「ようこそ、俺達のベルベットルームへ。やぁ、久しぶりだね、子羊くん。面白いレースを見せてもらったよ」
気がつくと、またあの教室らしき場所にいた。目の前の教壇にはアラビアンが立っており、その隣にはバイアリータークとゴドルフィンバルブも椅子に座っていた。
「どうやら覚醒したようだな」
バイアリータークが私に近づき、額にふれる。その手からは体温が感じられず、氷のような冷たさが私に伝わった。
「じゃあ、今日は俺達が子羊くんに行う支援について説明しよう。君は『ワイルド』という素養によって複数のペルソナをその身に宿すことができるんだ。『ワイルド』は無限の可能性さ。その素養、俺達が支援しよう」
目的はなんだ、とアラビアンに聞いた。
「目的?そうだね・・・。子孫がかわいいから、ということにしてくれないかな」
アラビアンは微笑みながらそう答えた。
「さて、支援のために、子羊くんのペルソナ同士を『融合』させてほしい」
その言葉を聞いた瞬間、驚きの声を上げてしまった。
「なぁに、心配ないよ。ペルソナは、君の内なる意志。古い意志を幾つかを混ぜ合わせ、新たな意志に目覚めさせるという事さ。どうやら、子羊くんはまだペルソナを一つしか宿していないようだね」
パチン、とアラビアンが指を鳴らした瞬間、私の目の前に背中に羽を生やした女の子が現れた。
「その子は私のペルソナの内の一体さ。大丈夫だとも。この空間は君の精神の中に存在している。つまり、私のペルソナは君のペルソナさ。おっと、俺が手を貸すのは今回だけだよ。じゃあ、早速やろう」
そう言うと、もう一度バイアリータークが私の額に触れ、何かを抜き取った。
「良い子は見ちゃいけませんよ」
いつの間にか後ろにいたゴドルフィンバルブに目を隠される。ドリルで何かを削るような音が聞こえた後、その手が外された。
「ふぅ、どうやらうまく行ったみたいだね」
そう言うアラビアンの前には、壺に入った宇宙人のような姿をしたペルソナが宙に浮かんでいた。
『オレはアガシオン。今から新しい仮面だぞ!オレのこと使って使って~!』
アガシオンはそう言い残すと、仮面の形に変わって私の中に吸い込まれていった。
「古いペルソナ同士から、より強いペルソナが生み出され、新しく君の力になったようだね」
どういうことだ、とアラビアンに聞いた。
「レースに赴けば、いずれはっきりと分かることだ」
バイアリータークがそう答える。
「ペルソナを集めてくるといい。子羊くん、君がレースに勝つ度に、君のペルソナは増えていく。多くを集め、多くを融合させ、より強いペルソナを生み出すと良いね」
「更に、お前の結果次第で更に新たな方法も考慮しよう」
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『愚者』のコープランクが上がった。
『愚者』コープランク2アビリティ 「ペルソナ融合」
ペルソナを融合させ、また新たなペルソナを得ることができるようになる
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アガシオンのスキル
・直線回復○ ・軽やかステップ
・コーナー回復○