「じゃあ今日はここでゆっくりしていきなよ!」
「ゆっくりって、そんな余裕ないだろ?」
「それがあるんですよ。ここではノルマを達成すれば定時で帰れますし」
「帰る!?」
おいおい、マジかよ、家に帰れるなんて聞いたことないんだけど、え?何ここ天国?
「いや、それでも俺はここの職員なんだし何もしないって言うのは」
「良いから良いから!」
レリックはそういうとさっさとアブノマの作業に向かって行ってしまった。……俺はどうすれば良いんだ。休みなんて本当に久しぶりすぎて何をすれば良いのか分かりらない。
「異なる時間の小鳥よ、私の元までおいで?キミに必要なのは現在、その器を休息させること。知らないのなら私が教えてあげよう」
え?あの喋り方ってもしかして、ビナー様?え、人?認知フィルターが動いてるとかないよね?
「……」
「そう身を縮こまらせるものではない、飲みなさい、こちらの小鳥が好んで嗜んでいるオータムナルだ」
お、オータムナル?なんだそれ。
紅茶に詳しくない俺はそうは思ってもセフィラ相手に聞くことは出来なかった。試しに飲んでみると、そこそこ強めの渋みと苦味が口に広がった。それにこれはかなり風味が強い。
「…これ、俺好きかもです」
「やはりそうか、異なる時間の存在であっても好みが変わることはあまり耳にしないのでな」
いつもなら不気味に思ってしまう抽出チームの雰囲気も、今はどこか落ち着くような空気が流れていた。
「……はふぅ〜」
「フフフ、どうやら気に入ったようだな、小鳥よ」
「あ、す、すみません」
「気にするな。心地が良いと感じるのならばそれは良い傾向だ、今は共に茶会をし、器と心に休息を与えよう」
なんだかビナー様って思ってるより怖くないんだな……元の世界に戻ったらお茶会に誘ってみようかな?こっちほど友好的ではないかもしれないけど。この人とのお茶会は結構楽しいし。
「へぇ〜本当にE.G.Oとかも変わってるのねぇ」
「そんなに見つめたら彼女に悪いよ、ティファレト」
「……その声、え?ティファレト?」
どこか子供っぽいなと思ってたけどまさか本当に子供だったなんて。
俺が中央本部のセフィラの正体に驚いてると、当の本人たちは普通に椅子に座った。
「誰だと思ったのよ?向こうの私は一体どういう感じだったのか気になるわね」
「えっと、箱」
「箱!?なにその箱って!?私ロボットなの!?」
俺たちから見れば、うん、箱だな。
「な、なんだか釈然としないけど、良いわ!私も一緒にお茶を飲んであげるわ!」
「なんて言ってるけど、本当は異世界のキミとも仲良くなりたいと思ってるんだよね?」
「余計なこと言わないで!!」
落ち着く雰囲気が一気に楽しげな雰囲気になった。こういうの苦手そうなビナー様だけど、和かにお茶を飲んでる。
「あ〜!もう始めてましたか!?」
「え?え?ま、マルクト、だよな?」
「はい!、元の世界でのお話を聞かせてください!トラリンさん!」
「トラリンさん!?」
そ、そんなあだ名で呼ぶのレリックや職員だけだと思ってた。え?何ここ距離感近すぎない?
−−−その後は本当に業務終了までお茶会をするだけで終わった
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