こ〜れなんでだ〜?
「今宵はディンブラを用意した。清楚な香りと程よい苦味があり初めて紅茶を飲むものでも手を出しやすい代物であろう」
なんか俺はビナー様とお茶を飲むことになってしまった。それも毎日だ。いや、良いことだけどさ。なんで?
「何か考え事かな?小さき小鳥よ」
「あ、いえ、今日はマカロンを持ってきました。相性は多分良いと思いますけど…」
「ほう、ではいただこうか」
こうやって軽いお茶会をした後はまぁ、いつものように業務をすることになってる……意外と落ち着く時間だったな。
「さて、今日の作業は…うげ!?」
「どうしたの?トラリン」
「……う〜む、何かの巣か?」
「ちょ!お前らは外に出てろ!」
訝しむ二人を慌てて追い出して俺はそいつを見る。それは茶色い巣のようで、その穴からは蛇のような生き物がこっちを覗いている。
「なんでお前が来るのかね〜」
下手すりゃ育ちきった職員でも持ってかれるんだよなこいつ。
とにかく作業で悪い判定とかを出さないようにしているが。なんだか雲行きが怪しい。いつでも逃げれるように扉の前に移動しながら作業を終えると。そいつは振動し始めた。
「やべ!?」
裸の巣の異常性に触れる前に急いで外に出ると。扉に嫌な音がぶつかった。
「はぁ〜〜なんとかなったか」
「トラリン、さっきの何?」
「…ヤバいやつ」
かなりギリギリだったけど、恐らく感染者になってないはず。
「メインルームに戻るか」
「はいは〜い」
「………うむ」
なんかアビスの反応がおかしいけどどうしたんだ?なんか反応が怖いな。
「あ、新しい子はどうでした!!!!」
「とりあえず作業が終わったらすぐに外に出れるようにしとくこと。絶対にあいつからの特殊能力を受けるなよ」
「はい!!!!」
ん?ビナー様がなんか近づいてくる。何かようでもあるのか?
俺が理由を考えていると、ビナー様は表情のない顔で俺の顔を鷲掴みにした。
「はい?」
「ちょ!ビナーさん!何するんですか!?」
「……レリック、少し見ていろ」
アビスは何か心当たりがあるらしくビナー様の行動に何も言わない。そして掴まれてる俺は分からなかった。なんかあっちこっちと顔を見られてるけど。
「……少々荒療治になるが我慢せよ、小さき小鳥よ」
そういうと突然、彼女が手を口の中に突っ込んできた。
「オゴェ!?」
俺はあまりの苦しさに身を捩って逃げようとするけど力の差がありすぎて拘束から逃れられない。
「ふむ…ここではないか、存外、しぶといモノだ」
「オゲェ!?ゴボ!!」
「あわわわわわわ!?」
彼女の手が俺の中を弄って何かを探している。
「……あぁ、見つけた」
彼女が笑みを浮かべると、俺の口から手と一緒に何かをズルリと引っこ抜いた。
「オヴェ!?ガハ!ゴホ!ゲホ!」
「紅茶を嗜む者が減るのは私も気分が悪いのでな」
俺がへたり込んで咳き込んでいる横でビナー様は蛇のような生き物の頭を握りつぶし、床に捨てた。
「そこの幼児、この害虫を掃除しておいておくれ」
「は、はい!」
彼女は何事も無かったかのように用事を言い付けた後は俺と目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
「今日の茶会は無しだ。また元気になったら私の元においで?」
−−−そんな慈しむような笑みを浮かべた彼女を見た後に、俺は意識を失った
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