ようこそ後輩のいる教室へ   作:かりん糖さん

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なるべく原作沿いに進んでいくつもりです。
この主人公は面倒なタイプの子ですが、今のところは傍観者的な立ち位置です。




第一の試練

 

次の授業が始まるまで天沢とOAAについて話していた。

チャイムが鳴り全員が席に着いたタイミングで担任がやって来た。

 

 

「全員揃っているな。この時間は今学期初、君達にとっては最初の特別試験について説明する。」

 

 

特別試験ではクラスポイントを競い合って戦うんだったか。

一体どんな試験を行うのだろうか。

 

 

「内容は、1年生と2年生がペアを組み筆記試験を行う、というものだ。」

 

 

クラスポイントを賭けて争うのは学年内だけでは無いのだろうか。

それとも何か別の意図があるのか…。

 

 

「今後他学年と競い合う試験も出てくるだろう。しかし今回行うのは他学年との"協力"だ。2年のどのクラスの誰と組むのも自由だ。試験期間は今日を含めて二週間後の月末。」

 

 

ふむふむなるほど。

 

 

今回の試験、顔も名前も知らない他学年とどの様にペアを組むか考える工程が短縮されている事になる。

OAAで自分の成績と照らし合わせてパートナーを探す事が出来、目処をつけたら即交渉に移る事が出来る。

 

 

「テストは試験当日にまとめて5科目行われる。1科目100点の合計500点満点だ。肝心のルールだが、今回はクラス単位と個人単位、2つの勝敗が用意されている。」

 

 

その後試験における勝敗やペナルティ、パートナー決めに関するルールが説明された。

結構長い為、試験内容をメモしておこう。

 

 

以下試験のメモである。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

《学年別におけるクラスの勝敗》

 

 

●クラス全員の点数と平均点で競う。

 

→平均点の高い順から、50ポイント、30ポイント、10ポイント、0ポイントのクラスポイント報酬を得る。

 

 

《個人における勝敗》

 

 

●パートナーと合わせた点数で採点される。

 

→上位5組のペアに特別報酬として各10万プライベートポイントが支給される。

 

→上位3割のペアに対して各1万プライベートポイントが支給される。

 

→合計点数が500点以下の場合は2年生は退学、1年性は保持しているクラスポイントに関係なく、プライベートポイントの振り込みが3ヶ月間行われない。

 

→意図的に問題を間違えるなどして点数を操作、下げたと判断された生徒は学年関係なく退学とする。

 

→同じく低い点数を第三者が強要した場合も同様にその者も退学とする。

 

 

《パートナーを決める上での方法とルール》

 

●OAAを使い希望の生徒に1日一度だけ申請する事が出来る。(受諾されなかった場合、申請は24時にリセットされる。)

 

●相手が承諾した場合には、パートナーが確定し、以後解除は不可能となる。

※退学や大病等病むを得ぬトラブルを除く。

 

●パートナーが確定した両名は、その翌日の朝8時に一斉にOAA上で情報の表示が更新され、新たに申請を受け付ける事が出来なくなる。

※パートナーを組んだ相手が誰であるかは表示されない。

 

●特別試験までにペアを決め切れなかった場合、試験当日の8時にランダムでペアが決まる。

※ランダムで決められた2人は総合点から5%分の点数が引かれる。

 

●2年生で退学者が3人出ている為、余った1年生3人は生徒の持ち点を2倍にして補填される。

※余った3人は総合点から5%分の点数が引かれる。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

なかなか難しいが、この試験はきちんと勉強して優秀な相手とペアを組めば難なく攻略できるものだ。

個人でのボーナスを狙っていく場合、 Aクラスの成績優秀者が2年Aクラスの成績優秀者と組めば簡単に得られるだろう。

 

 

Aクラスの生徒であれば、最悪残りの3人やランダムでペアに選ばれても対処出来る筈だ。

最もランダムの方は選ばれたパートナーが低い点数を取るとセーフラインに届かない可能性もあるが、1年生は退学する事は無いので問題ない。

 

 

さて、誰とペアを組むべきか。

 

 

本音を言うなら万全を期して学力A−以上の人と組みたいが、このクラスには優秀者が多いのでボーナスポイントを狙って欲しい。

だからB–からB+の相手とペアを組むべきだろう。

 

 

「うーん、どうしようかなあ。」

 

 

「一夏ちゃんは成績優秀者だし、沢山の申請が来そうだよね。」

 

 

「でもそんなに来られてもねぇ。馬鹿や阿呆はお断りだし、つまんない人も却下。」

 

 

「つまんない人……?まあ、私も成績下位者と組むのは怖いなぁ。」

 

 

 

成績上位者の天沢ならきっと沢山の誘いが来るだろう。

私なら天沢の優秀さに申し訳無さ過ぎて断ってしまうだろう。

 

 

この学校はAクラスからDクラスまで、全て同じ土俵で競い合うルールになっている。

その為クラス間の差が無い分、成績を気にせずにいられるという利点もあるが、逆に言えば全てのクラスがAクラスをライバル視してくるという事でもある。

 

 

そうなると必然的に、成績優秀者は成績下位者からの誘いが多くなるはず。

だが、成績上位者で尚且つ優秀者と組めるかと言われると中々そうもいかないだろう。

 

 

優秀すぎるが故に、相手に失礼のないように距離を置いてしまう者が出る事は容易に想像がつく。

私なら躊躇してしまう。

 

 

先輩となると誰が良いだろうか。

何となくOAAで2年生の項目をタップし、昨日出会った3人の先輩を確認していく。

 

 

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2ーA 坂柳有栖(さかやなぎ ありす)

 

1年次の成績

 

学力    A(93)

身体能力  D–(25)

機転思考力 B+(80)

社会貢献性 B–(65)

 

総合力   B(66)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

2ーD 堀北鈴音(ほりきた すずね)

 

1年次の成績

 

学力    A–(82)

身体能力  B(71)

機転思考力 C–(42)

社会貢献性 B+(80)

 

総合力   B(67)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

2ーD 綾小路清隆(あやのこうじ きよたか)

 

1年次の成績

 

学力    C(51)

身体能力  C+(60)

機転思考力 D+(37)

社会貢献性 C+(60)

 

総合力   C(51)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

坂柳が2年生の学力トップで、堀北も上位の学力を有している様だ。

 

 

一見堀北と私の学力が同じに見えるが、中学と高校では学習内容の量も変わる為、同等とは言えない。

そして私には数学が苦手という致命的な弱点がある為、堀北先輩の方が何倍も優秀だろうな。

 

 

悩んでいると一つの放送が入った。

 

 

『本日午後4時から5時まで、体育館で1年生と2年生の交流会を行う時間を貰いました。時間に余裕のある生徒は是非集まって下さい。』

 

 

どうやって他学年と接触していこうか頭を悩ませる生徒の、助け船になる発言だ。

 

 

放送室を利用して、体育科の許可を取って、こんな発想が出来るのは2年生の中でもクラスのリーダー格やクラス内で優秀だと評価されている生徒くらいなものだろう。

企画者の顔と名前くらいは覚えておきたい。

 

 

私は放課後体育館に向かう事にした。

Aクラス内では特に指示は出されておらず、今のところは自力でパートナーを見つけるしかなさそうだ。

 

 

「春日ちゃん、徹子ちゃん体育館の交流会行く?」

 

 

クラス内でそこそこ優秀な成績を収めている2人に声を掛ける。

Aクラスの、それも優秀な生徒であればプライベートポイントを使った引き抜きは有り得る。

 

 

この2人にも誘いが来る可能性は高いだろうが、2年生の雰囲気や人となりを見てからでも遅くはない。

それ程Aクラスというブランド力は大きいのだ。

 

 

「どうしようかなぁ。私は学力高い人と組んでボーナスポイントを稼ぎたいんだよね。」

 

 

「私も同意見。折角だし楽してクリアしたいからBランク台の人を探したいな。」

 

 

「そっかぁ。やっぱりボーナスは欲しいよね。」

 

 

やはりAクラスの生徒らしく向上心は強いようだ。

入学して8万ポイントしか持っていない事もあり、プライベートポイントを欲するのも当然の感情。

 

 

それにAクラスは他クラスと比べると学力の高い生徒が集まっている為、総合で一位を狙う事も出来る。

ペアを当日までに決め切れなかった時の点数ペナルティを受けるのも馬鹿馬鹿しいので、全員がパートナーを試験前までに決めるだろうな。

 

 

「うん、だからお誘いは断らせて貰うね。」

 

 

「ごめんね、美空ちゃん。」

 

 

「ううん。大丈夫だよ!試験頑張ろうね!」

 

 

その後何人かのクラスメイトにも声をかけたのだが、誰も体育館へは行かない様だ。

ひとまず私一人で体育館に向かう事にする。

 

 

体育館に着くと見知らぬ生徒が大勢いた。

顔も見覚えがない為、恐らく2年生の先輩なのだろう。

 

 

「みんな、今日は来てくれてありがとう!私は2年Bクラスの一之瀬帆波です。入学して間もない1年生のみんなには疑問や不安があると思うの。見知らぬ2年生をすぐにパートナーに決めるのは難しいと思うので、まずはみんなと交流を図る事から始めたいと思ってこの場を用意しました!」

 

 

 

確かにパートナーを組むにしても成績やコミュニケーション能力が問われる為、成績下位者やコミュニケーション能力に不安がある生徒には貴重な機会となる。

 

 

ここに参加している生徒の多くは学力ランクがCやDの者ばかりだ。

一之瀬という人がBクラス内で重要な立場にいるだけでなく、一年生への配慮も欠かさないマメな人だという事は十分理解出来る。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

2ーB 一之瀬帆波(いちのせ ほなみ)

 

1年次の成績

 

学力    A(86)

身体能力  C(54)

機転思考力 B(79)

社会貢献性 A+(96)

 

総合力   B(74)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

一言で言うなら優等生、社会貢献性がここまで高い事から人柄の良く模範的な生徒である事が伺える。

そう言えば部活動説明会の時に進行役を担っていた気がするので、生徒会に所属していたりするのかもしれない。

 

 

何にせよこのクラスのリーダーとして認識した方が良さそうだ。

彼女の近くにいる真面目そうな男子生徒は参謀、と言ったところかな。

 

 

彼女は萎縮している1年生達に自己紹介や何気ない雑談から話を広げていこうとしている。

試験の事より1年生の態度や表情から現状を理解出来ていないと行えない行動だ。

 

 

この場に集められた2年生の多くがコミュニケーション能力に優れた生徒みたい。

2年Bクラスが行った事は誰もが思いつくが、実行に移すのは難しい作戦であり、彼らの輝きは余りにも眩し過ぎて私には輪に入る事は出来なさそうだった。

 

 

そろそろ自クラスに戻ろうと体育館の入り口の方を向いた時、見知った顔の生徒が赤髪の男子生徒と軽薄そうな金髪の男子生徒と話しているのを見つけた。

あれは堀北と綾小路だ。

 

 

「先輩方も偵察ですか?」

 

 

声を掛けると4人は驚いた様に目を見開く。

 

 

「ああ、まあな。それより九条は一之瀬達の輪に混ざらなくて良いのか?」

 

 

「九条さんも一之瀬さんの交流会に参加しに来たんじゃ無いのかしら?」

 

 

「私には少しばかり眩し過ぎて。」

 

 

眉を下げて困った様に笑うと彼らも頷き納得してくれた様だ。

 

 

「なあ、綾小路。この子はお前らの知り合いなのか?」

 

 

「ああ。この前たまたまぶつかった時に少し話したんだ。」

 

 

金髪の男子生徒と綾小路、堀北、赤髪の男子生徒には少し距離がある様に感じた。

仲良くないのに一緒に行動する必要はない為、恐らく3人とは別のクラスだろう。

 

 

ひとまず先輩相手には敬意を持っ接していこう。

 

 

「初めまして、1年Aクラスの九条美空と申します。先輩方のお名前を伺っても宜しいですか?」

 

 

「俺はDクラスの須藤健だ。」

 

 

「Aクラス、ね。俺は2年Aクラスの橋本正義だ。宜しくな?折角だから連絡先を交換しないか?今回の試験において情報は大切だろう?」

 

 

Aクラスという事は優秀な人なのだろう。

時に人脈はお金以上の価値を持つ事はよく知っている。

 

 

「勿論です。…折角ですし、綾小路先輩と堀北先輩、須藤先輩の連絡先を教えて頂いても宜しいですか?また再会できた事も何かの縁でしょうから。」

 

 

ニコリと微笑めば、堀北も綾小路も了承してくれた。

4人で連絡先を交換し終えると橋本が口を開いた。

 

 

「相変わらずだな、一之瀬は。」

 

 

「クラスメイトや1年生を救う事を一番に考えているようね。」

 

 

「あれじゃあな。一之瀬は今のところ脅威にはならない。バカを引き入れるデメリットが分かっているのかねぇ?勝負を捨てる様なもんだ。」

 

 

呆れた様に話す橋本。

だが今までどれくらいのどの様な試験が行われて来たのか分からないが、あの先輩の凄さはデメリットをも掻き消すメリットの大きさにある。

 

 

「もし分かっているのなら、最初からこのような場は設けないんじゃないかしら?」

 

 

「ああ、なるほど。それもそうだな。」

 

 

先輩方は彼女を甘く見ている様だ。

 

 

「それはどうでしょうか。」

 

 

「ん?九条は一之瀬の策を高く評価しているのか?」

 

 

橋本の質問に私は頷く。

綾小路、堀北は黙って私の言葉を待ち、須藤は意味が分からないといった顔で私を見つめていた。

 

 

「一之瀬先輩の行おうとしている事は、プライベートポイントを使わずに信頼や信用を勝ち取る為の戦略です。今回の試験で成績下位者を受け入れるという選択は試験においてマイナスでしか有りません。しかし、今回得られるクラスポイントは最大50。長い目で見た時、このポイントはそこまで大きな影響力を持ちません。つまり今回の試験の真の目的は如何に他学年の協力を得られるかが重要な鍵を握っているんです。」

 

 

簡単に言うとポイントで結ばれた関係はポイントを支払い続ける事が求められるが、信頼で結ばれた関係はより強固なものとなる。

精神論ではあるが、一之瀬が今後を見据えて選択したのであれば今回の試験は決して無駄にはならない。

 

 

「なるほどね。確かに九条さんの言う事も一理あるわ。でもそう上手くいくかしらね?」

 

 

「まあ、卓上の理論で出来るのはあくまで推測ですから。世の中にはイレギュラーが多いですからね。」

 

 

「なるほど、九条はポジティブな考え方をするんだな。」

 

 

「へぇ、細けぇ事は良くわかんねぇが、鈴音が言うんなら間違ってるって訳でも無いんだろうな。」

 

 

橋本も納得はしていないが、一つの考えとして否定する事は無かった。

須藤は理解していなさそうだが、堀北の発言は尊重している様だった。

 

 

もしかして堀北が好きなのか?

 

 

「あなた達Aクラス……坂柳さんは交流会を見るまでもなく分かっていたのね。参加しなかった理由は、どんな生徒がこの場に現れるか既に予想していたから。」

 

 

「まっ、そうだろうな。」

 

 

「今のお話を察するに橋本先輩も偵察に来られていた様ですね。」

 

 

 

「それでどうやって優等生を味方につけるつもり?」

 

 

なるほど、2年Aクラスも1年Aクラス同様上を目指すらしい。

早くても今日には1年の優秀な生徒に声を掛けてくるかもしれないな。

 

 

「それはお姫様次第さ、俺は指示に従うだけだからな。」

 

 

そう言って軽い会話を交えて橋本は去って行った。

 

 

「橋本の野郎の言う事はあんま信用するなよ鈴音。」

 

 

 

「言われるまでもないわ。というか、あなた橋本くんに関して詳しいの?」

 

 

「いや全く。」

 

 

雑談をしながら校舎に向かう。

橋本は随分この3人から警戒されている様だが、Aクラスだからという理由以外にも何かある気がする。

 

 

今後私も接触する際は気を引き締め警戒しておいた方が良さそうだ。

 

 

「そう言えば、九条さん。特別試験を受けて1年 Aクラスはどんな感じなのかしら?」

 

 

堀北が真剣な声音で尋ねてくる。

さっきまで話していた須藤も黙って私の解答を待っている様だ。

 

 

やはりその質問はくるよな。

Dクラスからしたら、成績下位者のために優秀な1年生のパートナーが必要不可欠だし、その筆頭である1年Aクラスの動向は確認しておきたい筈だ。

 

 

「そうですねAクラスの成績優秀者は個人での勝利、ボーナスポイントの獲得を狙っています。Aクラスというブランド力から待っていても2年生から引き抜きの交渉が来るでしょうし、自分達の価値をプライベートポイントという形で売り出す人もいるみたいですね。今回の交流会にはAクラスの生徒は運動部の男子しか参加してないので、つまりそういう事です。」

 

 

綾小路は何を考えているのか分からない顔をし、須藤は暗い表情をしていた。

私の話を聞いて堀北は険しい表情をして口を開く。

 

 

「なるほどね。Aクラスの生徒としては当然の考えだわ。」

 

 

「でもよ、それって俺みたいな頭悪いヤツらはどうなるんだよ?」

 

 

「そうですね、学力に自信がない方は今回のパートナー探し、かなり苦戦するでしょうね。」

 

 

成程、須藤は学力に自信が無いらしい。

今回の試験、優秀者が優秀者と組むと成績下位者が余ってしまい、2年生は退学、1年生は3ヶ月間のプライベートポイントの振り込みが無くなってしまう。

 

 

成績下位者からしたら優秀なパートナーの手を借りなくてはクリア出来ない試験となっておりかなり厳しい。

 

 

「九条さん、あなたは今回の試験についてどの様な方針で行くのか決まっているかしら?」

 

 

「今のところは決めていません。交流会の様子も見れたので、この事をクラスに伝えてリーダーの判断を仰ぐつもりです。」

 

 

「リーダー…?もうAクラスを纏めら生徒がいるの?」

 

 

「ええ。彼は紛れもない天才ですから。では私は1年なのでここで失礼しますね。」

 

 

何か言いたそうな堀北達に別れを告げ、3階へ続く階段を上がる。

申し訳ないけど、Aクラスの情報をそう簡単に教えたくはない。

 

 

我らがリーダー様は面倒事が嫌いだから。




メモ

《学年別におけるクラスの勝敗》


●クラス全員の点数と平均点で競う。

→平均点の高い順から、50ポイント、30ポイント、10ポイント、0ポイントのクラスポイント報酬を得る。


《個人における勝敗》


●パートナーと合わせた点数で採点される。

→上位5組のペアに特別報酬として各10万プライベートポイントが支給される。

→上位3割のペアに対して各1万プライベートポイントが支給される。

→合計点数が500点以下の場合は2年生は退学、1年性は保持しているクラスポイントに関係なく、プライベートポイントの振り込みが3ヶ月間行われない。

→意図的に問題を間違えるなどして点数を操作、下げたと判断された生徒は学年関係なく退学とする。

→同じく低い点数を第三者が強要した場合も同様にその者も退学とする。


《パートナーを決める上での方法とルール》

●OAAを使い希望の生徒に1日一度だけ申請する事が出来る。(受諾されなかった場合、申請は24時にリセットされる。)

●相手が承諾した場合には、パートナーが確定し、以後解除は不可能となる。
※退学や大病等病むを得ぬトラブルを除く。

●パートナーが確定した両名は、その翌日の朝8時に一斉にOAA上で情報の表示が更新され、新たに申請を受け付ける事が出来なくなる。
※パートナーを組んだ相手が誰であるかは表示されない。

●特別試験までにペアを決め切れなかった場合、試験当日の8時にランダムでペアが決まる。
※ランダムで決められた2人は総合点から5%分の点数が引かれる。

●2年生で退学者が3人出ている為、余った1年生3人は生徒の持ち点を2倍にして補填される。
※余った3人は総合点から5%分の点数が引かれる。
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