昨日は割とすぐに仕事が終わった。ほぼ既存のアブノマを世話するだけで良かったからな。
「失礼、少々ゼロとアビスに話があるのでお借りても?」
「え?あ、はい、どうぞ」
下層の人はほんと何考えてるか分からないからな〜なんの話をするんだろ。もしかしてアビスの正体がバレた!?……んなわけないか。だったら俺の方もバレてるだろうし。
ひとまず先に仕事やっときますかね。
「うん?」
通路を通り過ぎる道中でなんだが緑の汚染物質からを身を守りそうな防護服を着た人たちが通り過ぎていった。なんとも珍しい人たちがうちの会社にいるもんだと思ったら声を掛けられる。
「ヤッホー⭐︎!新人ちゃん!クロエだよ!」
「はい!?なんでそんな格好してんの!?」
「実はね〜今日受け入れした子はちょ〜っと汚染する可能性があるみたいでね?だからそれを防ぐためにこれを着てるんだよね!」
いやちょっとってレベルじゃないよねそれ。そんなガチガチの防護服着ててさ。
「なので新人ちゃんは気をつけて作業をしてね!」
「わ、分かった」
何が来たんだほんとに。
恐る恐る収容室の中に入るとネチョリという音がして足元を見るとピンク色のゲル状の何かが靴に引っ付いた。
「あ、そうですか。そういう感じですか」
こいつかぁあああ!!出勤初っ端からやらかした!これやっばいぞ!?下手すりゃあこの会社がパンデミック状態になる!あいつらにはタブレットで絶対収容室に来ないように伝えとこう。
ポチポチとタブレットで二人に作業中止命令を出してこっちに来させるのをやめさせる。これで俺が向こうに戻らなければ問題はない。
「うわ!?」
「〜♡!」
指示出しに集中してて近づいてくるのに気付かなかった!
近づいてきた溶ける愛が俺に抱きついてそのスライム状の身体を纏わり付かせてきた。
「っちょ!?力つよ!振り解けない!」
取り込まれるなんてことはないと思うけどこの粘液をあまり収容室の外に持ち出したくない。
「離れてくれって!これメインルームどころか通路にすら持ち込めないんだからさ。頼むからはな「……スキ」……」
「ダイスキ!」
「………はぁ」
ただただ純粋に好意をぶつけてくるこいつに対して俺は抵抗をやめて抱き締め返した。
「…!」
一瞬驚いたような顔をして俺を見て、すぐに笑みを浮かべて深く抱きついてきた。
テンテンの時もそうだけど。俺って流されやすいなぁ。
「気が済むまで付き合ってやるから。この粘液、外に出る時には取ってくれよ?」
−−−頭を胸元に擦り付けてくる溶ける愛に向かって。そう言った
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