まさかこんなに害悪系にアブノマを収容してるとは思わなんだ。よりにもよってあの木もいるしさぁ、ってかここ妖精とウェルチいないのな。ちょっと残念。
「しかし、ここ中層までしか開放されてないんだな〜」
「なんだ?そっちの方では違うのか?」
「お?こっち側のアビスだ…おぉ山田くんの装備してるのねお前」
こっちでは俺を含めて五人のALEPH職員で固めてるみたいだな。こういうのって普通、各部門に一人とかにしない?
「それは管理人が鎮圧指示の時に楽だって言って纏めてる感じですね」
「……そうか」
面倒くさかったのか。
「いやまぁ話を戻すけどさ、俺のとこでは抽出チームまで開放してるんだよ。結構楽しいぞ?」
「楽しい?…正気か貴様?この人が人すら思われないような会社で楽しい?」
「アビス、管理人に聞こえます」
「知ったことか!我らがどれだけ努力しようがこの会社ではたった一人の下す命令で命が消えるのだぞ!?」
あ、あ〜こっち本家の方か〜これ教えるべきなのかな?
「アビス!それ以上はダメです!」
『…いや、全部事実だし仕方のないことだとも思ってる。出来るだけ犠牲を出さないようにはしてるけど。それでも私一人では限界が「その、うちの会社死者数ゼロです」………え?』
スピーカーのから間に抜けた声が聞こえてくる。間違いなく管理人も俺の周りにいるやつと同じ顔をしてると思うな。うん。
「…いた、そんなはずが無かろう!?」
「いや、無いんだよねこれが」
『い、一体どれだけ優秀な管理人がそっちにいるんだい?」
「え?いないけど?」
『「「「いない!?」」」』
いません!その代わりにアン先輩が支配人となっております!
そんな感じで俺の世界について話してると第一アラートが聞こえてくる。
『知恵を求める案山子が脱走した。希望が消えないようにしてくれ』
おん?このセリフが出るってことは上層のセフィラコアの抑制を終わらせた後だな?なんだ。ポンコツかと思ったら意外と出来るじゃん。
『しまった!いま上層には必要最低限の高ランク職員しかいない!』
「またか貴様!!良い加減にその凡ミスをなくせ!!」
『説教なら後で聞く!今は誰でも良いから案山子を鎮圧してくれ!』
「オッケー!今から行くわ」
俺は黄昏を構えて姿勢を低くする。いつでも攻撃できるようにするためだ。
「うん?おい、どうしてこんなところで構えを?案山子は上であるぞ?」
「ん?移動するから」
俺はアビスの質問に答えてから案山子のところまでワープした。
『「「「はぁああああああ!?」」」』
なんか聞こえてくるけど知らん!事態は急を要するからな!
俺が案山子の近くに来る頃にはこの会社には収容されてないはずのアブノマの装備である『リストカッター』を装備した職員が案山子と戦っていた。
「く、来るな!来るな!」
「ヒャハハハハ!さぁその脳みそをチューチューと「吸わせるかアホ」アバァア!?」
「え??え??」
見たところオフィサーくんの死体とかもなしっと。そこそこ体力が削れてたのかしてコンボ一回だけで倒せたわ。
「そこの職員くん平気かな?」
「は、はい……あの、トラベラーさん、ですよね?」
「うん」
「いま、どこから?」
俺は目の前の職員くんの質問に指を下に指すことで答えた。
「下?……あ、中層から来たんですね?」
「そうそう、いや〜危なかったね。オデリくん!」
俺のところではアビスが着てる『笑顔』装備担当のオデリくんを助けた後は彼をメインルームまで送り届けてから福祉チームに戻った。
『ちょ!ちょっと待ってくれ!トラベラー!キミの今の移動って終末鳥のゲートじゃあ!?』
「うん?そうだな」
「なんでそんなサラッと言ってるのよクロリン!?」
「あはは、ゲブラーの姐御の訓練の成果かな」
『「「「ゲブラーの訓練!?」」」』
こっちの方の管理人とみんななんだかんだ言って仲がいいな〜
−−−俺は呑気にそう思っていた
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