私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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 Picrewの「おれの絵で職員さんをつくってくれ」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=z8YWBvaQl0 #Picrew #おれの絵で職員さんをつくってくれ、にて主人公のイメージ図を作りました!

トラベラー

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レリック

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アビス

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⚫︎記録チーム
九十五話 これは一般人


 

 「あ、そうそう今日からお前たち記録チームに異動な、たまにはコーヒー飲みにきてくれよ」

 「あ、はい」

 

 唐突すぎでしょ!ほんと異動する時ってこういうの多いな!何を、あ、そういえば、的な感じで話を進めてんのさ!

 

 「おぉ〜ついに下層なんだねトラリン、なんだか感慨深いよ。どう?何か感想とか」

 「感想も何も、まぁ、いつも通りとしか言いようがないな」

 

 ここまであっさりしてるといつもの勤務と全く変わらなく感じる。ここからがロボトミーコーポレーションの秘密に関わる部門のはずなのに、なんとも味気ない。

 

 「なぁに、例えいつも通りであったとしても我らのやることは変わらん。そうであろう?」

 「もっちろん!みんなで生きて楽しくこの世界を生きてくの!」

 「未来は不確定だからこそあんな未来は来させない。絶対に」

 

 ほんとやることも最初から変わらない。だから変に気負う必要もない。

 

 「ようこそ、私は記録チームの統率をしている者、ホクマーと申します。ここではアブノーマリティの生態や職員の細かな情報を整理して保存することが主な仕事となりますが。あなた方の仕事は変わりなくアブノーマリティの世話をしてもらいます。ここまでで何か質問はございますか?」

 

 普通にいたわホクマー。これどっちだ?

 

 「……お孫さんさんとかいらっしゃいます?」

 「?…えぇ、本部の方に私の孫がいます」

 

 あ、そういう感じですか。うん、良かった。

 

 「じゃあ後は特にないんで仕事に行ってきま〜す」

 「念の為に忠告しておきますが怪我をしないように」

 

 あの人もあの人で中々に初見殺しな人だった。まさか一時停止するだけで職員が即死するとは思うまい。

 

 「………ブツブツブツ」

 「お前かぁ」

 「ヤバいの?」

 「いや、むしろ、うん、あ〜うん」

 

 こいつはむしろ弱い方だけど。あまりにも弱すぎるから管理人の間では一般人と呼ばれているほどのやつだ。死ぬことがないから本当になんとも言えないアブノマ、今の装備じゃあ余裕すぎるくらいだな。

 

 「ふむ、人間とは業が深いモノだな」

 「言えてる。本当に怖いのはこういった殺人鬼なのかそれとも、好奇心を持て余した研究者なのか。どっちも怖いモノだけど、俺には判断がつかないな」

 

 人間によって異形にされた殺人鬼とそれを実験に使った研究者、どっちもどっちだとは思うけど欲望のままに動くという点ではどちらも同じだと俺は思う。

 

 「なんだか可哀想な話だね」

 「可哀想……うん、まぁ可哀想なのかもな」

 

 もしも罪人に罰が当たるのだとしたら。こいつには充分罰は与えられたはずだ。人間ですらない何かに変えられて生き地獄という罰を受けているんだから。

 

 「可能のなら。ここはせめてもの安心出来る場所であってほしいと願う」

 

 −−−俺は今も呟き続ける殺人鬼を見て切実にそう思う

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