荷解きを終えると早速布団を敷き寝っ転がった。
ゴロゴロとしていると、呼び鈴がなった。誰が来たのかわからないが、何も考えずドアを開けるとそこには白いドレスを纏った超絶美少女が────
「ヤ、ヤマト……か?」
「うん。どう?」
「綺麗だけど……結婚でもするのか?」
「?」
あざとく首を傾げる彼女に心臓を跳ね上げさせた彼であったが、平静を装ってなんでもないように見せるように意識する。
「まぁいいか。そうだ、俺の部屋に上がっていくか?」
そう提案すると、彼女はこくりと首肯した。
正直にいえば彼も下心が無いわけではなかった。彼はメンタルモデルも1人の人間として見るし、そう接する。
ということは、彼も彼女のことを“そういう”対象として見ていたわけで。
あれよあれよという間に部屋に入り浸り、甲斐甲斐しく彼の世話を焼いてはこの生活も良いなと思いつつ。
3日後にはもはや同棲状態になっていた。
そして、4日目。その日は元艦長としてゆうなぎに乗っていた時の乗組員たちと酒を酌み交わし、日が変わっても呑んだ。まもなく3年の旅路に出る元上司の送別会みたいなものだった。
五日目の朝。
「んぐぁ……頭いてぇ……」
目が覚めて早々に頭に走る鈍痛に眉を顰める彼は、少し昨日のことを思い出し少しだけ後悔した。
荒れ狂うように飲み、文字通り吐きながら元部下たち。自分自身もその空気に乗せられ、ビールと大吟醸とを酌み交わした。それはもう意識がなくなるまでである。
そして、意識をたどっていくと、会計をした覚えがない。
無銭飲食はまずいし、さすがにやってないだろうなと鈍痛に頭を顰めながら考える。
「……ちょっと待て、なんで裸なんだ?」
そして、なんか右腕に柔らかいものが当たっているのを感じる。
ついでに言えば布団に不自然なほど膨らんでいる膨らみも問題である。
「人1人分の膨らみだが……なんだこれは?」
ぺらっと布団を捲ると、なんということだろうか。豊満な胸を彼の右腕に抱きついている素っ裸のヤマトがいるではないか。
彼は完全に思考を停止させた。めくりあげた布団の中からは甘い匂いとどこか生臭い臭いが漂ってくる。
そして彼は現実逃避をすべく、めくりあげた布団を元に戻した。
「ふにゅ……」
あぁ、これからのことを考えると今の二日酔いの偏頭痛が酷くなってきた。というかこれは本当に一線超えてしまったのか?
だが状況的には超えてしまったのかもしれない。いやそれより、メンタルモデルなら嫌であるなら力づくで拒否できるし向こうのほうが力は上だ。
無理やりヤッて無いことを祈るしかなかった。
そんなことを高速で考えながら、隠れていたヤマトの顔を布団から出す。なんかすごい満たされたような顔をしてるな。
「ふぁ……あ、まこと……おはよう」
顔を出してやりしばらくすると、朝の日の光で起きたのか微睡から姫が起きたようだ。ひとまず、何があったかを聞くべく話を聞いてみようか。
「昨日は……その……」
と何と切り出そうか迷ってしまう。正直に言えば覚えてないから教えてくれとは言いたいが、それで藪蛇が出るのも避けたい所だが。
「んっ」
と不意に頬に柔らかい感触が当たった。何を隠そう、彼女の唇である。
「まこと、もう一回したいの?私はメンタルモデルだから……何回でも良いよ?」
なんて事だもう助からないゾ。そんなセリフが森下誠の脳内に響いてきた。
彼には生憎と女性に関係を持った挙句捨てるようなクズ精神を持ち合わせては無く、そもそも彼女の事は下心ありとは言え好ましく感じていたのだ。
この後森下はめちゃくちゃ責任をとった。
〜〜Tips〜〜
はやぶさ級コルベット
全長:75m
イメージデザイン:はやぶさ型ミサイル艇を大きくした形。ロケットノズルは宇宙戦艦ヤマトにおけるドレッドノート級前衛航宙艦を準拠。
機関:並列超重力子エンジンPS型4基
演算装置:比較的高度な自立航行や自立戦闘が可能。メンタルモデルは保有していない。
航行装置:光子ロケット1基(加速度:0.1c/sec)
重力子放射補助ロケット2基
防御性能:クラインフィールドは保有しておらず、装甲についても強制波動装甲さえ装備しておらず宇宙海賊の武装に対処できる程度の装甲しか積んでいない。
攻撃装備:超重力ユニットは一切装備していない。
76.2mm単装荷電粒子砲1基
610mm魚雷発射管×4基(侵食魚雷装填可)
20mm6連装回転式パルサーガン1基
パッシブデコイシステム
特殊航行性能:空間歪曲型超光速航行装置→12時間に一回10光年
備考:地球連邦の数的主力艦で戦闘艦数約2500隻のうち1215隻と、戦闘艦の約半分を占めている。量産性に優れており、建造の際のナノマテリアルの量が最小限に抑えられている。
これは地球連邦海軍の相手がほぼ宇宙海賊やスペースデブリや落下する可能性のある小惑星等であったからであり脅威的な外敵が居なかったため補助戦闘艦が必要とされていたからである。
そのほとんどが地方艦隊や基地防衛、宇宙路防備の任務に就いている。