私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百六話 星の魔弾のつゆ払い

 

 【 マリネル視点 】

 

 「穿て!星の音よ!我が指先で旋律を奏でよ!」

 「グゥウ!第四から第六使徒は別の所へ!この職員は星の音を装備してる!第七から第十が前に出て仕留めろ!」

 

 我が魔眼の前には如何なる攻撃を意味を為さぬ。その全てを見抜き貴様らのその油断を撃ち抜こうではないか!

 

 「放て!星の弾丸!」

 

 我が詠唱に合わせ小さき星たちが空を穿つ。貴様らの直接的行動はあまりにも単調!この我を捉えることなど未来永劫にあり得ぬことであろう!

 

 「貴方は一体どういう動体視力してるんですか!?私たちの突きをスレスレで回避するなんて!」

 「真の狙撃手は音だけで相手の生命を刈り取る。貴様らの音…貴様らの動き!その全ては我が前には無に等しい!」

 

 幾ら神の使徒が立ち塞がろうともこの道を通しせぬぞ!我が同志たちが神と天から引き摺り下ろそうとしているのだからな!

 

 「我が弾丸は白き神に癒しを与えてしまう。決戦の場に集えぬこと不甲斐ないが…この我が守護するのだ。何人たりとも通しはせんぞ?」

 

 地獄への切符を切り、即座に使徒へ星を放つ。赤い刺突が蝕もうと広がりゆくが。当たりはせん。我が倒れたら誰が同志たちを癒すというのか!

 

 「遥か高みへと座する神々よ。その座で胡座を掻いていては足をいつか掬われるぞ!」

 「油断をしてるつもりはないんですがね!ック!体力が」

 

 神の使徒は神の一撃により何度でも蘇るがそんなことは関係ない。

 

 「さぁ!星々の煌めきをいまここに!!」

 「な、なぁ!?」

 

 我が背後には無数の星が敵を殲滅せんとばかりに鎮座する。これが我の出来る至高の一撃!しかと見届けるが良い!

 

 「ブレイジングミーティア!(焼けつくような流星を!)」

 「そんな使い方私たちは知らない!!」

 

 星が神の使徒を一人も逃さずに撃ち尽くす。神の一撃で立ちあがろうとも無数の星の前では全てが無意味!

 

 「誰でも良い!あの職員を止めるんだ!」

 「神は人々に試練をもたらすか?人々はその試練に足を折り膝を着くことしか出来ないのか?否!我ら人は今ここで大地を踏み締めている!人はその足があれば何処までも歩み進める!」

 

 人の可能性、それは今もなお飛び続ける星々の数ほどある。可能性が終わりを迎えることはない!

 

 「さぁ、神よ。この歩みを止められるものなら止めてみせるが良い。Lの名を背負いし我らが相手となろう」

 「これだけの大人数を相手に、余裕の笑みすら浮かべてるなんて!」

 「余裕の笑み?違うな」

 

 −−−本当の強者と言うのは、どのような逆境ですら笑い飛ばして見せるのさ

 

 

 

 

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