ウマソナ5   作:山空裏表(元かくよ)

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 続きました。
 蒼﨑の方は現在展開に少し戸惑っています。エタったわけではないのでご安心ください


Encounter with Ramonu

 「おい、そろそろいかないとまずいんじゃないか」

 

校内を歩き回っていると、鞄から顔を出している親友のしゃべる猫ことモルガナからそんなことを言われた。上着のポケットにいれていたスマホの電源を入れると、画面には9:15分と表示された。入学式が30分から始まるため、丁度良い時間だ。そう思い、体育館のある方向進もうとした時だった。突然、目の前に現れた柔らかい何かに顔を包み込まれてしまう。

 

「あら、ごめんなさい」

 

顔をあげると、そこには黒髪で妖艶な雰囲気を纏ったウマ娘がいた。新入生の配布物を運んでいる途中、ぶつかってしまったみたいだ。彼女がこちらに手を伸ばしたため、その手を取って立ち上がる。

 

「貴方、新しい子?」

 

彼女の問いに頷く。

 

「そうなのね。なら、早く行きなさい。グルーヴに叱られるとめんどうなことになるわよ。それじゃ、また会いましょうね」

 

どうやらモルガナに気づいていたらしく、ウインクをしながら歩いていった。

 

 

「にゃふぅ、いい匂いしたぜぇ」

 

そんなモルガナの話を聴きながら、体育館に向かった。

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

     我は汝・・・汝は我・・・

   汝、ここに新たなる契りを得たり

   

     契りはすなわち、

  囚われを破らんとする反逆の翼なり

 

 我、「女教皇」のペルソナの生誕に祝福の風を得たり

     自由へと至る、さらなる力とならん・・・

 

 ペルソナの力を育てるウマ娘関係「女教皇」コープが解禁した!

 

 

「女教皇」コープランク1アビリティ [脚質分析]

出走するレースのウマ娘の内、一人の脚質を見抜くことができるようになる。

 

《対象ウマ娘》メジロラモーヌ

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 入学式が終わり、クラス分け、寮の部屋割りも確認し、各自解散の流れとなった。

 

「おい、暇ならテキトーにグラウンドでも見ていこうぜ。朝は時間がなくてあんまり見れなかったからな」

 

そんなモルガナの提案に同意し、少し歩き回る事にした。

校舎から出ると、近くにあった自販機から【おいしい!ウマ茶】を購入する。ウマ茶を飲みながら歩き回っていると、大勢のウマ娘が囲うようにして一つのグラウンドに目が釘付けになっていた。

 

「そういえば、今日、このグラウンドで三冠バのルドルフ対シービーの模擬レースが開催されるとかなんとか。オマエ、暇なら見ていったらどうだ」

 

幸いな事に、私は身長が高い方なので少し遠くからでもレースをみることができる。今日はこの後とくに予定もないため、レース観戦することにしよう。

 

♪♪ <ジョーカーの知識が磨かれた>

 《差しのコツ》のヒントLvが上がった

 《追い込みのコツ》のヒントLvが上がった

 《先行コーナー》のヒントLvが上がった

 《直線一気》のヒントLvが上がった

 

 

────────────────────────────────

 

 「あら、あの子は・・・」

 

同じくチームに所属しているということもあり、ルドルフの応援に来ていた私の視界にふと、今朝出会った少女の姿が目に入った。癖のある黒毛に野暮ったい眼鏡をかけたその姿はあまり目立ってはいないが、彼女の目にはルドルフやシービー似た、見るものを魅了する《何か》が宿っていた事を思い出した。

 

「どうかしたかい、ラモーヌ」

 

 

レースが終わり、流れる汗をタオルで吹きながらルドルフが近付いてくる。

 

「えぇ、ちょっと、少し気になる子ができて」

 

ルドルフはラモーヌと同じ方向を見て、少女の事を見つけた。

 

「あの黒毛の子かい?珍しいね、君が他人に興味を持つなんて。たしか、名前は・・・ジョーカー、だったはずだよ」

 

「そういうことではないのだけれど、ね」

 

ラモーヌはそう答えると、ルドルフにドリンクを渡した。

 

 

 

 

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