私と我と俺のお仕事。   作:CoCoチキ

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百十五話 ifの世界のトラベラー

 

 これは、どう言うことだ?

 

 「えっと、トラリンなんだよね?」

 「あ、はい、そうです…ね?」

 

 鏡の前に立っていたかと思えばレリックが見たこともない装備をしていて。アビスが魔法少女の格好をしてるなんて。

 

 「これは、もしやあのツールの影響でしょうか?」

 「それ以外にあるまい」

 「待て待て待て!どうなってるんだこれ!?なんでオノリオが俺と同じ失楽園を着てるんだ!?二つ目を作れるようになったのか!?」

 

 しかもここって抽出部門じゃんか。なんでこんなところまで進んでるんだ?何か、知らないアブノーマリティの能力か何かなのか?

 

 「……よく聞いてください管理人、ここは貴女の知ってるL社ではありません」

 「いやいや、待ってオノリオ?俺が管理人なわけないでしょ、俺はトラベラー、管理人は別にいるの忘れたのか?ってちょっと待て…俺の知ってるL社じゃない?」

 「俺の方も今ので色々と聞きたいことが出来ましたが、そうです。こちらの貴女は『共鳴の鏡』という本日来たばかりのツールを使用しました」

 

 は〜それで今の俺がここにいると?俄には信じがたいけど。まず失楽園がある時点でそうか。ALEPH装備は一個しか作れないって管理人が言ってたしな。

 

 「で?今日初の使用したツールはどういう効果なんだ?なんとなく想像付くけど」

 「これは俺の推測なんですが。あの鏡はこことは全く違う世界線…パラレルワールドに存在する自分自身を写し出しそれを身体に呼び寄せるのではないでしょうか?」

 

 なるほどね〜訳のわからんアブノマって結構いたけど、これもこれで訳が分からんな。

 

 「ねぇねぇ!聞きたいことあるんだけどさ!あっちの私ってどういう感じなのかな!」

 「え?あ〜可愛いモノ好きでいつも溶ける愛や幸せなテディベア、とかそういうのの作業に行ってるな」

 「向こうでも特に変わらんようだな貴様」

 

 逆にお前は変わりすぎだわアビス、そんな格好するようなやつだったか?

 

 「それと、管理人が貴女以外のいるというのは一体どう言うことですか?」

 「そのまんまの意味だよ、そもそも姿すら見えない管理人のことがなんで分かるんだよ」

 

 ったく、人が必死こいて新人共が死なないように頑張ってんのに、いつまで経っても凡ミスするわ。ALEPH意図的に逃すわで碌なことをしやがらねぇ。

 

 「はぁ……お前も苦労してんだろうなオノリオ」

 「あ、いえどうやらこっちのL社では死者数がゼロらしいので」

 「はいぃ!?」

 「あ、今のすっごいトラリンっぽい」

 

 死者数ゼロ!?この会社で!?ウッソだろおい!

 

 「それもこれの全て管理人たちが努力した結果だと聞きました」

 「んなもん努力でどうにかなるかぁ!管理人に指示されたらどう頑張ってもそっち優先になるだろ!?」

 「こっちは支部だから管理人はいないよ〜」

 

 いない!?管理人がいないって誰がここ管理してんの!?

 

 −−−どうやら俺はいつも以上に変わった会社に来てしまったようだ

 

 

どんなif世界線を出して欲しいですか?

  • (if)トラベラー
  • (ねじれ)トラベラー
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  • 図書館(司書補)
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